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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

イセヒカリの刈取りが終わりました。



アキタコマチは脱穀も終了。
今週中にはモチ米を脱穀して、来週イセヒカリを脱穀したら米の収穫が終わります。
藁を切って下肥まいて、トラクターかけたら田んぼは終了。

だけど、玉ねぎの定植と大豆の収穫と麦まき、白菜やら大根の収穫などを旧ピッチでやらなければいけないし、パソコンの仕事は忙しいし、てしごとの展示会も迫っててなんだか大変なことになってる今日この頃。
みなさん、新米食べてますか~。


ってなわけで、あっちもこっちも忙しいんだけど、かふぇの暖房も必須課題。
間仕切りを取っ払ってしまった約20畳のスペース、石油ストーブやファンヒーターじゃ温まらないよねぇ。
それに、灯油を焚いて着物が湿気ると、梅雨時期にカビが発生する恐れがあるので避けたい。
 
本当はカラマツストーブを入れたいところだけど、今はまだ予算がないのと、20畳のスペースは既に手狭感があって常設型のストーブを入れちゃって大丈夫か?っていう気がして、この冬の導入は断念。

さてどうしたものか、何かうまい方法はないかなーと考えていたら、土間に使っていないストーブがあることを思い出した。



以前は毎朝この時計型ストーブでお湯をわかしてたんだけど、カラマツストーブを導入してからは出番がなくなり、麹仕込みで米を蒸すときと醤油仕込みで大豆を蒸すときしか使っていないのだったらなのなのだ!

室内に設置するためのアルミのストーブ台や煙突などをちょっと買い足す必要はあるけど、ほとんどお金かけないでできそう。
このストーブは軽いし(本体6kg)、シングルのアルミ煙突でも使用可能だから、設置してみてじゃまだったら片付けられる。
 
ってわけで、今週末はバリバリてしごとしたいので、それまでになんとか設置を終えたいと、パソコンの仕事が切れた合間にちょこちょこすることにした。

まずは土間に設置してあるストーブを外す作業。
取り付けを職人とえみぃの2人でやってるから、外し方はわかってる。
煙突を固定していた金具を外し、煙突を外し、メガネ石を外せば終了。
えみぃは電動ドリルをうまく使えなくて、6cmもあるネジ釘をひたすらドライバーで外すのはちょっと骨が折れたけど。

釘さえ抜いてしまえば、本体も煙突も軽いので土間から出すのは楽々。
外した煙突を見てみると、黒い灰がけっこうついてた。
土間に設置してちょうど3年、まったくお掃除したことなかったしね。
横引き1mの煙突に対して、外の縦煙突が短かかったから、排煙もうまく行ってなかったかも。
直径106mmの煙突に、150mmのブラシを無理やり押し込んで掃除。
 
ストーブの移動は、オットにも手伝ってもらった。
仮に設置をして足りない煙突の長さを見積もりたかったのだ。
設置予定の場所にストーブを置いて、サッシにメガネ石を仮置きして、だいたいの見当をつけた。
 
土間では羽釜を常にはめ込んでたっぷり水を入れて使っていたから、蓋が変形して使えなくなっちゃってた。
なので新しい蓋と、煙漏れを軽減するために中フタも欲しい。
蓋と中フタは近くのホームセンターには売ってなかったので、本間製作所のオンラインショップに注文した。
翌日荷物を受け取ってから、追加分の煙突をホームセンターで調達して、いよいよかふぇでの設置作業。

オットは用事で都合がつかず、職人君は体調がすぐれず。
なので、リョウコと2人での設置となった。

まずはメガネ石。
設置場所は南向きの洋間部分。
屋根に穴をあけてまっすぐ上に煙突を抜きたいところだけど、素人なので無理。
あきらめてサッシの採風小窓から出すことに。
小窓の高さがメガネ石より若干広いんで、隙間に木の板を挟んで落ちないようにした。
これが意外とうんまいこと行った。



家の中はアルミの折りたたみ椅子を足場にして作業したんだけど、背もたれ側に体重をかけるたびに椅子がぐらぐらして危なかったわー。ちゃんと脚立用意しなくちゃ。

メガネ石に煙突を通すため、ストーブの底上げが必要と見積もりのときに気がついていたのに、軽量ブロックなら庭に転がっているのでは?という甘い期待で買っておかなかった。
えみぃのばかー。
この日2度目のホームセンターへ。
軽量ブロック12個を買った。

軽量ブロックを縦横2段に積んで、その上にアルミのストーブ台を置いて、それでも微妙に低かったので庭に転がってた薄い石をはさんで調整。
なんとか通った。やったー。

と思ったら、煙突の立ち上がりが外に出すぎて、留め金が軒に届かない。orz。。。
ブロックを積みなおして位置調整。
計算が甘いため、2度も積みなおしたよ。

とまぁえみぃのやっつけ見積もりで若干右往左往はあったけど、なんとか室内は設置完了。
あとは屋外だー。

薪ストーブの燃焼の良し悪しは、本体の性能よりも煙突施工が重要。
煙突内の暖かい空気が勢いよく上昇し、その流れによって冷たい空気がストーブ内に引き入れられ、燃焼に必要な酸素が十分に供給されるという仕組み。ドラフト効果と呼ばれている。

ストーブ炉内で暖められた空気を冷まさずに煙突から出すため、屋外は二重煙突にするのがベストなんだけど、かなりお高い。
シングルだと外側の煙突で冷めちゃうので、煙突の先を高い位置にして外気の流れで引っ張ってもらわないとドラフト効果が得られないのだ。

基本的に、外側の煙突は横引きの1.5倍の長さが必要。
軒がある分横が長くなってしまい、こんなことになっちゃった!!



軒先の固定位置から2m近くも煙突が飛び出ちゃった(><)。
横引き部分を軒下に針金で吊ってみたものの、まだぐらぐらする。

ちなみに、脚立が小さいのしかなかったんで、軽トラックを建物に寄せて荷台に脚立という恐ろしい足場。
脚立のてっぺんに立っての作業はほんと、恐ろしかったー。
段取りの悪さゆえに危ない綱渡りをしちゃった。次回はちゃんとしよう。

ちなみに、煙突のてっぺんは2階の建物より低い位置だけど、建物からの距離は3mほどあるから煙突火災に気を付ければなんとかなるかなという感じ。

ちょっと話がダッフンしたのでもとに戻すけど、リョウコが「煙突の先を2吊ってみるか」と、錆びた針金を持ち出した。
かなりサビサビだけど、何度か折りかえしても切れなかったから応急処置としてはなんとか事足りそう。

というわけで、2階の窓から屋根の上に登っての作業。



屋根をそろそろと歩いて煙突に針金をまきつけるのはえみぃの仕事。
針金を建物に固定するのはリョウコ。
齢68歳にして、屋根の上で臆することなく作業するリョウコ、肝の据わり方が半端じゃない。
まだまだえみぃは足元にも及ばない。

ちなみに、リョウコが羽織っている黒いものは、なななんと!七五三用の被布の袖を取ったもの。
この前友達からたくさんもらった着物の中の一枚。
気に入った~、頂戴!!と言うので、マスクでも作るのかな?解いてチュニックかな??と思っていたんだけど、そのまま着るとは。
三歳児用の被布を大人が着るんだから、前なんかぱっつんぱっつんなのよ。
本人はご満悦で「かわいいでしょ?」って言うけど、初めて見たときは大爆笑したわ。

と、話がまたそれたのでもとに戻すけど、針金で吊ったらだいぶしっかりしたので、ひとまず外側も終了。

そしていよいよ火入れ!!
カラマツストーブの着火と同じく、杉の葉の上にカラマツの皮を置いて火をつけ、皮に火が着いたところで扉を閉める。
本体と煙突のつなぎ目から若干煙が漏れた。

皮が勢いよく燃え始めたら扉を開け、太い薪を火をはさむように入れて閉める。
ビュゥゥゥゥゥって音とともに火が勢いよく薪に移った。
パチパチ、トカントカンって音をたてて、炉内が真っ赤に染まる。



良い感じ。

表に出て煙突の先を見てみると、煙は見えない。
効率の良い燃焼をしている証拠。
やったー。ドラフト成功。

太い薪を2本くべると、ゴォォォーって音がさらに大きくなり、あたりがパッと暖かくなってくる。
この感じはカラマツストーブと似てるけど、時計型のほうが鉄板が薄い分早いみたいだ。

半径1m以内はかなりの熱を感じるので、焼けそうなものは避難。
床が心配だったけど、30センチの底上げとアルミ台のお蔭であっちっちにはなってなかった。

温まりは早いけど、火が消えるとたちまちチンヤリ。
だけど、店に居る時間は限られているから、ぱっと温まって帰る時は冷たいぐらいがちょうど良いのだ。

このストーブでお茶を沸かすのはもちろん、焼き芋したりお餅焼いたり、この冬は楽しめそう。
とはいえ、煙突がシングルなので火事対策は万全とは言えない。
低温炭化の心配はなさそうだけど、煙突火災の恐れはあるのだ。
不完全燃焼をさせると、周囲のお宅にも迷惑をかけちゃうから、火の焚き方に気を付けて(生の薪をくべない、温度を上げすぎない)、こまめに煙突掃除をして、安全にあたたかい冬を過ごしたいと思う、今日この頃なのだー。

ストーブが常設で営業に支障がなければ、来年はカラマツストーブを入れたいな♡

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

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