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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。
 
梅雨が明けて土用がやってきた!
梅の土用干し、なんてことも聞こえてくるけど、我が家はやっと漬け終わったところ。

今年は落ちた梅を拾って漬ける作戦。
毎日拾ってきた梅を計量し、20%の塩を揉みこんで甕の中へ。



木で熟した梅は、きれいなオレンジ色をしていて実がやわらかい。
重し無しで梅酢も上がって、先日シソを揉んで入れた。



シソが梅酢から出ちゃってたんで、手でちょっと押してみた。
そしたら梅がつぶれてしまったー。
つぶれた梅を食べたら、めっちゃおいしかった(^-^)。
今年はおいしい梅干しになりそうだなー。
お盆ごろには干せるかなー。

味噌の手入れをしました。
仕込み時表面に塩を多めにのせてあるので、それを中に入れながら全体を混ぜます。
100kg仕込んでいるので、混ぜる作業も一苦労。
汗をぼとぼと垂らしながら、ふーふー言いながら。
手についた味噌をなめてみると、めっちゃおいしい!!
こちらもおいしくできそうだー。
実家の人々は、お盆を過ぎると新しい味噌を食べ始めます。

というわけで、いろいろと忙しいけれど楽しい農繁期。
みなさん、いかがお過ごしですか?


 
ってなわけで、野良仕事が絶好調!!
冷え取り始めて6年、体温が上がって体のめぐりが良くなっていることが要因の一つ。
パソコン仕事の請負い方が変わり、仕事がないときは野良仕事に行けることになったのが一つ。
それから、百姓のリズムが身についたことが大きな要因だと思ってる。

百姓のリズムは、ゆっくり長く、適期を読む、頻繁にって感じ。

以前はとにかく早く動いてた。
クワを振り上げるのも下ろすのも、下肥まくのも、何かを取りに行くのもセカセカ。
筋力が足りなくてゆっくりな動きに対応できなかったし、週末に集中して作業してたから、頭の中には「あと〇時間で終わらせたい」というのが常にあって、そうなっちゃってたんだと思う。
セカセカ動く割に作業は進まないし、ちょっとやるとどっと疲れてしまう。
気持ちはあせるけど、うまくいかないなーって感じ。

筋力がついてきてゆっくり動けるようになった。そしたら疲れなくなって、長くできるようになった。
道具の使い方のスキルが上がったってのもあると思う。
10年以上やってきて、初めての体験。

お田植えや草取りで、半日腰をかがめていても痛くならない。
作業そのものが楽しくて、ずっと続けていたいと感じる。
だからゆっくりと、延々に、同じ作業を繰り返すことができる。
畑にいるのが楽しくて仕方ない。

毎朝行くようになったから、あせらないで一所懸命になれる。
今目の前にあることを一生懸命やると、いろいろつながってうまくいくもんだってことがやっと腑に落ちた。

リョウコは昔からそういう人だった。
「畑行って〇〇してくる」って出て行くんだけど、気が付くと庭の草をむしってたりする。


「〇〇はどうした?」って聞くと「庭がこんな草ボーボーじゃ、〇〇なんてやってらんねぇ」って言って、その日は庭で終了、みたいなことになってる。
行きあたりばったりでダメな人だとずっと思っていたけど、やりたいと思っていた「〇〇」を忘れて庭の草むしりに没頭できるってすごいことなんだって、今は思える。

で、翌日にちゃんと「〇〇」は終わってたりする。
何事も適期ってのがあって、そのときにびしっとやると良い仕事が効率良くできるのだ。

赤峰さんがいつも言ってたのは、「毎日見て回って、植物たちの声を聞いて、その日の作業を決める」だ。
以前は畑を回ってみても植物たちの声が聞こえなかったけど、今は聞こえてる気がする。
それは、田畑に立ってきた経験と、気候の変化などに気を配る余裕が出たことが大きいかな。
頭で理屈を理解しても、体験しないとわからないことなんだよね。
  
というわけで、今はあっちからもこっちからも「助けて~、埋もれる~」って声が聞こえてくる。
とにかくあっちゅー間に草が伸びて、作物たちが埋まってしまうのだ。
今年は1反×3枚の畑を管理することになったえみぃ。
あっちの畑、こっちの畑と、刈って刈って刈りまくっているのだー。

 

これは黒アズキ、大豆(ナカセンナリ)などを植えている、通称「山のむこうの畑」。
えみぃ達の畑がたくさんある場所から、小さい山を隔てて西側にあるのでこう呼んでいる。
おととしまでアイリスを育てていて、去年は草ぼーぼーにしてあった畑だ。

アイリスを作った直後はミネラルなし、肥料分なしのダメダメな畑になってしまうので、豆やじゃがいもぐらいしか育たたない。
なので、今年はどーんと豆を植えてみた。

大豆は実がたくさん入ると木が転びやすいので、土寄せが必須。
早めに草を取って耕うんして、土寄せをするのが理想のやり方なんだけど、ミネラル欠乏を改善するためには草を生やさないといけない。

豆はよく育っているけれど、ミネラル欠乏を表す草がびっしり生えてきた。
この草たちをうんまいこと土に戻して、秋には麦をまいて来春麦わらを入れたら、失われたミネラルが充填できるのではないかと考えて実験しているところだ。

ということで、今年はとにかく草を生やして刈って、土寄せはあきらめるという方法をとることにした。

ビーバーで畝の間を慎重に除草。
豆を避けるためのコツは、鋭利な刃で回転数を落として刈ることだ。

ビーバーを使ったことのある人はわかると思うけど、欠けて切れ味が悪い刃だと、回転数を上げないと草を切ることができない。
切れない刃で回転数を上げて作業をすると、硬い草にあたった場合にはじかれて制御が難しくなるのだ。
なので、豆をちょんと切ってしまう恐れがある。

ビーバーの刃は反時計回りで回転しているから、豆の右側に立って、右側から左へ動かしながら、豆のぎりぎりまでを刈る。
左へ動かすときは、全神経を集中させて慎重に。



夢中で刈ること3時間。
草の海から豆を救出。
疲れるけど、終わるとすっきり。

大豆は苗を仕立てて植えているため、株周りに細かい草はない。
ビーバーで除草するだけできれいになる。
だけど黒アズキは直播きなので、株周りに細かい草がびっしり。
このあと株周りを手で抜いた。
苗を仕立てて植えるって、大事だなーと痛感。

豆畑が終わると、次は来年百合畑になる予定の畑。
ここは去年までアイリスを植えてあった。
この夏は下肥を入れて草を生やしてすきこんで、秋に球根を植えるのだ!



草丈は40センチぐらいのがびっしり。
ここは先月下肥をどっかんと入れたせいか、草が若干変わってきた。
前回草を刈ったときはエノコロ草やヒバ類が圧倒的に多かったけど、ハキダメギクやブタ草が混じってきた。

こちらはビーバーで刈った後、草が乾くのを待ってトラクターですきこむ予定。
刈った草は茶色く変色するまで乾かして、土に戻すのが基本。

植物は表面に分解酵素をまとっているから、そのまま積み上げたり土に混ぜると腐敗してしまうのだ。
お太陽様にさらして、酵素の働きをにぶらせると、土の中のお菌様の働きで発酵する。
この時期なら3日も干せば大丈夫。

この畑の草刈りも終わってほっとしたのもトコノマ、ジャガイモ、トウモロコシ、ネギ、ニンジンなどを植えてある畑が草の海に。
明日はこの畑の草刈りだー。
 
とまぁこんな具合で、百姓のリズムを手に入れたえみぃ、今年は3反の田んぼと3反の畑をなんとかやりくり中。
短い農繁期、めいっぱい動きたいと思っている、今日この頃なのだ!

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

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