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えみぃです。
ここんところの冬将軍は非常にキビシー!
今朝8時の時点で、厠の室内が氷点下6度でした。
でも、下半身を重ね履きして豆炭こたつで暖を取っていた体はへっちゃら。
ブルリともしません。
厠は西側にあるので朝陽があたらず、朝は一番寒いのです。
逆に、東側で朝陽があたる台所は0度。お太陽様の力ってすごいですね。
お太陽様と言えば、えみぃん家の風呂は屋根の上のソーラー湯沸しで沸かしているんですが、このクソ寒い中でも入浴できる温度まで温まります。有り難いです。
今年は薪もたくさんあるのでストーブもガンガン焚いてます。
我が家は狭くて家の中にスペースがないので、薪は外に置いてます。
朝一でサッシを開けて薪を取るのですが、その時の空気がとってもおいしいのです。
直火で温まった体は、外気に負けずぽかぽかしているので、朝一のこのときが好き。
とまぁ寒い冬を楽しんでいる今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか?
ってわけで、寒くて野良なんてとんでもなーいっていう今年の冬は、リメイクに燃えている。
年末年始にかけて綿着物を縫い、そのあと草履の鼻緒すげ替えにはまり、ウール着物の身幅出しを2枚やった後、洗い張りから一枚縫った。
なんかもう、毎日何か縫いたい!というモードだ。
そういう勢いで縫っていると、糸の減りがすごい。
手縫い糸の在庫がなくなったので、久しぶりに手芸屋さんへ。
そこで出会ってしまった、かわいい布!!
スウェーデンのデザイナー「LISA LARSON(リサ・ラーソン)」さんデザインのマイキーというかわゆい猫柄。
このデザインは大好きで手ぬぐいを一枚持っているんだけど、まさかプリント生地を売っているとは!
プリント生地はななんと!1m1980円(税別)。高いわねー。
でも、どうしてもこの生地で帯が作りたくなってしまった。
本当は最初に目が留まったのは真っ赤バージョンだったんだけど、「これで帯を作りたい」と言ったらオットが嫌な顔をした。
白地に赤い猫もかわいかったんだけど、オットはピンクかグレーがいいと言う。
ピンクはいかにもかわいらしすぎちゃってアラフィフにはきついなーと、グレーを選択。
裏地には色を入れたいなと、サックスブルーの生地をチョイス。
こちらは柄はないけど一応著作権がついてて1mで780円(税別)。
本当は2mずつ買いたかったけど、ケチケチえみぃは1mずつ購入。
2mずつ買うとなぜ良いかってのは、あとで説明。
今回作るのは名古屋帯。
普通名古屋帯っていうのは、幅約27センチ×長さ4.5~5mの反物を下図のように仕立てる。
ちょっと不思議な絵になっちゃったけど、手先は半分に折ってたれ先(お太鼓を作る部分)は幅のまま折り返す。
柄は反物を通して染められているので、こうなる。
お太鼓は猫がデザインどおりの向きなんだけど、前帯は縦になっちゃう。
まぁ着物の世界ではこれが普通なんだけど、今回は幅1m×長さ1mの記事から作るので、前帯も猫がちゃんと横をむくように仕立てたい。
生地はぎりぎりの量しかないので、裁断はえみぃにしてはかなり慎重に行った。
まずは表地と裏地のお太鼓部分を切り出す。
布地を縦にして、耳から32cmにちゃこで印をつけて裁断。
名古屋帯は25センチぐらいの幅なんだけど、太っちょえみぃには狭すぎるので今回は仕上がりを30cmにする予定なのだ。
32cm×100cmの生地が切り出せた。
お次は前帯部分。
まずはサックスブルーから。
たれを切り取った布は78cmの幅なので、20cmの幅で4本を切り出す。
このとき、耳側はまっすぐなんだけどお店で裁断したところがななめになっているので、布目を確認して裁断する。
切り出した4枚が前帯の裏地になり、最後に余った端切れは垂れ先に追加。
100cmの垂れ用の布にちょい足し。
これでたれが110cmオーバーになるし、お太鼓にしたとき垂れ先だけブルーになってかわゆいのだ。
というわけで、この後が前半の山場。
プリント布の前帯の切り出し。
前帯のつなぎ目は締めたときに目につく恐れがあるので、なるべく少ない方が良い。
なので、長い布を使うほうが失敗が少ないのだ。
前出で「本当は2m買いたかった」と書いたのはそういうこと。
ただし長いままつなぐと猫は縦になっちゃうけどね。
今回はなんと3か所のつなぎ目ができちゃう。
なるべくつなぎ目が目立たないよう、柄合わせを考えて裁断。
そして柄を合わせて接合。
こんなに無駄が出るー。
猫の胴体だけで使い道がない。
しかも、柄をつなげる都合上22センチ以上の幅になっており、縫いしろもたっぷりだ。
もったいないー。
となげきつつも前帯が完成。
締めたときのつなぎ目を見るため、胴にまいて確認。
前から見える部分に来なかったー。
長さもぴったんこ。やった。
部品の切り出しが終わると、もう半分終わったようなもの。
あとは縫うだけ。
名古屋帯は手先やたれ先に帯芯というものを挟み込むんだけど、これがものすごい大変な作業。
なので今回は、たれ先は接着芯を貼るのみ、前帯の最後のひとまき部分だけ入れることにした。
というわけで、たれに接着芯をば。
手芸屋さんで買うと高いので、こちらはダイソーで買ったペラッペラのもの。
でもこれで十分。
表地と裏地両方にべったり芯をつけて、表を合わせて前帯との接合部以外をミシンで縫う。
このとき、真四角じゃなくてたれ先をちょっと広めに(バチみたいな形)縫うのがポイントよ。
縫い終わったらアイロンで縫い代を内側にたたんでひっくり返し、両面をアイロンできれいに整えてたれは完了!
今度は難関の前帯部。
なんでかっていうと、いちおう布目を揃えて裁断&つなげたつもりだけど、合わせて縫っていくとずれてくるのだったらなのなのだ!
裏地に17cm幅の印をつけ、表地と中表にしてミシンでががーっと。
たれとの接合部を残してコの次に縫った。
本当はたれと前帯の接合部を先に縫うんだけど、この方法だと最後に芯を入れてひっくり返すところがめちゃ大変なのだ。→経験あり。
なので、邪道ではあるけれど今回は最後にたれと前帯をくっつける作戦。
前帯をコの字に縫い終わったら、縫い代を内側に倒してアイロンをかけ、いよいよ芯をぬいつける。
これがあーた。すごい大変なのよ。
なんでかっていうと、、、。
上図の水色の線が前帯の布、黒い線が帯芯。
帯芯をただ入れるだけだと結ぶたびにずれるので、縫い代に縫い付ける必要があるのだ。
縫い代を内側に倒した状態で縫うので、右のように帯地まですくってしまう恐れがある。
なので、帯地の上に定規や厚紙などを挟み込んで縫わないといけない。
えみぃはアクリル板を挟んだ。
帯地とアクリル板と帯芯がずれないように抑えながら、くけ針で一針ずつ縫っていく。
ちなみに、今回の帯芯はポリ製のもの。
本当は三河芯を使いたいところだけど、重いのだ。
絹ものならいいんだけど、今回はコットンの重い地を使っているのでやだけど化繊。
31cm幅のものを17cmになるように折りたたみ、ミシンでかがってつかった。
ちなみにちなみに、「そんな苦労するなら前帯も接着芯でいいじゃん」と思う人もいるかもしれないけど、ペラペラ接着芯だと着ているうちに皺がよっちゃうのだ。→体験談。
それじゃぁとぶあつい接着芯を使ってみたこともあるけれど、接着作業がめっちゃ大変。
ちょっとでもずれると帯の形が狂っちゃう。
というわけで、大変でも帯芯をつかったのだ。
前帯びの二重に重なる部分と手先だけつけたけど、それでも150cmぐらいある。
ちくちくと1時間かけてやっと片方縫いおわった。
本当は両側縫うのがいいんだけど、もう片方はポイントだけにした。
前帯に帯芯が着いたら、あとはひっくり返すだけ!
なんだけど、これがまた大変な作業。
ただでさえ幅が狭くて長いのに、分厚い帯芯までついているんだから。
まずは右手を突っ込んで布を腕にたわませながら手先を目指す。
じわじわと布を手繰り寄せること10分、やっと手先を掴んだ。
右手で手先をしっかりつかみ、左手で腕にたわんでいる布を引っ張り出す。
これがもう、投げ出したくなるような大変な作業なんだけど、途中休憩しながらなんとかひっくり返した。
帯芯を片方しかつけていないので、ところどころねじれがある。
ねじれを丁寧になおしながらアイロンがけ。
そして、やっつけでたれと前帯を接合して完成!!
早速締めてみた。
じつはもう閉店時間。
そしてお出かけ予定もあり時間がなかったんだけど、どうしても締めたくて。
かわいいじゃーん。
前帯の猫もちゃんと横向きでござるよ。
やったー。
うれしくてリョウコに「どう?似合う??」
と聞くと、
「その着物には合わねぇ」と。
そこかい?!
あたしゃぁ、この帯のできはどう?と聞いたんだよ。
と言うと。
「おめぇには(色が淡すぎて膨張して)に合わねぇ」と来たもんだ。
へんっ。いいんだ。
自分は気に入ったんだから。
というわけで、リョウコがうなるようなコーディネイトで決めてやる!っと意気込む今日この頃なのだ。
ちょこちょこ大変なところもあるけど、名古屋帯ってわりと簡単に作れます。
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オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)