いざっ！百姓塾 超コーフーンの初日編

2月6日～9日まで、リョウコと大分の百姓塾に参加。
戻って気持ちを切り替えて、14日～16日まで、長野に赤峰さんをお招きしてお料理教室＆講演会。
思わぬ赤峰さん月間となり、ウキウキ＆ニヤニヤ＆ドキドキしっぱなしで、体も心も激しく消耗。
今はほっとしたのと、終わっちゃってさみしいのと、疲れがとめどなく噴出してる感じで、少々ダウン気味。

ビッグイベント2つが終わり、ホッとできると思ったのもトコノマ。
来年の講演会の予約やら会場押さえやら、講演会後の問い合わせで電話とメールの応対に終われ、そろそろ田畑の様子も見にいかなきゃだし、メインのお仕事も大きな動きが出てきて、休む間もなく農繁期に突入しそうな今日この頃。皆様いかがお過ごしですか？


講演会の様子は、信州なずなの会のブログに書いたのでそっちを見てもらうとして、

信州なずなの会のブログ


6日から９日まで、リョウコと一緒に大分なずなさん主催の「百姓塾」に参加してきた。
赤峰さんのお話を始めて聞いてからもう5年。お話はもう6回ぐらい聞いてて、DVD製作で何十回もさらに聞いて、本もほとんど読んで、循環農法や玄米菜食もなんちゃってながら始めてて、予習はもう十分。

行く、と決めたのが昨年末。2月に入って仕事が忙しくて眠れないときも、やることいっぱいで頭がパンクしそうなときも「百姓塾に行っている自分」を想像して、ニヤニヤヘラヘラ乗り越えた。

そしてそして、行ってみたらあっちゅー間に時が過ぎてしまった。楽しかったーうれしかったー。もう最高！な4日間を、三部構成でお伝えしちゃう。長いよっ！


★2月6日

朝5時起床。寒い。
前日から家に泊まったリョウコは、起きて一服して、既に準備完了。

えみぃはと言えば、前日まで仕事に追われ、身支度もできていない始末。
「忘れ物するなよ！」「電車に乗るときは（サイフを）すられないように気をつけろよ！」「酒を飲みすぎんなよ！！！」と、オットに注意されまくりながらやっとこ準備完了。

朝6時に家を出発。オットに軽井沢駅に送ってもらい、6時44分発の新幹線で東京へ。
この電車は軽井沢始発とあって、東京への通勤の方々がいっぱい。おにぎりを食べたり、新聞を見たり、リラックスする人々の中で、妙に緊張するえみぃとタバコが吸えなくて落ち着かないリョウコ。
会話もなく、電車が来るのを待つ。

新幹線に乗って、コーヒーを飲んだ。
普段は朝一でのコーヒーは控えてたんだけど、なんだか妙に緊張してしまって。
ちびちびとコーヒーを飲んでいたら、あっちゅー間に東京に着いた。

ここからは戦争。大きな荷物を持つえみぃとリョウコ、ぎゅぅぎゅぅの山手線に乗って浜松町に行かなければいけない。

時刻は8時過ぎ。到着した電車は、外から見ると人がぎっしりだった。
リョウコはちょっとだじろいだけど、えみぃはでかい荷物を抱きしめて強行突入！入ってみると、中は意外とスペースがあった。リョウコを招きいれ、なんとか場所を確保。

浜松町で電車を降り、モノレール乗り場へ。
モノレールが想像より混んでいて座れず、ちょっとブルーになったけど、天王洲アイルを過ぎたら人が減って、窓際に座った。

そして羽田！着いたときは本当にほっとした。
だって、微妙にラッシュの時間帯で、電車の乗り換えがちゃんとできるかどうか不安だったから。
えみぃ1人ならともかく、リョウコがね。

えみぃ「疲れた？」

リョウコ「そうでもない」

飛行機のチェックインを済ませ、荷物をあずけて、お蕎麦屋さんで腹ごしらえ。
立ち食い蕎麦みたいな安いお店だったらいいんだけどねー、いきなり2000円近い出費。イタタ。
でもま、おいしかったからいいか。

やっとタバコを吸って元気が戻ったリョウコ。でも、飛行機の中は吸えないし、百姓塾でも吸えないし。大丈夫かな？
一抹の不安を覚えながら、搭乗。窓際の席でらっきぃ。

実はリョウコは飛行機大好き！飛行機が離陸するやいなや、眼下に広がる地形を眺めながら地図を広げて、

リョウコ「あれは○○かな？」

と始まった。
飛行機でちょっと寝ようと思っていたけど、それは許されない。

リョウコ「あれは琵琶湖？」

と言い出す。地理が苦手なのはわかるけど、離陸してまだ30分も経たないんですけどー。

えみぃ「あれは湘南海岸です」

もっと地理を勉強してください。


そんなこんなであっちゅー間に大分に到着！
手荷物を受け取り、レンタカーを借りて、なずなへ向けて出発！！

あわてて上着を脱がずに車に乗り込んだため、汗がたら～っと。
窓を開けても暑い。ということで、別府湾S.A.で休憩。

コーヒーが飲みたかったけど我慢してお水を飲んだ。
リョウコはさつま揚げやらおせんべいを買い込んで、遠足モード。

周りの人が軽装なのと、山が青々していることにびっくり。大分は暖かいのね。
上着を脱いで、窓を開けて、運転再開。

空港から有料道路。周りは山があるだけで、何もない。長野みたいな景色。
すっごく良い道＆車なし。
お天気はイマイチだけど、快適なドライブだった。リョウコは助手席で餓鬼となっていた（爆）。
さつま揚げがおいしい！とめっちゃ上機嫌。よかった。

有料道路から日出バイパスを経由して、高速へ。
車線が増えて、ちょっと緊張するも、じきに降りる大分米良I.C.に着いた。空港を出てから約1時間。

I.C.を降りたところは産業道路みたいで、ファミレス、コンビニ、量販店などが並んでいた。
国道10号線をひたすらまっすぐ、山にむかって進む。

オットに作ってもらった地図を見ながら、どきどきしながらドライブすること30分。
なずな食養庵の看板を発見！！

ほっそい獣道みたいな、ひび割れたコンクリの道をくねくね登る。傾斜もかなりきつい。
ジェットコースターのような道を登りきると、食養庵の建物が見えた！





着いた！ちょっと涙出そうだったわ。
ぞくぞくと到着する塾生にまじって受付を済ませ、しばしぼーぜん。

厨房では夜ごはんの準備が始まっていて、いい匂いが漂っている。
いつも電話でお話しているスタッフの方々をみつけ、ごあいさつ。
ちょっと変な感じ。


そしていよいよ、赤峰さん登場！
軽く挨拶をして、赤峰さんの運転するハイエースに連なって、農場見学ツアーに出発。
えみぃも車を出すことに。

まずは大根畑。



畝と畝の間にびっしりとなずなが生えてる。
キレイな畑だ。
長野だとこの時期に青々した畑なんてないから、すごくうらやましぃ。
大根の試食はなかった（笑）。

次は白菜畑。
この時期に白菜が畑に立ってることが、やっぱり驚き。周りは茶色く枯れた葉もあるけど、むくと乳白色の立派な白菜が出てくる。

赤峰さんが白菜を取って、「食べてみろや～」と近くの人に手渡した。

えみぃ「食べたい～」

と一歩足を踏み出したところで

赤峰さん「そこにネギが植わっちょるで！」

と、近くにいたおじさんに首根っこをつかまれてしまった。はずかしー（＞＜）。

そんなえみぃのところにも、白菜がまわってきた。
1枚むしって口へ。



甘い！そしてみずみずしい。おなかがすいていることも手伝って、そりゃぁおいしかった。
そして、この白菜畑が、赤峰さんとアトピー女性の出会いの場所だったと聞いて、ちょっと感動。
本で読んだ場所に、自分が立っているんだなぁと。

土がフカフカしてて、まったく虫食いのない白菜。本のとおりだわ。


感動の余韻にひたりながら、いよいよニンジン畑へ！
一面草で覆われているんだけど、赤峰さんがひょいっと抜くと、大きなニンジンがついてる。
手品みたいで不思議な光景。



赤峰さんの「食べてみぃ」の一声で、まるかじりする人、持参のカッターで切ってわかてくれる人、わけてもらう人。
えみぃもわけてもらって食べた。

赤峰さんのニンジンは長野で食べたことがあって、甘くておいしいのは知っていたけど、やはり採りたては全然味が違う！おいしいっ！！


それから堆肥小屋を見て、食養庵へ。
戻ってからはご飯の支度、風呂焚きなどに分かれて作業をし、みんなでごはんをいただき（超おいしかった！）、自己紹介をして夜22時就寝。

興奮しっぱなしの長い1日に疲れ、一瞬で眠りに落ちるえみぃとリョウコだった。
（同部屋の方は眠れなかったらしい）

つづく