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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

ジャーマンアイリスのシーズンが終わろうとしています。
今年はあっという間の出来事で、ちょっとさみしぃ。

そのさみしさをうめるように、バラたちが次々と開花しています。
つるバラのレディヒリンドン、最初に植えた場所ではうまく育たなかったのですが、水栓の近くに挿したものが大きくなり、今年は見事に咲きました。すごく良い香りがします。



そして、梅の木にまきついて咲くつるバラ新雪。
繁殖力が旺盛なバラで、前の住まいから移植する際オットがものすごい切りつめてしまいもうだめかと思ったのですが、2年後からすくすく育って今ではこんなん。
梅の木がダメになっちゃうかも。

 

そしてその根元には大好きなつるバラ、ピエールドゥロンサール。
中心がピンク色のロゼッタ咲き。美しぃわ~。



そして、前に住んでいたおじいさんが植えた真っ赤なバラ。
日当たりが悪い場所に植わっていて、移植しようしようとおもいつつそのままなんだけど、毎年ひょっこり咲きます。



こちらは大好きなジュリア。
花屋さんの切り花で見て、色といい形といい素敵だなーと、苗を取り寄せて植えました。
生育がイマイチなんですが、毎年顔を見せてくれます。



そしてそして、びっくりしたのはかふぇに植えたつるバラ。
(名前忘れたー)
ずっとほったらかしだったのですが、荷物を取りに今朝行ったら、ものすごく見事に咲いてました。
超大輪です!

 

例年は切ってトイレに飾るのですが、今年は忙しくてひたすら庭で鑑賞するのみ。
それでも、朝露で光る花を見るのが毎朝楽しみで仕方のない今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしですか。


ってわけで、前置きがめっちゃ長くなっちゃったけど、お田植えの準備がほぼ終わったんで、これまでをまとめておこうと思う。

「苗半作」って言葉がある。良い苗を育てることは、収量の半分が保障されたようなものであるっていう意味。
だから毎年、苗代作りを頑張っているのは以前のブログにも書いたとおり。

だけど、実はそれと同じぐらい大事なのが田んぼの準備。
植えた苗がスムーズに活着し、苗の成長とともに水位を高くする田んぼを準備するのは、結構大変なのだ。

4月20日前後に苗代の種まき&本田の荒起こしをし、GWのうちに畔塗りを終わらせて中シロカキ、田植えの3日前に本シロカキっていうのが理想のスケジュール。

そうそう、ここで「シロカキ」についてご存知ない方のためにちょこっと説明しちゃう。

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田に水を入れた状態で、土の塊を細かく砕く作業。田面に散布した肥料を混和するとともに、表面の土を柔らかくして田面を均平にし、また水田の漏水を抑える効果がある。田面が凸凹だと、田植がしにくく、また、田植後に水を入れたとき、稲株が沈んだり、水が届かなかったりするので、これを防ぐために田面を均平にする作業はきわめて重要である。従来の人力あるいは畜力を用いた時代は田を荒起こししたのち水を入れ、数日置きに数回櫛型(くしがた)馬鍬(まぐわ)などを用いて代掻き作業を行って、それぞれ荒代(あらしろ)、中代(なかしろ)、植代(うえしろ)とよんだ。現在は一般に、ロータリーティラーなど耕うん用機械で耕し、水を入れてからロータリーティラー、カゴ型ローターなどで代掻きを行う。[by星川清親さん]
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本職の方は、トラクターに「ドライブハーロー」っていう、シロカキ専用の道具をつけてシロカキする。
ドライブハーローは表面を平らにする機能が強化されているので、ちゃちゃっと簡単に終わる。

具体的に言うと、耕うん幅が広く、耕転した泥をかき集めて平均して広げる機能があり、短い爪で稲わらをうんまいこと泥の中に抑え込める。おまけに、ロータリーを回転させたまま旋回できるので、家の田んぼなら2往復するだけで終わっちゃうだろうね。

えみぃん家にはドライブハーローがないので、普通のロータリーでやっている。
ドライブハーローと違って、ロータリーを下ろしたまま旋回するとかえって泥に凸凹ができるので、回るときはロータリーを上げないといけない。
泥と水の混ざりが甘いと旋回したところにタイヤの溝が残っちゃうので、えみぃはトロトロになるまでよく混ぜる。

と一口に行っても??だと思うので、具体的に説明する。

まずは中代。
水を土とひたひたぐらいの状態にして、一方向だけざっくりと下図のように混ぜる。
旋回時にロータリーを上げるので、赤い四角の部分はタイヤの溝跡がつくけれど、そのままにしておく。

 

中代後は、3週間ほど水を浅めで管理する。
そうすると、びっしりと細かい草が生える。

そして田植えの3日前に本シロカキ。
前日から水を入れて、ちょっと深めにして水を止める。
中代とおなじように青い矢印方向にかけた後、緑の矢印方向にかける。
そして最後は赤い矢印の方向にぐるぐると。このときはロータリーを浅めにして旋回時も上げずにかける。



中代から水をはっておくと、このやり方で田んぼ全体がトロトロ土になる。
田植え前日まで水を止めておくと、水が減っていくときにトロトロ土が平らに移動して、良い感じになるのだ。

3週間の間に生えた草が本シロカキによってかき回されて駆除できるので、かなりの量を減らすことができるのだったらなのなのだ!
そして大きく育った苗を植えて深水管理をすると、次の草の伸びが遅い。
田植えから2週間後に田車で縦横と歩けば、次の草もらくらく駆除できる。
と簡単に言うけれど、早朝3時間の作業だけでは縦横歩くのは難しく、だいたい縦を歩き終わったところで7月に入ってしまい、草取り終了となっている。

分けつ中は根を切っても大丈夫なんだけど、分けつが止まって出穂の準備が始まるときは根を切ってはいけないので、7月に入ったら田んぼに入らないようにしている。

横歩きができない状態だと、土のちからが弱い場所は草がびっしり生えてくる。
でも、稲の株元が草でびっしりになっても、水さえ回せれば草に負けることなく実る。
なので高い畔が必須なのだ。

ってわけで、今年は苗代作りは早めにできたんだけど、本田は去年の藁束が半分放置された状態で、それを片付けるのに時間がかかってしまい、荒起こしが遅くなった。
びっしり生えそろったスズメノテッポウをすきこみながらの耕うん。

 

さらに、今年はGWあたりが超ウルトラスーパー忙しかったのと、水が少なくて畔塗りを断念。
仕事が一段落したら、例年より早くアイリスシーズンが来ちゃってこれまた忙しくなり、畔塗りがどんどん遅れてしまった。

なので、2回のシロカキを断念。
草がものすごく生えてくることを予想し、畔をいつもより高く塗った。

 

30センチの畔シートの裾を土に入れることなく、そのまま設置。
このシートは、畔の土に水が染み込んだり、もぐたんが掘った横穴に水が流れるのを防ぐためのもの。
畔シートの裾の部分は、シロカキ後に泥を寄せて水漏れを防ぐ。

金曜日の夕方畔塗りが終わり、それから水を入れ始めて昨日の夕方(火曜日)から本シロカキ開始。

 

荒起こしで倒した草が、また伸びている。
土と泥と草を良く混ぜるため、ゆっくりめのスピードでちょっと深めにじっくり耕うん。

縦方向に一度起こしたあと、今年は横に耕うんしてみた。
そのほうが、草や藁が中に入るかなと思って。
縦方向より気持ち高速で。ロータリーも気持ち浅め。



横方向は、八ヶ岳や北アルプスなんかも見えて、すごく景色が良い。
アルプスはまだ雪をかぶってて、白くてキレイ!

そして最後はロータリーを浅くしてぐるぐる高速で耕うん。
縦3時間、横&高速回転で3時間、合計6時間かけてシロカキ終了。

 

とまぁそんな感じで、今日明日で田植え紐やら棒やらの準備をして、金曜日から苗取りして、日曜からいよいよお田植え!
ここまで来ると、あとはお楽しみな作業ばかりなんで、今年の田んぼは一段落っていう気分の今日この頃なのだー!
 

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
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るん・・・・・メス(16歳)
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杏・・・・・・メス(9か月)

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