自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、
2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に
綴ります。
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明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
年末年始は恒例のお仕事でバタバタで、2011年を振り返る暇もなく新しい年を迎えた。
2011年は世の中的にも個人的にもいろいろあったけど、今、猫たちに囲まれて、穏やかに新しい年を迎えられたことに心から感謝。
ここから先は、ちょっと悲しくてつらい内容が含まれています。
実は、悲しいことは書かないというポリシーで今までブログを続けてきたのだけど、ツルのことはとても大きなできごとだし、忘れたくないので書くことにしました。
読みたくない人はスルーしてちょ。
深夜のコンビニのごみ箱に捨てられた、生まれて1週間ほどの子猫2匹。
ミニスカの友達が拾ったことで、実家に来たのが20年前。
ミニスカは一時あずかりのつもりだったらしいけど、生まれたばかりのかわいい子猫をえみぃが離すはずはなく、キジトラの兄妹はツル(♂)マツ(♀)と名付けられ、えみぃん家の子になった。
片手にすっぽりと収まる子猫、かわいかったなー。
いつでも一緒、すっごく仲良しの2匹との生活は、とても楽しかった。
家から出さずに育てようと思っていたけれど、脱出されてお外へ行くようになってしまった。
そして、マツは1歳半で交通事故にあい、亡くなってしまった。
かわいいさかりの死はとてもショックだったし、ツルがマツを探して歩く姿を見るたび悲しかった。
けど、ツルが癒してくれたっけ。
ツルは姿もかわいらしかったけど、気持ちもとても優しくて、おとなしい猫だった。
動物が苦手なオットも、ツルとだけは仲良しだった。
ツルは臆病猫だったから、道路に飛び出して事故に逢うことはなかったけど、かぜひいたり、怪我したり、「危ないかも」、という橋を何度も渡った。
キャリーに入ることも車に乗ることも大嫌いで、病院に連れて行ったことはほとんどなかったけど、食べずにじっとおとなしくしているうちに自然に治ってた。
実家に居る間はとにかく仲良しで、夜は一緒に寝たし、えみぃの後をついて歩いたツル。
でも嫁に出た後は、えみぃのことを忘れてしまったようで、実家に帰っても他人を見る目(悲)。
猫ってそういうものよね。
無類の猫好きのえみぃだったけど、結婚後は賃貸住まいで飼うことができなかった。
だから実家に行ってツルに逢うのが、とても楽しみだった。
庭先にちょこんと座って日向ぼっこする姿や、短いしっぽをふりふり歩く姿を見るにつけ、かわいいなー、ほっこりするなぁと。
近づいて触ろうとすると逃げちゃうんだけど、見てるだけでよかった。
2年半前今の家に越してきたとき、本気でツルを招き入れようと思ったけど、猫は屋敷につくもの。
それに、実家では自由にお外に出てたけど、えみぃん家のまわりには猫が苦手な人が多いので出せない。
ツルのストレスを考えてあきらめた。
で、我が家には音次郎とるんがやってきたわけだけど、実家のツルもとてもかわいくて気になる存在。
実家に行くたび、ツルを探した。相変わらず、逃げられちゃってだっこできなかったけど。
そんな心のオアシス、ツルの姿が変化したのは、去年の夏ごろから。
目のまわり腫瘍らしきものができて、かきむしっているうちに皮が少し剥げてしまった。
病院に連れて行きたかったけど、とにかく病院が嫌い。
自然治癒を願って、餌を替えて、免疫ミルクをあげたりしてた。
でも、範囲がどんどん広がって、秋頃には顔の1/3の皮がない状態になってしまった。
傷口からは絶えず膿が出ている状態。
ツルの姿を見るのがつらくなってきた。
えみぃん家の猫たちがお世話になっている自然療法の「うかい動物病院」の先生に写真をみてもらったら、
「傷は大きいけど、ここから毒が出ているから、体は調子悪くないと思うよ。(病院へ)連れて来れれば傷をふさぐこともできるかもしれない」という見解だった。
確かに、顔はおっかないことになっているけど、外を飛び回って普通に生活してる。
なんとかツルを動物病院へ連れて行きたい。
11月、病院に連れて行く決心をして実家に行き、ごはんでツルをひきつけた。
ごはんを食べ終わったところで頭をなでなで。若干警戒しつつ、えみぃに近づいたツル。
次の瞬間、えり首をぐっとつかみ、キャリーに押し込んだ。
キャリーには入れたんだけど、中で激しく動き回るツル。
傷から血がいっぱい出て、キャリーの底が真っ赤になった。
それでも「出せー」と激しく抵抗する姿を見て、車で20分の道のりが不安になり、キャリーを開けてしまった。
ツルはいちもくさんに、振り返らずに逃げてしまった。
それから、ツルはえみぃに姿を見せてくれなくなった。
余計なことをしてしまった(ツルが弱ってしまったのではないか)という思いと、無理にでも連れて行けばよかったという後悔がぐるぐるして、ときどきリョウコに様子を聞くと「元気にしているよ」とのことだったけど、とてもつらかった。
そして12月の末、亡くなったと連絡が来た。
亡くなる3日前まで、元気に外を飛び回り、リョウコが仕事から戻ると駐車場で帰りを待っていたそうだけど、その日は居なかった。
心配になって探すと、よろよろと力なく歩いていたとのことで、コタツに入れてあげた。
ときどき起き出してごはんを食べたけれど、3日後にコタツの中で、眠るように息を引き取ったそうだ。
えみぃが生きているツルに会ったのは、無理やりキャリーに入れようとしたときが最後だった。
逃げて行く後ろ姿が、いまでも目にやきついている。
この半年、ツルの顔はとてもすごい状態だったので、オットは実家に行くたびに「ツルがいませんように」と願ったそうだ。
でも亡くなる少し前、ツルに逢ったそうだ。
「お別れをしてくれたのかな」と言っていた。
最後にコタツの中に入ったのも、命がつきるのがわかっていたからかな。
えみぃがツルに逢ったのは、亡くなって1日たってからだった。
もう冷たくなっていたけど、安らかな姿だった。
病院に連れていけなかったことがとても心残りだったけど、ツルは最後まで自分らしく一生懸命生きたんじゃないかって思えた。
ツルが病気になってから亡くなるまではとてもつらい日々だったけど、病気ってなんだろう、生きるってどういうことだろうって何度も問いかけた毎日で、ツルの死とともに、なんとなく心に残ったことがある。
具合が悪くても西洋の治療を受けるつもりのないえみぃ、最後に健康診断を受けたのはもう10年以上前。
病院には行かないけど、いろいろと気をつけてケアはしているつもり。
だけど、もし具合が悪くなったら、えみぃがツルの心配をしたように、家族は心配するでしょうね。
そしてもし、えみぃが死ぬようなことがあったら、悲しむでしょうね。
だけど、えみぃが天寿を全うして幸せそうに死ねたら、少しは悲しみが和らぐかもしれない。
だから毎日楽しく、一生懸命生きよう、そう思った。
ありがとね。ツル。
写真は10年前のツルとチビスカ。
今年もよろしくお願いします。
年末年始は恒例のお仕事でバタバタで、2011年を振り返る暇もなく新しい年を迎えた。
2011年は世の中的にも個人的にもいろいろあったけど、今、猫たちに囲まれて、穏やかに新しい年を迎えられたことに心から感謝。
ここから先は、ちょっと悲しくてつらい内容が含まれています。
実は、悲しいことは書かないというポリシーで今までブログを続けてきたのだけど、ツルのことはとても大きなできごとだし、忘れたくないので書くことにしました。
読みたくない人はスルーしてちょ。
深夜のコンビニのごみ箱に捨てられた、生まれて1週間ほどの子猫2匹。
ミニスカの友達が拾ったことで、実家に来たのが20年前。
ミニスカは一時あずかりのつもりだったらしいけど、生まれたばかりのかわいい子猫をえみぃが離すはずはなく、キジトラの兄妹はツル(♂)マツ(♀)と名付けられ、えみぃん家の子になった。
片手にすっぽりと収まる子猫、かわいかったなー。
いつでも一緒、すっごく仲良しの2匹との生活は、とても楽しかった。
家から出さずに育てようと思っていたけれど、脱出されてお外へ行くようになってしまった。
そして、マツは1歳半で交通事故にあい、亡くなってしまった。
かわいいさかりの死はとてもショックだったし、ツルがマツを探して歩く姿を見るたび悲しかった。
けど、ツルが癒してくれたっけ。
ツルは姿もかわいらしかったけど、気持ちもとても優しくて、おとなしい猫だった。
動物が苦手なオットも、ツルとだけは仲良しだった。
ツルは臆病猫だったから、道路に飛び出して事故に逢うことはなかったけど、かぜひいたり、怪我したり、「危ないかも」、という橋を何度も渡った。
キャリーに入ることも車に乗ることも大嫌いで、病院に連れて行ったことはほとんどなかったけど、食べずにじっとおとなしくしているうちに自然に治ってた。
実家に居る間はとにかく仲良しで、夜は一緒に寝たし、えみぃの後をついて歩いたツル。
でも嫁に出た後は、えみぃのことを忘れてしまったようで、実家に帰っても他人を見る目(悲)。
猫ってそういうものよね。
無類の猫好きのえみぃだったけど、結婚後は賃貸住まいで飼うことができなかった。
だから実家に行ってツルに逢うのが、とても楽しみだった。
庭先にちょこんと座って日向ぼっこする姿や、短いしっぽをふりふり歩く姿を見るにつけ、かわいいなー、ほっこりするなぁと。
近づいて触ろうとすると逃げちゃうんだけど、見てるだけでよかった。
2年半前今の家に越してきたとき、本気でツルを招き入れようと思ったけど、猫は屋敷につくもの。
それに、実家では自由にお外に出てたけど、えみぃん家のまわりには猫が苦手な人が多いので出せない。
ツルのストレスを考えてあきらめた。
で、我が家には音次郎とるんがやってきたわけだけど、実家のツルもとてもかわいくて気になる存在。
実家に行くたび、ツルを探した。相変わらず、逃げられちゃってだっこできなかったけど。
そんな心のオアシス、ツルの姿が変化したのは、去年の夏ごろから。
目のまわり腫瘍らしきものができて、かきむしっているうちに皮が少し剥げてしまった。
病院に連れて行きたかったけど、とにかく病院が嫌い。
自然治癒を願って、餌を替えて、免疫ミルクをあげたりしてた。
でも、範囲がどんどん広がって、秋頃には顔の1/3の皮がない状態になってしまった。
傷口からは絶えず膿が出ている状態。
ツルの姿を見るのがつらくなってきた。
えみぃん家の猫たちがお世話になっている自然療法の「うかい動物病院」の先生に写真をみてもらったら、
「傷は大きいけど、ここから毒が出ているから、体は調子悪くないと思うよ。(病院へ)連れて来れれば傷をふさぐこともできるかもしれない」という見解だった。
確かに、顔はおっかないことになっているけど、外を飛び回って普通に生活してる。
なんとかツルを動物病院へ連れて行きたい。
11月、病院に連れて行く決心をして実家に行き、ごはんでツルをひきつけた。
ごはんを食べ終わったところで頭をなでなで。若干警戒しつつ、えみぃに近づいたツル。
次の瞬間、えり首をぐっとつかみ、キャリーに押し込んだ。
キャリーには入れたんだけど、中で激しく動き回るツル。
傷から血がいっぱい出て、キャリーの底が真っ赤になった。
それでも「出せー」と激しく抵抗する姿を見て、車で20分の道のりが不安になり、キャリーを開けてしまった。
ツルはいちもくさんに、振り返らずに逃げてしまった。
それから、ツルはえみぃに姿を見せてくれなくなった。
余計なことをしてしまった(ツルが弱ってしまったのではないか)という思いと、無理にでも連れて行けばよかったという後悔がぐるぐるして、ときどきリョウコに様子を聞くと「元気にしているよ」とのことだったけど、とてもつらかった。
そして12月の末、亡くなったと連絡が来た。
亡くなる3日前まで、元気に外を飛び回り、リョウコが仕事から戻ると駐車場で帰りを待っていたそうだけど、その日は居なかった。
心配になって探すと、よろよろと力なく歩いていたとのことで、コタツに入れてあげた。
ときどき起き出してごはんを食べたけれど、3日後にコタツの中で、眠るように息を引き取ったそうだ。
えみぃが生きているツルに会ったのは、無理やりキャリーに入れようとしたときが最後だった。
逃げて行く後ろ姿が、いまでも目にやきついている。
この半年、ツルの顔はとてもすごい状態だったので、オットは実家に行くたびに「ツルがいませんように」と願ったそうだ。
でも亡くなる少し前、ツルに逢ったそうだ。
「お別れをしてくれたのかな」と言っていた。
最後にコタツの中に入ったのも、命がつきるのがわかっていたからかな。
えみぃがツルに逢ったのは、亡くなって1日たってからだった。
もう冷たくなっていたけど、安らかな姿だった。
病院に連れていけなかったことがとても心残りだったけど、ツルは最後まで自分らしく一生懸命生きたんじゃないかって思えた。
ツルが病気になってから亡くなるまではとてもつらい日々だったけど、病気ってなんだろう、生きるってどういうことだろうって何度も問いかけた毎日で、ツルの死とともに、なんとなく心に残ったことがある。
具合が悪くても西洋の治療を受けるつもりのないえみぃ、最後に健康診断を受けたのはもう10年以上前。
病院には行かないけど、いろいろと気をつけてケアはしているつもり。
だけど、もし具合が悪くなったら、えみぃがツルの心配をしたように、家族は心配するでしょうね。
そしてもし、えみぃが死ぬようなことがあったら、悲しむでしょうね。
だけど、えみぃが天寿を全うして幸せそうに死ねたら、少しは悲しみが和らぐかもしれない。
だから毎日楽しく、一生懸命生きよう、そう思った。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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