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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。
 
えみぃの料理のテーマは、素材も調味料もなるべく手作りすることだけど、料理の手順そのものは超簡単。
びっくりするほど短時間で、たくさんのお料理ができます。

今朝も、イベントのお茶請けのため、ちゃちゃっと料理しました。



こちらは黒豆おこわ。
もち米とうるちを半々ぐらい、夜に研いで浸水しておきます。
朝、軽く炒った黒豆(皮が裂けるぐらい)と一緒に炊きます。
炊きあがりは紫色をしていますが、




三杯酢をかけるときれいなピンク色になります。
色づけのためにちょっと入れるだけなので、ごはんに酸味はありません。
ほくほくとした黒豆がクセになるごはんです。
今日はおにぎりにしました。




こちらはレタスの海苔サラダ。
ちぎったレタスとちぎったノリを良く混ぜ、ごま油をかけてさらに良く混ぜ、酢醤油をかけてできあがり。
びっくりするほどおいしくて、もりもり食べられます。
ポイントはレタスの水分をよく切って海苔をまんべんなくまぜることと、おいしいごま油をたっぷり混ぜることです。



こちらはカブの酢味噌和え。
スライスしたカブは塩をして、葉っぱには塩麹を混ぜて、それぞれ10分ほど放置します。
しなっとしたら水分を絞って、酢味噌で合えます。
今日は文旦があったので、皮をすって香りをつけました。
自家製のおいしいお味噌と塩麹だからこその、おいしい味です。

というわけで、準備は万端。
後はヘアセットしてお着替えして、9時45分には家を出たいと思っている今日この頃。
みなさんいかがお過ごしですか?
 
 
ってなわけで、今日から「わらしべマルシェ」がスタート!
 
わらしべマルシェっていうのは、不要なものを持ち寄って、必要な人と交換するというマルシェで、皆さんご存知のわらしべ長者のお話になぞらえて名前をつけた。
 
わらしべ長者ってどんな話だっけ?という方のためにちょろっと説明すると、

昔、貧乏から抜け出したいと願う男が観音様に願をかけたところ「初めに触ったものを大事に
持って度に出るべし」と言われ、御堂を出たときにつまづいて転び、触った藁しべ1本を手に
旅に出る。

歩いていると虻が顔の周りを飛んで煩わしかったので、藁の先に結び(めっちゃ手先が器用ね)
進むと、泣いている男子が欲しいと言う。男の子に手を焼いていた母親が蜜柑との交換を申し出
て、交換することになる。

それから、出会う人と蜜柑→反物→馬と交換をし、最後は屋敷の主人に「旅に出るので留守を
頼む、代わりに馬を借りたい。3年経って自分が戻らなければ、屋敷は譲る」と言われ、馬を
貸したところ、3年経っても5年経っても主人は戻らず、男は屋敷の主人となって裕福に暮らした。

というおとぎ話だ。
実は原話である「今昔物語集」での結末は、馬と田を好感して地道に農作物の収益で豊かに
なる、らしい。こっちのほうが現実的でえみぃは好きだ。

というわけで、いずれにしても一本の藁しべを握りしめて旅に出た貧乏な男が、最後は裕福
になるというお話なんだけれども、えみぃが注目したのは交換そのものだ。

虻をくくりつけた藁しべと蜜柑にしても、馬と屋敷にしても、価値は釣り合っていない。
だけど、泣く子を黙らせたいお母さんにとっては蜜柑よりも藁しべが必要だったわけで、
旅に出たい主人にとっては屋敷より馬が必要だったわけで、喜んで交換している。

現代では、モノを手に入れるには「お金」が必要であり、そのモノにどのような価値がある
かの査定をして、お金とモノを交換するのが一般的になっている。
でも、お金のない時代はどうだったろうと想像すると、手元にあるものとその時必要なものを
価値など考えずに交換していたのではないかと思うのだ。

明日炊く米がないから、この味噌と交換してくれない?
とか、あるいは
田を耕したいから、このニンジンでその馬を1日貸してくれない?
とか。

自分の手元にあるもの(余っているもの、使わないもの)と、あなたのものを交換してくれ
ませんか?っていう、シンプルなブツブツ交換だったんじゃないかと。

とまぁそんなことで、ブツブツ交換のマルシェをやってみたいと思ったのは2年ほど前。
そのときに「わらしべマルシェ」という名前も既に出ていたけれど、どこでやるか、
どんな風にやるかって、具体的に考え出すと難しかった。

例えばみんなが要らないものを持ち寄ったとして、その中に欲しいものがあるかどうか。
どんな人がどんなものを持ってくるのか把握できないと、需要と供給をマッチさせるのって
難しいよね。
それに、そのモノがすごく大きかった場合、運搬はどうする?どこで広げる??
っていう物理的な問題も出てくる。

漠然と構想はあったものの、実現には至らなかった。

それが、リサイクル着物屋を始めて、着物の買い取り希望の方がけっこういらっしゃる
ようになり、「現金での買い取りは申し訳ない程度の金額になってしまうので、代わりに
リメイク商品と交換しませんか?」と言ってみたら、皆さん喜んで選んでくださって。

家で余っている野菜や加工品をお茶に出したところ、次にいらっしゃるときにおいしい
ものを持ってきてくださったり。

これだ!まずは、かふぇどうやの商品をお客様の持参したものと交換すればいいんだ!
と。
というわけで、今回の交換対象はてしごとどうやのリメイク品とリサイクル着物など。
持ってきていただきたいのは、着物、農機具、養蚕道具と告知をした。

果たして交換希望者が来るんだろうかと、若干の不安はあったのだけれど、なななんと!昨日既に着物を持ってきてくださった方が!!(フライングだけど)

お嫁入りに作ったけれど一度も着なかったという附下小紋と濃い赤の道行コート。
写真を撮り忘れちゃったんだけど、淡い黄色がベースで裾と肩のあたりだけオレンジ色で、小さい白い小花が散りばめられた、とてもかわいしいお着物だった。

「こんな派手なの、着る人いないでしょう?」とおっしゃったけれど、きれいだし、サイズもまぁまぁだったのでえみぃが一度は着てみようかなと。
道行コートもきっと欲しい方がいらっしゃいますよと。

「着てもらえるなら、うれしいわ。ごみに出そうかと思っていたから。」

リョウコが縫った紬のチュニックとマスクと交換した。
「私らが結婚した当時は、とにかく箪笥にいっぱい着物を持っていかなきゃいけなかったから」
なんつー話も盛り上がり、ついでにリメイク品の話でも盛り上がり、ブツブツ交換っていうのは、モノだけじゃなくて、気持ちとか思い出とか、いろんなものが交換できるんだなぁと。

後で写真を撮ってブログにアップしなきゃと思っていたのだけれど、なななんと、あっちゅー間に着物もコートも行き先が決まってしまい、写真を撮りそびれちまったー。
残念。

というわけで、なんだかとっても幸せな未来が待っていそうな「わらしべマルシェ」。
たくさんの人といろんなものを交換しまくって、もっともっと幸せになるぞーと心に誓う、今日この頃なのだ。

わらしべマルシェはこの後10時から16時まで。
東御市姫子沢の「古民家サロンひめこざわハウス」でやりまーす。
ブツ持って来てくださーい!!

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
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杏・・・・・・メス(9か月)

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