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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

梅を干し始めました。

 
 
毎日木から落ちた実を拾って順々に漬けて行って、たぶん、30kgぐらい。
木で熟した実だから、例年よりさらにジューシー。おいしい梅干しになりそうです。

一日目は甕に戻して梅酢に浸し、2~3日目は出しっぱなし、3日目梅があたたかいうちに取りこむという簡単な干し方ですが、20%の塩分で漬けると失敗がありません。

完熟ゆえに破れ梅もたくさんあるのですが、先日絞った醤油と合わせて「梅醤」にしてみようかと。
恒例の梅仕事を楽しんでいる今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?


ってわけで、毎年少しずつ自給率を上げてきているえみぃん家。
食べるものはもちろん、生活全般を自給すべく、いろいろ試している。
2年前にカラマツストーブを入れて、冬の暖房も自給へ。
その名のとおり、カラマツが燃やせるストーブなんだけど、ものすごく使い勝手が良い上に、薪の心配がないという素晴らしいもの。



火がつきやすい構造をしている&分厚い鋼鉄製で高温に耐えられるため、火を入れて30分ほどで周りが温まる。
炉内が高温になるので、ストーブの上での煮炊きもできる。
カレーなんて30分もあれば煮えちゃうし、去年導入した「クッキングマミー」を乗せると簡易オーブンとしていろんなものが焼けてしまう!!
薪の消費が早いというデメリットもあるけれど、なんでも燃やせるので置き場所さえあれば薪には困らない。

そもそもこのストーブは山の中に大量に捨てられているカラマツの間伐材を暖房に使うことで、森をキレイにするという目的で作られたストーブなのだったらなのなのだ!

その昔、育苗が簡単で根付きが良く成長が速いという特徴から、造林のエースとして戦後大規模な植林が行われ、長野県内の造林面積の半分がカラマツ林になったそうだ。
電信柱が木だった時代は重宝されたようだが、コンクリート製が出回るとお役御免となった。
材は硬く丈夫だが、らせん状に繊維が育つものが多く板材としては使いにくく、また一般的な鋳物製のストーブでは燃やせないため、大量の間伐材が山に放置されるようになってしまった。

山が荒れると田畑が荒れ、田畑が荒れると人の心まで荒れてしまう。
逆に言うと、山が豊かになると田畑も人の生活も豊かになるのだ。
地球環境の保護なんて聞くと大それたことで何をしていいやらわからなくなっちゃうけど、実は一人一人の小さな活動でもなしうることなのだ!

というわけで、えみぃがカラマツストーブを購入した臼田町の大丸家具店さん主催のカラモリ会では、毎月3回「薪取り会」という、参加者で間伐材を引き出して分ける会をやっている。
ストーブ導入時、えみぃも会員になったけど、あちこちから廃材やはぜ棒などの燃料をいただいてしまって、あまり薪取り会に出たことがなかった。

だけど今年は気持ちを新たにし、本格的に山の活動に参加しよう!と、先日参加してきた。

大丸家具店さんに9時半に集合して、小海町の山の中へ移動。
山の中で円陣を組み、注意事項や段取りなどの説明を受けた。
この日の参加者は10名。えみぃはチェーンソー係をおおせつかる。

何度か薪取り会に行ったことはあったけど、町の中の木材置き場のような場所ばかりで山の中は初めて。
いきなりチェーンソーなんて大丈夫か?
という不安もあったけど、チェーンソーとガソリンを持って山の中へ。

車を停めた場所から5分ほど歩いて、目的地にたどり着いた。
想像を超える斜面にちょいとびびるえみぃ。



既に倒されている10メートルほどの丸太を、作業しやすい場所まで引っ張り、チェーンソーで80㎝に刻んで運び出すという作業。

チェーンソーはいつも使っているけど、慣れない山の斜面&周りに人が居る状態での作業はかなりドキドキ。
慎重にやらなきゃ。

「この木を早く切って」と言われ、チェーンソーのエンジンをかけて「さぁ切りましょう」と思ったら「チェーン緩んでるね」と。

実は2年前にチェーンソーを買って以来、お手入れらしいことはまるでしていなかった。
すみませんー。

チェーンを締め、鈍った刃先を研いでもらって生き返ったチェーンソーで、次々と丸太を切る。

丸太を運ぶ人、切る人、運ぶ人と、作業を分担しているため、周りの人の動きにも気を配らないといけない。
丸太を引くのにワイヤーを使っているんだけど、そこに足を取られると転倒の危険があるし、指を挟まれると切断されちゃうことも。
山の事故は、即大けがにつながる危険なものだということを、たった半日の作業で思い知った。
怪我なく山を下りたときは、ほっとしたっけ。

今回作業をした山は、もう2年も薪取りをしているんだとか。
どうりで、山の中がかなりきれいですっきりしている。
最初はものすごい状態だったらしい。

取りやすいところから取るから、だんだん取りにくい難しい場所になってしまう。
今回もちょっと難易度が高い場所だった。
だけど、そういうところこそカラモリ会でみんなで協力して取らなければ、と大丸さんは言った。
山の中を何年も見てきた人の言葉は、とても重かった。
えみぃもふんどしの紐を締めて、これから山仕事をやっていこうと思った。

チェーンソーのメンテナンスをばっちりしてもらい、軽トラックいっぱいの薪をもらって帰宅。
ありがたやー。

んで翌日。
実は今年から借りている畑にニセアカシアがたくさん生えている場所があって、薪にできないかなーと思っていた。

カラモリ会で山の中に行ったことで、がぜんやる気が出たえみぃ。
早速チェーンソーを持って出かけた。



約2反ほどの畑の、5畝がニセアカシアでいっぱい。
森みたいになってる。

手前にはブタクサとニセアカシアの小さい木が茂っている。
ひとまずブタクサを抜いたら、けもの道ができた。
この辺りの木は、直径5センチほどでまだ小さい。



けもの道を抜けると、直径10センチほどの木がいっぱい。
薪にできそう。

 

立ってる木を倒したことなんてないけど、10センチぐらいならなんとか行けそうな気がして、チェーンソーのエンジンをかけた。
ななめ上から慎重に、倒れる方向を意識してチェーンソーを入れる。

けっこう簡単に刃が入り、ほどなくばさーっと倒れた。
おもしろくなって次々と倒す。

あ、けもの道を塞いじゃった(汗)。

帰り道を確保しなくては、と、80センチに刻んでみた。




実は生の木を切ったのは初めて。
すごくジューシーでやわらかいんだね。
命をいただいているっていう気がした。
最後まで大切に使わせていただきます。

アカシアはトゲが多くて扱いはやっかいだけど、成長が早いし火もちが良い薪になるらしいから、この林を計画伐採して薪を自給できれば、なんつーことも考えてみたりしている。
知り合いでそうやっている人がいるから、今度聞いてみよう。

このあたりの山は、小さいころきのこや山菜を取りによく入った。
昔はきれいな山で、子供だけで入っても迷うこともなかった。
でも今は、ちょっと荒れていて、入れない。

カラモリ会の薪取りで経験を積んだら、この辺りの山のお手入れもできたらいいなーと、そしたら薪の調達ももっと楽になるし、田んぼも畑ももっと良くなりそうで、夢が膨らんじゃってどうしようもない今日この頃なのだ!!


薪取り会の様子が、大丸さんのブログにアップされてました。
えみぃも写っているので、見てください。
薪取りの様子の一部です

 
 
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

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