チャーリーと寅之助

マイペースで快適な生活を送って来たニャンズ達に大事件発生！！
なななんと、テリトリーを荒らす強敵がやってきたのだったらなのなのだ。

その敵は、キャリーの中に潜んでいる。
こっそりと中をのぞく音。



「ど、どなたですか？」


超ウルトラスーパービビってる（笑）。
こんなおひえ顔、久々に見たよ。かわいー（＾＾）。

るんはと言うと、タワーの上にふんぞりかえって、まったく興味なしって感じ。
カワイクナイ。

それじゃぁと、キャリーから出してみちゃった。



「ぼく、とらのすけ。はじめまして～」


あら？三毛猫♀なのに寅之助？って思った人、猫のこと知ってるね～。
だけど、この子、ついてるみたいなのよ。
すごいっしょ！！！興奮しちゃうでしょ！！

ちょっと毛が長いので、三毛猫と外国の長毛種のハーフじゃないかと、だので色は三毛だけど三毛猫のDNAが薄くなっているとか。
もしかしたら、三毛猫に分類されないかも。

でもま、三毛猫の♂はものすごく珍しいらしいから、三毛猫の血をひくオス猫も珍しいのではないかと。奥さん！素敵な猫になりそうだわよ。


ってわけで、寅ちゃんの姿を見るなり、るんがタワーから飛び降りてフーッと威嚇。



「ちょっと、誰の許可得てここに入ってきたのよ」

2歳のるんと2ヵ月の寅之助のメンチ切り合戦。どちらが勝つかなー（笑）。
るんのこんな険しい顔、初めて見たよ。なんか、おもしろい。

でも、フーフー合戦はお互いストレスになるので、この日はちょっとお見合いしただけで、子猫たちは別室へ。
 

寅之助は、道の駅に居着いた野良猫が生んだ子だ。
推定2ヵ月、まだおっぱいを飲まなきゃいけない時期なんだけど、母猫はよりつかなくなってしまったらしい。

友達が「三毛猫欲しー」って言ってたのを思い出し、もしかしてと思って写メを送ったけど、お好みじゃなかったみたい。
だけど、茂みの中で丸まってるガリガリの子猫ちゃんを見たらほっておけなくなってしまって、1匹ならオットも飼って良いって言ってくれるかなと思って、とりあえず家に連れて帰ることに決めたのだったらなのなのだ。

よく見ると手に深い傷もあり、ニャーと声が出ないほど弱ってる。
これは一刻もはやくうかいさん（かかりつけのお医者さん）に見てもらわねば。

ってわけで、お店が終わり次第うかい動物病院に行ったんだけど、あいにく先生は学会で留守。
看護婦さん？に相談して、当座のミルクと離乳食を購入。

「もしかして、猫が欲しい方なんていらっしゃいませんかねー」とダメ元で聞いてみると、ちょうどいらっしゃるとのこと！

「もしかしたら1匹だけかもしれませんけど」

「いいですいいですー」

ってわけで、写真撮影会。

えっ？一匹だけってどういうこと？？と思ったあなた。
鋭いですね。

道の駅で寅ちゃんをキャリーに入れると、「実はもう1匹いるんだけど、1人になるとかわいそうだから一緒に連れて帰ってくれない」と言われてしまったのだったらなのなのだ。

寅ちゃんより元気なんだけど、臆病さんみたい。
キャリーに入れようとしたとたんに逃げ出して、軒下にかくれちゃった。

赤いヒモやごはんで釣って、やっとこ捕まえたら「フーフー、ギャーギャー」って大騒ぎ。
なんとかキャリーに入れたけど、出せ―出せ―って鳴いてる。
ちょっとかわいそうになっちゃった。

寅ちゃんも、声にならない声で鳴いてる。不安そうだ。
大丈夫、大切にするからねーとなだめながら、運転した。

ってわけで、音＆るんの前ではなかなかキャリーから出ようとしなかった。
別室へ入って落ち着いてからも、えみぃやオットが近づくと「フーフー」って威嚇してた。
それでも、ミルクは飲んでくれてよかったー。


で今朝、やっと慣れて来て写真を取らせてくれた。



「ぼ、ぼく、チャーリー」

黒い鼻の下に、ヒゲみたいな形の黒い模様がある、おもしろいお顔。
虎ちゃんよりしっかりした体なんだけど、スキニ―（毛が薄い猫）で黒いから、すっごく痩せてみえる。
長くてまっすぐなしっぽで、なかなかのスタイルよ。

オットが「チャールストン」だ、と言ったけど、あたし的には「チャーリー浜」って感じ。
どっちにしても、「チャーリー」なのだ。

のらちゃんだから、おしっことか心配したんだけど、小さい箱に猫砂を入れておいたらちゃーんとそこにしてくれた。
一度も失敗なし！すごいわー。

我が家のお姫様（るん）なんて、ちょーっとトイレにおしっこがたまったりすると、「こんなところじゃできない！」と言って違う場所にしたりする。
見習ってほしいわ。

いろんなところに入っちゃうと困るからってゲージを引っ張り出して設置したけど、寅ちゃんは隙間から出ちゃう。
仕方ないや―と扉を空けっぱなしにしてるけど、入ってほしくないところは入らないで、お布団の上でちゃんと寝てる。



なんて良い子たちっ！
あーんど、独特の子猫ちゃんのかわいらしさでらぶ注入されちゃったえみぃ。

畑から帰っても「寅ちゃんー、チャーリー」と2人の部屋に一直線。
音＆るんがやきもちやいて、そばから離れなくなった（笑）。

まぁ、たまには良い薬よね。
子猫たちを見習って、おりこうさんになってほしいもんだわ。


って、寅ちゃんとチャーリーは里親さんを見つけて送り出す予定なんで、あまり情がうつらないうちにみつけなきゃって思う、今日この頃なのだ。

火曜日にうかい動物病院で診察してもらいまーす。
欲しい方がいらっしゃったら、ご連絡くださいませっ！！