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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

前回のブログ、「再会の夏」のつもりが「再開の夏」になってました。
あちゃー(恥)。
忘れてください。
 
今年はかぼちゃが大豊作!!
種から育てたスクナかぼちゃ(韓国かぼちゃ)とぼっちゃんの実生が、あっちでもこっちでもたくさん実をつけています。

スクナかぼちゃは冬からがおいしいかぼちゃなので、貯蔵用。
ぼっちゃん実生を食べ始めました。

どうやらスクナかぼちゃと交配したらしくて甘味は控えめですが、ほくほくとした食感はぼっちゃんそのもの。
オットは甘くてべちゃっとしたかぼちゃが苦手なので、持ってこいです。

とはいえ、甘く煮ると食べないので、ふかして塩をふるかステーキがもっぱら。
いつも同じだとあきちゃうので、今日はあんかけをつくってみました。



ごま油&菜種油ににんにくとしょうがを入れて炒め、香りが出たところでかぼちゃを投入。
中火でやわらかくなるまで炒めます。
あんは、同じくごま油&菜種油ににんにくとしょうがを入れて炒め、香りが出たところで夕顔を入れてよく炒め、スープで炊きます。やわらかくなったら、醤油、オイスターソース、塩で味を調え、くず粉でとろみをつけてできあがり。

野良仕事が少し落ち着いて、やっとお料理ができるようになった今日この頃。
みなさんいかがお過ごしですか?


ってなわけで、今年は野良仕事が順調で、既に冬支度に入ってる。
例年は9月の末ごろあわてて種まきってことが多いから、白菜がまかなかったり大根が小さかったり。
今年は白菜も大根もたっくさん蒔いたから、キムチやたくあんたくさん漬けるぞ~。

冬野菜用の畑には6月と7月に下肥をたっぷり入れて、草を生やしては耕すを繰り返して、種まき土を作ってきた。
百姓を始めた頃は種をまくところからスタートって感じだったので、野菜の芽と一緒に草も育っちゃって後が大変だった。
最近やっと種まき前の段取りができるようになって、成長したなと。

下肥を入れるタイミングも、なんとなくつかめてきた。
つかんだというか、便槽がいっぱいになった時、下肥ステーションの完熟分を畑に入れないと汲み上げることができないから、必然的に定期的にまくことになってきたのだ。
その時空いている場所にまくと、自然に次作の準備ができちゃうのだ。

このブログを初めて読んで「下肥ステーション」の意味がわからない人のためにちょこっと説明。
えみぃん家は汲み取り式のトイレで、出たものを寝かせて熟してから畑に入れてるんだけど、完熟させるために便槽から汲み上げて寝かしている。
それが下肥ステーションだ。
具体的には90リットルの大きな漬物桶を8個並べて置いてあって、その中に汲み出したブツを入れ、完熟したものから畑に移動して、空いたタルにまたブツを入れるというようにしている。

ちなみに畑に運ぶ際にも40リットルの漬物桶を愛用している。
中に漬物ビニールを敷いてブツを入れ、口をゴムできゅっと縛って蓋をすると、ブツもこぼれなくて扱いやすいのだ。

汲み出した時はまさに「う〇こ色」だけど、ステーションで3か月から半年寝かすと琥珀色になるよ。匂いも全然違う。たぶん、味も違うよね(笑)。
 
こういうペースになって一年ぐらいだろうか。
最初は土を肥やすために下肥を畑に入れ始めたんだけど、今では出したモノを処分するために畑に入れてるって感じになってきた。で、結果的に土が肥えていくという。

自給自足は、食べるものとか燃料とか必要なものを自分で調達するってことだけじゃなくて、出るものを自力で処分できるってことも重要じゃないかと思うようになってきた。

ちょっと話は変わるけど、えみぃの家の排水は下水道につながっていない。
昔ながらの自然浸透方式。
 
「ちゃんと下水につなげて、処理をしてもらわないといけないよ」って言った人が過去に居たけど、出す水を汚さないように気を付けてるから大丈夫なのだ。
自然界での分解が難しい物質を使わないことと、自然由来の石鹸であっても大量に使うことは自然に負担をかけるから、少しの量で済むようにしている。
 
屋根に太陽光の湯沸かし器がついてるから、夏はそのお湯だけでお風呂に入れちゃう。そのほかの季節でも、かなり水が温まるから、沸かす燃料がかなり少なくて済む。今は灯油を使っているけど、将来は薪にしたいなぁと思ってる。

ちょっと話がダッフンしたのでもとに戻すけど、太陽光で沸かしたお湯をお風呂に溜めて、そのお湯だけで体や頭を洗って、残り湯で洗濯や掃除をする生活になって、びっくりするぐらい水道料が安くなった。つまり、水の量が減ったということだ。
人には「シャワーないと不便じゃない?」って言われることもあるけど、慣れてしまえばどうってことない。シャワーを使うだけで、水の消費はかなり多くなるんだなと実感。

汚水と汚物(とは呼びたくないけど)を自分達で処理するようになって、もうじき丸6年。
以前は外から眺めていた「循環の輪」の中に、自分達も入りつつあるような気がしている。

そうなってから「こうしたいなぁ」って思ったことが実現するスピードがどんどん速くなっている気がする。
循環の輪に入ることと外れないことを強く意識するようになったから、選択の方向に無理がなくなったことと、夢のほうに自分から近づかなくなったことが良いのだと思う。

ちょっとわかりづらいかな?
つまり、自然の循環と自分の進みたい道が同じになってきたから、自然にそっちに行っちゃうってこと。そして無理にそっちに行こうとしないから、焦ったりイライラしたりすることなく、気が付いたらそうなってた!ってなるってことだ。

んー。まだわかりづらいかな。
言葉にするのって難しいな。
 
そして今日は文字ばっかりなブログになっちゃったから、ここらへんで写真をアップしよう。

 

収穫が始まった黒小豆。
毎朝見回って、写真のようにサヤが下がっているものを収穫する。
ちょっとずつ毎日。楽しい作業。

黒小豆がある畑は、10年近く荒れて草ボーボーだった畑。
開墾してアイリスを3年栽培、1年草だらけになっていた。
今年の春からえみぃが使ってるんだけど、とにかく微生物いっぱいでふかふかな土。
豆類は下肥を入れることなく種まきをしたが、とても良く育ってる。

この畑には大豆ともちもろこしが植わっている。



同じ畑の一角に、下肥を入れてニンジンを蒔いた。
写真の右側がニンジンの芽。
そして左側にあるのは、ニンジンと良く似ているけれど「カラスノエンドウ」の芽。
見つける度に引っこ抜いている。

「カラスノエンドウ」が生えてくる土は、赤峰さんが言う「0点」の土で、何を育てても良く育つ良い状態。
この畑の土はとても良いのだ。

土のランクは0点~ー10点まであるんだけど、一番悪い-10点がどんな土かと言うと「草の種がなく、草が全く生えない。草が伸びず、赤カビしか生えない死の土」だそうだ。
草の種がないという状態はまだ見たことないけど、赤カビはある。

前年まで農協にかぼちゃを出していたという畑を春から借りてアイリスを植えたことがあるんだけど、秋に土が真っ赤になったのだ。
土の表面が真っ赤に染まり、すごく気持ち悪かった。
アイリスの育ちはとても良くて、赤い土のことは気にしなかったんだけど、翌春アイリスがかなり腐ってしまった。

今思えば、アイリスが良く育ったのは前年まで施された化学肥料が効いていたからで、腐ってしまったのは成長期にミネラルが足りなかったからだ。
化学肥料を施す畑は微生物や生き物の数が減るので、草のミネラルが充填されなくなり、ミネラル欠乏になる。
下肥を入れたりクンタンを入れたり、微生物や生き物を増やしてカラスノエンドウが生えてくる畑になるまで5年ほどかかり、そうなったころ返してしまった(笑)。

その経験から、人が耕作していた畑を借りるのをやめて、耕作放棄地を借りるようになった。
耕作放棄地は草ボーボーだけど、0点なので草を刈り平らにすればとても良い畑に生まれ変わるのだ!


そうそう、この畑にはレタスも植えた。

 

写真は苗床。
本葉が出たものを移植して育てる予定。


 

元気よく芽を出した白菜。
この畑も、耕作放棄地を開墾してアイリスを3年ほど育てた。
だけど、豆を育てている畑とは様子が違う。

いまだにメヒシバやイヌビエなどが盛んに生えてきて、ふかふかっていうよりツブツブっていう感じの土。-3~-5ぐらいのランクじゃないかと思う。
初夏に下肥をどどーんと入れて、何度か耕うんしてきたけど、白菜や大根がもしかしたらうまく育たないかも。
そしたら来春はジャガイモやサツマイモを植えようと思う。

というわけで、なんとなくまとまりがなくなった今日のブログだけど、言いたいことは自給自足は入れ方だけじゃなくて出し方が肝心ってことで、目標は「ごみを出さない」ってことなんだけど、今はまだ燃えるごみはだいぶ出ちゃってるからそれも減らしていきたいなと。
家から出るごみが0になったとき、生活が一変しそうな気がしている、今日この頃なのだ!!
 

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

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