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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

アイリスシーズンがやってきました。
例年より2週間ほど早いです。
 
一般的に「ジャーマンアイリス」と呼ばれているのは、tall bearded iris(トールベアーデッドアイリス)という品種で、開花時期が早いものと遅いものがあり、だいたい1か月ぐらいは楽しめます。
んが、昨年は異常気象のためか、早咲きも遅咲きもほぼ同時期に開花し、わずか2週間ぐらいでシーズンが終わってしまいました。
今年の咲き方も去年に似ていて、なんだか早く終わってしまいそうな気がしています。



これは昨年の様子です。お花も景色もビューティフル!!
この花を見るために、1年間汗水たらしてお世話をしているのです。

いろいろ忙しい中、短いシーズンをめいいっぱい楽しむため、いつもよりさらに早く起きて畑に出かける今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしですか?


ってなわけで、例年より二週間も早く始まったアイリスシーズンのお蔭で、急に気ぜわしくなってきた。

朝5時に畑に飛び出す日々には慣れてきたものの、5時じゃぁ間に合わん。
夜遊びがえりの音次郎が4時ごろ帰宅するようになったので、そのまま起きて畑に行けばいいじゃん。
ってわけで、昨日は5時前に家を飛び出した。

いつもより早く家を出たのには、もう一つ訳がある。
今年は苗代の田んぼに水がなかなか入らないから、朝一で集落の一番上の堰を上げに行くためだ。

苗代田んぼは、南北に走る太い農道の東側に面している。農道の西側にも水路があり、この農道の起点の場所に、東西の水路に水を分ける仕組みがある。

東側も西側も同じように田んぼがあるのに、東側の水路はとても細くて西側が太いから、西側に下ろす水口は大きく開いていて、東側への水口にだけ堰がついている。
毎朝夕田んぼの水の入りを確認してこの堰を見に行くんだけど、ここ数日はシロカキがピークを迎えているため、堰をいっぱいに上げても水路の一番最後にあるえみぃん家の苗代にはほとんど水が来ていない状態。

何日も水が入らない状態が続いていたせいか、成形した苗代も畔もひび割れがすごい。
そこから水がもうってしまうのか、たまに水が溜まってもすぐになくなってしまうという、困った状態になっている。
こんなことは始めてだ。

いつもなら午前中に水をたっぷり入れて、午後は水を止めて田んぼの中をあたためるっていうふうに管理しているけれど、今年は入る時に入れるしかないので、ずっと水取り口を開けっ放しにしている。
 
というわけで、正直毎日水を見に行く度に切なくなっていた。
苗たちは干からびないかな、ミネラル欠にならないかなと。

でも、そんなことはおかまいなしに、苗たちはたくましく育っている。

 

長さは15センチぐらいで、6葉ぐらい。
分けつが始まってる子もいる。
ここまでは順調で、問題はここから。
無事に全員ガンダムになるんだよ~、と、毎朝夕声をかけている。
 
とまぁそんな具合なので、今年は本田の畔塗りに着手ができない。
なぜかっていうと、苗代田んぼの上流に位置する本田に水を入れると、ますます苗代に水が入らないからだ。

へこんでいてもしょうがないので、田んぼのことはスパッと忘れて畑の作業に勤しんでいる。
今年はとにかく草の伸びが早いので、ここ数日は畔草刈りの日々だった。

えみぃの畑は4枚、全部で約3反(約1000坪)もある。
全部の畑の畔を刈るだけでも、結構な時間がかかる。
オットのアイリス畑もひどいところがあったので、ちょっとお手伝いしたりして。

畔だけじゃなくて麦の間も刈ってすっきり。

 

去年の暮れにまいた麦、暖冬だったお蔭でなんとか収穫できそう。
手前のネギ坊主は九条ネギ。種を取る予定で残してあるけど、こんなにいらないなー。

刈払機ばかりやっていると手がブルブル病になるので、給油のタイミングで一休みして野菜たちのお世話も。



二週間ほど前に植えたじゃがいも。
自家採取のイモはとにかく芽がたくさんでるので、2~3芽だけのこして芽かきをする。
クワで生え始めた草をかきつつ、土寄せ。



4月半ばにまいたニンジンの芽が大きくなってきた。
草も一緒に育ってきていたので、一回目の除草をした。
わりと薄まきできたので間引きはもうちょっと先でいいかな。

先日植えたネギの除草&土寄せもできた。
いつもなら田んぼにかかりきりでほとんど手つかずで、田植えが終わるころにはじゃがいももネギも草に埋もれて大変なことに~って感じだったけど、今年はタイミングよくお世話できてる。

タイミングってすごく大事だ。「草を見ずして草を取る」という言葉があるくらい。
小さい草のうちならクワでちょいちょいって混ぜるだけで除草できるけれど、大きくなってしまうと抜くのも刈るのも大変。
大きいと抜いてもまた起き上がってくるし、刈ってもすぐ伸びるし。
だけど今年は先手先手でできてて、畑がキレイ。

ってわけで、草刈りが終わったら、順番に耕うんだー。

 

耕作放棄地をどんどん借りているので、点在する畑は10か所以上もあり、それぞれ特徴から名前をつけて呼んでいる。
ここは「かきの木の畑」で約一反の広さ。
ちょっと粘土っぽくて扱いづらかったけど、ふかふかの良い土になってきた。
2週間前に一度耕うんしてあったので、軽く起こしただけで完了。
今年は大豆を作る予定。
大豆畑は例年、豆の芽が出てからあわてて耕していたけれど、今年はもう準備ができちゃった。
カッコウさん、いつ鳴いてもいいよー。

 

ここは「工場の畑」、約8畝ほど。
近所にある工場の社長さん宅の近くにあるからそう呼んでいる。
上半分には、じゃがいも、ネギ、麦が植わっている。
下半分は昨秋大根や白菜を作ったんだけど、今年はかぼちゃを作る予定。



ここは「じいちゃんの畑」、1反。
むかしじいちゃんとばあちゃんが作っていた、実家の畑。
手前でふさふさしているのは種取り用のニンジン。良い感じでトウがたってきた。
ここにはナスやトマトなどの果菜類とスイカ、トウモロコシを作る予定。
種まき&定植は、一雨を待ってからの予定。

今朝は久々の雨降り。
田んぼにもたっぷり水が入ったし畑の準備も一段落したので、家でパソコン仕事の朝。
この時間はネコが全員家の中にいるので、いちゃいちゃしながら。
たまにはこういう朝もいいねー。

ってわけで、今年はバッチリ!なはずの苗代がピンチ!だけど、おかげで畑の作業がだいぶ良くできた。
今までは田んぼが中心だったえみぃの野良だけど、畑にも目をむけなさいっていう神様のお告げのような気がしてきた。
干からびた田んぼで元氣に育つ苗たちを見て、循環の苗ってほんとうにたくましなって、自然におまかせしておけば大丈夫なんだなって。
「春は田んぼ!」って肩に入ってた力も抜けて、氣も軽くなって、ますます楽しいことになってきそうな、今日この頃なのだ!!


 



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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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