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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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早朝のエクササイズ、まだ続いてる。

毎朝往復40kmのドライブ、大変じゃない?と聞かれるけど、ぜんぜん大変じゃない。だって、すごくキレイな景色を眺めながらのルンルンドライブだもん。

家を出てまず飛び込んでくるのは、浅間山。

0904_a.jpg

写真だとちっこく見えるけど、ドーーーーンって感じよ。
朝焼けでピンクがかってて、本当に美しい。

それから、標高1000メートル付近を通っている「浅間サンライン」をひた走るのだけど、信号は少ないし、とうもろこしやキャベツや白菜の畑が広がってて、すごく気持ちよい道。

0904_b.jpg

この前なっちゃんが作ってくれた『V6ベスト』を聞きながら、窓を全開にして新鮮な空気を思い切り吸い込みながらドライブしているだけで、幸せな気分になっちゃう今日このごろ、みなさん朝の空気たっぷり吸ってますか?


てなわけで、アイリスの植え替え、田んぼの水見、神草取り、その日の気分で作業をするんだけど、ここんところのマイブームは草堆肥つくり。

循環農法の要とも言えるこの堆肥は、神草(刈って乾燥させたもの)+生ごみ+米ぬか+腐葉土が材料。
腐葉土って言ったって、ホームセンターに売ってるのじゃなくて、近くの山のものじゃなくちゃいけない。腐葉土にくっついてくる『お菌さま』の活躍で、発酵させるからだ。近くのお菌さまじゃないと、なかなかよい働きをしてくれないらしい。

近くの山に取りに行こうと思っていたのだけど、最近は山菜の乱獲や不法投棄の多発で山への出入りが厳しいらしい。困ったなーと思っていたら、意外なところに上質の腐葉土を発見!


実家の車庫の屋根の上だ。

0904_2.jpg

数年前までは、誰がこんなところに土を盛った?鳥が運んだのかな?って本気で思ってた。
桜の落ち葉が積もって、神虫さんやお菌さまが分解して、土ができたんだよね。土は草(葉っぱ)からできるって赤峰さんがいつも言ってるけど、ほんとよね。

車庫の横に軽トラックを置いて、弟が屋根に上って土を下ろす。えみぃはトラックの荷台からひっぱる。

0904_1.jpg

意外とうまく行って、トラック一杯分の腐葉土をゲット。ありんこやその他いろいろな虫さんも一緒にゲット。
すごくいいものができそう。


畑に腐葉土を運び、いよいよ積み上げ。
枯れ草(30センチ)、生ごみ(10センチ)、米ぬか(パラッと)、腐葉土(数センチ)を1セットにして、3回積むのだ。枯れ草にはたっぷり水をかけ、よく踏み込む。水は握ったときにジワっと出る程度とのことなんだけど、この加減が難しい。

貯めておいた枯れ草を、直径1mぐらいの山にして、畑の脇の川からバケツで水をくんで、ジャーっとかけて踏み込む。本当は細かく刻んだほうが発酵しやすいんだけど、作業が大変なので省略。30センチになるまで積む。

生ごみは、夏の初めからためていたもので、かなりかぐわしい香りを放って詳しく説明するのがはばかられる状態。弟はもちろん、さすがのえみぃもドン引き。そんな中、リョウコさんは平気な顔でさわってる。さすが、母は強し!

その上に米ぬかをパラッとかける。

0904_3.jpg


さらに腐葉土をかける。
そして、これを3回繰り返し、ブルーシートと透明なビニールシートをかぶせて、シートが飛ばないように重石をして、積み上げ完了。

1ヵ月後と2ヵ月後に切り返し(山を崩してよく混ぜ、再び積み上げる)をして、3ヵ月後に完成するのだっ!

神草さんは、ただ積んでおくだけでも堆肥になる。でも1年かかるらしい。生ごみなどとサンドイッチにすると早く発酵するのだったらなのなのだ。
今年はあっちの畑もこっちの畑も、積んで、積んで、積みまくるつもり。


でも、1つ問題が。川が近くにない畑があるのだ。困ったなーと思っていたら、雨!
翌朝すっとんで畑に行き、濡れた草をそのまま積み上げた。
リョウコも弟もいなかったんで、1人で作業。

0904_5.jpg


生ごみ持参で行ったけど、ぜんぜん量が足りない。実家に行ってもらってきても、まだ足りない。
んで、その辺に転がっていた豚ぷんも足した。豚ぷんの袋には「好気発酵してつくりました」と書いてある。
ん?すでに発酵済み??役に立たないかも。。。と思いつつ、ほかに生ウンがないので仕方なし。

腐葉土を積むときには「お菌さま、よろしくお願いします」とお願いしながら積んだ。お菌さまに気持ちが伝わっているといいけど。

三層積み上げたら、1メートル強の山になった。登れるか?と少々不安になるえみぃ。
意を決して山のテッペンに片足をかけた。元体操部のえみぃには楽勝なのだ。でも、もう片方の足が地面から離れない。

山の中腹に片足をかけ、ひざを山のてっぺんにのせ、正座みたいな姿勢になった。手をついて、立ち上がろうとしたけど、バランスをくずして落ちた。はー。

山の形を整えて再チャレンジ。やっと登れたー!!!うれしーーー!!!
あまりのうれしさと、山の不安定さで、しばし動けず。


早朝の畑の真ん中で、1メートル強の草の山の上に立って、ぼーっとする女。
写真がなくて残念だけど、けっこう面白い絵よね。

苦労して登ったから簡単には降りれないよーてなもんで、10分ほど踏み踏み。
回りながら踏んでたら、目がまわったー。またしばらく遠くを見たりして。
この日ばかりは、体重が重くてよかったと思った。

積み終わると、ビニールシートを探しに物置へ。
奥に押し込んであった、使用済みの黒マルチやビニールシートを引っ張り出していたら、帽子にコツンと何かあたった。その直後、てっこを攻撃するハチの姿が目に入った。体長2センチはありそうなでっかいやつっ!

びっくりしてシートを離して物置の外に飛び出した。恐る恐る物置を覗くと、奥に直径10センチぐらいの丸い蜂の巣がぶら下がってた!えみぃが巣に近づいたから、攻撃してきたんだね。帽子かぶって、てっこもしててよかった。

それでもシートがないと困るんで、そーっとシートに手を伸ばし、引っ張り出した。ハチさんのご機嫌を損ねることなくシートをゲット。

穴だらけの黒マルチだったけど、すごく長かったんで、ぐるぐる巻きにした。その上から透明なビニールシートもかぶせて完成。



最初の山を積んでから1週間後、ビニールシートをはがすと、シュワーっと湯気が出た。カエルやトカゲも飛び出した。あったかいからねー。
温度計を差して中心付近の温度を測ってみると、、、。

0904_4.jpg


55度。うーーん、本当は80度ぐらい上がるはずなんだけど、発酵はイマイチなのかなぁ。
とりあえず「神様、仏様、お菌さま、よろしくお願いします」とお願いしてみた。

堆肥を作り始めてから、萱やススキの草原を見ると「いい堆肥できそうだなー」と思うようになった。生ごみ処理機の調子が悪くなってからもてあましていた生ごみも、大切なものに思えてきた。生ごみを燃やしちゃうなんてもったいない。集めて歩きたいぐらい(笑)。

てなわけで、なによりも毎朝の検温が楽しくてしかたない今日この頃なのだ。
これからもどんどん積むぞー。




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えみぃ
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女性
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農婦
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