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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

オリエンタルリリーが咲き始め、ユリ畑は甘い香りでいっぱいです。
去年より2週間ほど早いです。

やっぱりこの方はキレイですねー。
純白のカサブランカ。

 

他にもはじめましてさんがいろいろ咲いてます。

 

お馴染みのピンクさんたちは、満開です。




毎朝、美しい姿を愛でながら香りをいっぱい吸い込んでリフレッシュ!!して元氣に働いている今日この頃。
みなさんいかがお過ごしですか?


ってなわけで、巷の学生さんたちは夏休みが始まったところだけど、えみぃの夏休みは今日で終わり。
明日からはまた、パソコン仕事が始まる。

思いっきり田の草を取り、畑の野菜たちのお世話もまずまず、パン焼きを始めて台所を片付けたり、オットの手伝いをしたり。
すんばらしく充実した日々を過ごしていたけれど、実はやり残したことが一つ。
蚕さんだ。

着物を着るようになって2年、絹の素晴らしさを毎日感じて過ごしている。
自給自足を目指すえみぃとしては、数年前から養蚕に並々ならぬ興味を持ち、お蚕さんをお迎えしたいと思うようになった。

えみぃの住んでいるあたりは養蚕が盛んだった場所で、幼少期は実家でもお蚕さんを飼っていた。
当時の家は2回が大きなお蚕部屋になっていて朝に夕に桑の葉を取ってきた記憶とか、地区の作業場にご近所さんが繭を持ち寄って大きな鍋でぐつぐつ煮た記憶、ばあちゃんと真綿を作った記憶なんかがおぼろげに残っていて。
イメージトレーニングはバッチリなんだけど、桑の葉は足りるんだろうか、忙しすぎる日々の中ちゃんとお世話できるんだろうかっていう心配と、家の中が散らかり過ぎてスペースがないってことで、なんでもすぐ手を出すえみいもなかなか踏ん切りがつかなかった。

んが!数年前から養蚕に備えて育ててきた桑の木があっちの畑もこっちの畑もふさふさになり、田んぼの草取りやら畑の作業もうんまいこと運んで余裕もある、機は熟した!!

ってなわけで、夏休みが終わる日にギリギリセーフでお迎えする運びとなり、おとつい電話で100匹を注文し、昨日受け取りに行ってきた。
いただきにいったのは、上田蚕種共同組合っていう会社。
同社は大正5年に地元の蚕糸家の出資により設立されたそうで、
事務所は大正6年に作られた国の登録有形文化財に指定されている重厚な建物で、おぉぉーって感じ。
写真撮ってくればよかったな。
上田蚕種株式会社でぐぐれば写真がたくさん出て来るので、ぜひ。→人任せ
設立時は株式会社だったが、現在は共同組合になっている。

午前中に行きます、と言ったものの、上田市内が案の定渋滞していて事務所についたのは11時半。お昼直前ですみませんー。
事務所に行ってその旨を伝えると担当の方が箱を持ってきてくださった。

「この中に入っていますから、明日の朝光にあてて、あ、直射日光はだめですよ。電気の光で良いのであててください。卵から出てきますから、そうしたら桑の幼葉を細かく切ってあげてください」
そう言って、ちいさな段ボールの箱とプリントの束をくれた。
庭にある桑の枝を手折って、「最初はこの葉、次はこの葉をあげてね」と詳しく教えていただいた。

そしておもむろに「もう出始めているけどね」と、箱の中の小さな黒い袋を取り出し、その中に入っている和紙の包みを見せてくれた。
半透明な和紙のむこうで、黒いちいさなものがごにょごにょ動いている!!



これは今朝撮った写真だけど。
段ボールの箱の中に黒い封筒が入っていて、その中に薄い和紙に包まれた卵が。

「種100粒、確かに渡しましたよ」

お蚕さんはお馴染みだとおもっていたけれど、知らないことがいっぱいあった。
卵のことを種って呼ぶのね。

家に戻っていただいたプリントを見ると、蚕の一生の説明、育て方の説明、そして飼育日記。
なんか、夏休みの課題みたい。



ドキがムネムネしながら、昨夜は眠りについた。

そして今朝5時、蚕さんとごたいめ~ん!と飛び起きたけど、まだ薄暗かった。
夏至過ぎたもんね。
ごみ出ししたり洗濯しながら明るくなるのを待ち、6時。
いよいよ、包みをオープンするときが来た!



うわー、生まれてる~!?☆◎♪
まだ孵っていない卵もいくつかあるけど、ほとんどがうにょうにょ動いている。
飼育箱は、ひとまず小さ目のダンボール箱。
底に新聞紙を敷いて、その上に印刷用のA4の白紙を置いて、その上に蚕さんが入っていた和紙を広げた。

庭から若い葉っぱを積んできた。

 

ちなみに、お蚕さんは農薬のかかった葉っぱを食べると死んでしまう。
そして、濡れた葉っぱは食べない。
雨の予報のときは、前日に葉っぱを取っておくか、風にあてて乾かしてからあげないと。

蚕種の方は2枚ぐらいで良いと言ったけれど、見せてもらった葉っぱより小さかったので7枚。
はさみでチョキチョキ細く切ったけれど、今のお蚕さん(毛蚕・けごと読む)は3mmぐらい。
こんなに小さいのに桑の葉を食べれるんだろうか?と疑問に思いつつ、うにょうにょ動くお蚕さんの上にそっと置いてみた。

 

次々と桑の葉に上り、食べ始めた!!
いやー、なんかちょっと感動。
こんなに小さい体なのに、ぼりぼり音をたてて食べてる。
小さいときに聞いたことがある、懐かしい音だ。

これから2日間昼も夜も食べ続けてちょっとお休みした後、1齢幼虫というお馴染みの白い形の幼虫になる。
3日食べ続けて1眠(いちみん・脱皮する作業)に入り2齢幼虫に、3日食べ続けて2眠に入り3齢幼虫に、4日食べ続けて3眠に入り4齢幼虫に、6日食べ続けて4眠に入り5齢幼虫に、と変化していく。
5齢の幼虫の重さは、1齢の1万倍にもなるんだとか!
というわけで、幼虫の成長によって飼育箱も大きくするか、複数に分けようと思っている。
飼育箱は上を開いたまま玄関の棚に置いた。

ネットで事前にググった育て方では、1齢になるまでは乾燥に注意とあった。
しばらくして箱を見てみると、葉っぱが乾き始めていた!!
お蚕さんたちは依然としてボリボリと葉を食べて、すでにうんちもしている。
すごいなー、たくましいなー。



麹仕込みで湿度とか温度については鍛えられているので、湿度を上げるべく箱の中に水を入れたお皿を入れて、風呂場に移動した。
日中はこれで大丈夫そうだ。
夜はどこに置くかは検討中。

ってわけで、100匹の蚕さん、無事に繭になるかどうか。
うんまく行けば9月の始めには繭が取れるはず。
こうご期待!!

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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