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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

小さい頃からのえみぃの夢は「良妻賢母」。
リョウコがそういう人じゃなかったから(爆)なのかなー。
おいしい食事を作って、家の中をきれいにして、家族のためにこまごまとした用事をきちんとこなせる人になりたかったんです。
 
だけど、結婚してからずっと活動の場がどんどん外へひろがっちゃって(笑)。
今年はお願いできることは人におまかせして、えみぃは家の中のことをもっとちゃんとしたいなー。
元旦に、そんなことを考えたりしていました。

話はくるりんぱと変わって、麦芽がやっと伸びました!



12月半ばから毎日水を交換してお世話して、やっとここまでになりました。
長かったー。
二週間ぐらいでこうなる予定だったのに、寒いから成長が遅かったってことか?

まだ芽を出したばかりの子もいるので、伸びた子だけを先に麦芽粉にして、引き続きお世話をしようと思っている今日この頃。
皆様どんな年を迎えられましたか?


ってなわけで、現代ではほとんど使われていないけれど、えみぃにとってはとても大切な「古道具」。
百姓を始めた当初はほとんど持っていなかったけど、少しずつ集まってきた。

まずは足踏み式脱穀機。
えみぃん家では大豆の脱粒に使っている。

お借りしている畑の小屋の中から発掘!
使ってもいいよーとのことで、有り難く使わせていただいてる。



写真は味噌作りワークショップの一コマ。
えみぃん家の味噌作りは、原料である大豆と米を育てるところから始まる。
本当は米作りから体験してもらいたいところだけど、さすがに期間が長すぎるので今年は大豆の収穫体験からスタート。

どんなに素晴らしい材料を集めて作っても、自分で育てて収穫して作った味噌には勝てないって思う。
作るところから始まったら、絶対おいしく感じる。そこんところをワークショップで体験してほしいのだ。

脱粒してこなした大豆分で作ったお味噌は、自分のものになる。
ちなみに、今年は出来上がりで10kg分を予定。

このようにして大豆を殻から外したあとは、手箕(てみ)でごみを飛ばす。



深くなっている方を腰のあたりに持って、上下に振りながら中身を風に当てて、うんまいことごみだけを飛ばす。
なんちゅーか、手箕を波打つように動かすと、豆は手箕の深いところにとどまって軽いごみだけが先っちょに出てくるんよ。

最初のうちには大豆も一緒に飛ばしちゃってたけど、ここ数年で上手にできるようになった。
コツは、少しずつやること。
いっぺんにやりたい!なんつって、大豆をたくさん入れたら波のようには振れなくて、大豆が飛び出しちまうのだ。

そうして最後は唐箕(とうみ)にかけて仕上がりとなる。
唐箕の写真がみつからないんだけれども、これも大事な道具。
えみぃん家のは古いのじゃなくて、ステンレス製の新しいもの。
何年か前に「農家の家大地」で購入した。

ってわけで、今では「足踏み式脱穀機~手箕~唐箕」という流れで楽ちんに大豆をこなしてる。


お次は米のはなし。
お米は収穫した後、籾つきで保管している。
米農家の方は、収穫時に玄米にして冷蔵庫で保管しているけれど、えみぃん家は冷蔵庫がないので玄米にしちゃうと味が落ちるのだ。

で、必要な分だけ玄米にするっていうのが、意外とめんどくさい。
一番確実なのは、隣町の精米屋さんにお願いすること。
30kg袋単位で籾すりをしてくれる(一袋500円)。
こういう単位で籾すりをしてくれる精米屋さんって、意外と少ないのだ。
(ライスセンターなんかは、大量じゃないとやってくれない)
籾がほとんど入らなくて有り難いんだけど、持って行ってすぐやってもらえない(一晩かかる)ので、お店まで二往復しなくちゃいけないってのが、ちょいとめんどう。

お次は長野市内にあるコイン玄米機にもみすりに行くっていう方法。
こちらも比較的きれいな玄米になるんだけれど、現地まで1時間ちょっとかかることと、結構な頻度で機械が詰まることがネック。ライバルが居ることもしばしば。

お次は佐久市の大地にあるコイン玄米機を使う方法。
まぁまぁ近くて良いんだけど、こちらは結構な割合で籾が入ってしまう。
友達に「2回通すといいよ」と言われたけど、そうすると割れ米が多くなるし、目減りも激しい。

ってなわけで、いずれにしても生活圏内でちゃちゃっとできることではない。
自宅にもみすり機が欲しいなーと思って検索していて、なななんと!手動のものを発見。

「もみすり箱」という道具。



手前の箱に籾を入れ、四角い豆腐みたいな道具ですりすり。
目の細かいザルで小さなゴミや籾がらを落とし、目の大きいザルで玄米と籾を分けるという仕組み。
キャッチフレーズは「一合10分」。

やってみたら、んまぁなんて大変!
こんなんで玄米いただけるんかしら!!って感じだったけど、やっているうちに少しずつ慣れてスピードアップした。
コツはとにかく少しずつやること、だわね。

そうしてできた玄米がこちら。



酵素玄米炊くときより、米粒に集中できる気がする。
有り難いなーっていう気持ちが、どんどん膨らんで幸せな気持ちになる。
頭の中が真っ白になって、ストレス発散にも良いかも。
こうして炊いた玄米はおいしいだろうなぁ~。

今は忙しい毎日だから毎日は無理だけど、将来時間がたっぷり取れるようになったら、食べる分だけをスリスリ~ってやっていただくっていいな。
なーんて思ってみたり。

そうそう、先日友達から「米粉を売ってもらえない?」と聞かれ、そおいえば石臼があるんだって思い出した。

初めて麦を作ったとき、「自宅ですった小麦でうどんとか贅沢だわね~」なんて夢見て、大地で買ったチビウス。
いやね、本当は大きいのが欲しかったんだけどお高くて、オットに「ちゃんと使うかどうかわからないんだから」と小さい方を薦められて買ったのだ。

舌切り雀のお話では小さいつづらを選んで正解!なんだけど、小さい石臼って大変よー。
臼が軽いからうまくつぶれず、小麦を100gするのに2時間とかかかっちゃった。
とても粉をいただくところまで行かなかった。
今では醤油仕込みのときに、玄麦をつぶすのに使っているだけ。

麦は殻が固いから大変だけど、米ならいいかもと、先日Jr.に試してもらった。



いい感じ~。
これなら販売も夢じゃないかも。

Jr.も「楽しい」ともくもくと臼をまわしてた。
子供たちに遊び感覚でやってもらうと、良いかもね。もちろん、お駄賃もあげるわよ。

他にも味噌と醤油を寝かす木の樽とか、梅干しを漬ける甕とか、そういう道具がどんどん集まってくる。

こういう暮らしをしていなければ要らないものなんだろうけど、えみぃにとっては全てがお宝だ。
大切に使って行こうと思ってる。

古道具って、ちょっとずつしかできなかったりお手入れが大変だったりするんだけど、ちょびっとずつ黙々と作業をする時間やお手入れにかける手間の分だけ、良いものができる気がする。そしてそういう時間って、頭の中が空っぽになって、「ありがとう」の気持ちが涌いてくる。
生活の中にそういう時間を持つことで、いつでも謙虚でいられる気もする。

現代人はそういう時間を削りすぎて、ストレスを溜めこんだり病気になるんじゃないかって聞いたことがあるけど、本当にそうかもって思う。 
 
ってわけで、循環農法で育てた作物を古道具を使って加工したら、めっちゃんこ贅沢でおいしいものができるに違いないわ~って、わくわくしている今日この頃なのだ!!

皆さん、要らない道具があったらえみぃまでご連絡くださいませ~。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
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