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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

初冬から調子が悪かったみぃちゃんがやっと元氣になったと思ったら、今度は寅子が突然絶不調に。
元氣が取り柄の寅子なので飼い主も少々焦ったけれど、毒を出せるってことは治癒能力があるってことだ!と考えて、じっと見守っていました。

丸二日ごはん食べなくて心配したけど、今朝からちょこちょこ食べるようになりました。
まだ鼻がぐずぐずしているものの、一安心。

しばらくは毎日療養食作りで忙しいけれど、るんたちが来た当時は毎日手作りごはんだったなーと思い出し、最近は手抜きしちゃっていけなかったわーと反省した今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか?


ってわけで、野良仕事も一息ついてパソコンのお仕事も今はさほど忙しくないので、ずっとやりたかったリメイクをガンガンやっている毎日。

先日男性の二部式着物のリクエストがあり、作ってみたらけっこう良かった&簡単だったので、自分用に取り掛かった。

ずっと前に手に入れて、家でちょこちょこ着ていた綿入りの着物。



松本のリサイクル着物屋さんのワゴンに入ってて、銘仙の綿入れだと思って買った一枚。
えみぃにしてはお高い買い物だったんだけど、のちに泥大島だってことが判明。
しかも全体に真綿が入ってて、超宝物扱いで大事に大事に着ていたんだけど、サイズが全く足りないので着づらかったのだ。

今年は寒くなりそうだし、気楽に着られるように二部式にしちまえ!と、衿先の下で真っ二つに切ることに。
長さ計ったり線をひいたりとかしない。
平らに広げて、柄を目安にジョキジョキーっと(爆)。



切り終わった後は縫い目がなるべくほつれないように、そーっとロックミシンに移動し、表も裏も綿も一緒にダダダーッとかがり縫い。

 

ちゃんと和裁をされる方が見たら「ひぃぃぃ~」と悲鳴を上げるんじゃないかっていう光景。
だけどロックミシンってすごいよ。なんでもかんでもかがっちまうんだから。
この方がいらっしゃるからこそ、こんな蛮行がまかりとおるのである。

上半身と下半身それぞれのかがり縫いが終わったら、ちょん切った縫い目をチェックしてほつれを直す。
そーっとかけるロックでも、縫い目が1cmぐらいは開いてしまう。
ちょっとほどいて玉結びを作ったら、上からミシンでダダダーっと重ね縫い。
 
ほつれの始末が終わったら、あとは形を整えるだけ。
まずは下半身から。

衿下がなななんと!70センチぐらいしかないので、腰巻のようにウエスト部分に布を足して長さを出す。
リョウコが前に作った二部式は豆絞りの手ぬぐいを使ってあって、綿はすべらないし締まるからいいんだけど、ちらり見えた時が超かっこ悪い。
本当は金巾(かねきん:男性の着物の裏に使われる紺の綿)を使いたかったけど手持ちがなく、洗い張りの反物を物色。

洗い張りっていうのは、着物を解いてパーツをつないで一反の形に戻し、水で洗ってから「張り板」と呼ばれる長ーい板に糊つけして乾燥させたものを言う。

着物のことをあまりご存知ない方のためにちょろっと説明すると、裏地が着いた着物、つまり袷仕立ての着物は解かないと水洗いができない。
よく聞く「丸洗い」とか「京洗い」っていうのはドライクリーニングなので、ファンデーションなどの油汚れは落ちるけれど、汗ジミを落とすことができない。雨にあたってできた水玉のシミや食べこぼしのシミなども、丸洗いでは落ちないことがしばしば。
なので、どえらく汚した着物をキレイにするには、洗い張りをして仕立て直すのだ。

それと、例えばお母さんの着物を着たいけどサイズが小さいっていうような場合、洗い張り&仕立て直しで大きいサイズにすることもできるのだ。
洋服の場合はサイズアップは難しいことが多いけれど、着物はその辺が素晴らしい。

長く着物を着るためには欠かせない洗い張り。
通常は業者さんにお願いするわけだけど、えみぃん家では洋服へのリメイク用だから自分たちでなんちゃって洗い張りをしている。

やり方は、洗濯ネットに入れてドライモードで洗って、30分ぐらい干してアイロンで伸ばすというなんとも適当なやり方だ。
業者さんは張り板に張って幅や長さを調整するけど、えみぃん家では幅が揃わないこともしばしば。でもまぁ着物を仕立てるわけじゃないのでいいのだー。

と、話がそれたんで元に戻すけど、かふぇにはリメイク用に洗い張りを終えた反物がたくさんある。
汚れがひどいものやサイズが小さいもの、着て縫い目がとれたものなど、リョウコがじゃんじゃん洗い張りをしてくれるから。ありがたやー。

ちなみに、リョウコが「これは自分用♡」と気に入った反物は、実家に山になっている。
実はそっちのほうが良いものがあるのは秘密。

と、また話がそれたんで元に戻すけれど、山をごそごそと物色して泥大島に合いそうなこげ茶色の色無地反物を発見。
衽(おくみ)の部分を2枚はぎあわせて、ロックミシンの縫い目を隠すように取り付けてウエスト部分にした。



制作途中の写真を撮ってなくて完成品なんだけど、こういうこと。
両端に長い紐をつけてあって、ウエストまわりをぐるぐるーっと2週ぐらい回してから縛るのだ。

紐はかけえりを使って自作。
細く切った布をミシンでつないで、アイロンで四つ折りにする。



これがあーた、大変な作業なのよ。
最初は市販のバイアステープを作る道具を使ったんだけど、なんちゃって洗い張りでよれてる布はうんまくいかないの。
だから指で布をつまみながらアイロンかけるんだけど、蒸気が熱くてやけどしそうになることシバシバ。
ギャーギャー言いながらなんとか終了。

写真のものを半分に折ってミシンで縫ったけど、ミシンが苦しそうだった。
紐を縫うときは生地が4重だからね。
しかもこの布、かなり目が詰まっているようで、手縫いが思いやられる。。。
ミシンのうなりを聞きながらもなんとかスカート部は完成。

続いて上半身。
ロックミシンの縫い目を隠して、左右を止める紐をつければいいだけの話なんだけど、ちょびっとオサレ感も出したい。
なので、腰に足したのと同じ着物の衿部分を裾につけることに。

裾と衿布を合わせてひとまずミシンでがーっと接合。
後は適度な幅に四つ折りして手でちくちくまつり縫い。

 

この布、めっちゃ縫いづらい。
一回り縫うまでに絹針を2本折ってしまった。
あぶねー。

何が危ないって?
理由はこれ。



縫い物してると、必ず猫が寄ってくるのだ。
この日はみぃちゃん。
真綿のお布団気持ちいいよね。

ってわけで、縫いづらい布と格闘しながら、完成したのがこちら。



見た目なかなか良かでしょー。着心地は最高!
裾に足した布をおリボンみたいに結ぶんだー。
身幅が足りなくて前が開くので、衿にも布を足して。
袖も短いから、袖口も足しちゃおうかな。

神をも恐れぬ蛮行リメイクだけど、お宝は箪笥の肥やしにするよりも着てあげる方がいいのだ!と割り切って、これからもじゃんじゃんリメイクするぞーとやる気マンマンな今日この頃なのだ。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
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