自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、
2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に
綴ります。
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「みんなで稲刈り」「棚からぼた餅」を未読の方は、ぜひ稲刈りから順番に読んでね。
集合場所から和田峠を越えて岡谷へ。岡谷から高速で伊那へ。伊那I.C.を降りて数分のところに「シオリさんの館」はあった。集合場所からここまで1時間ちょっと。あっちゅーまだね。
赤峰さんに逢える~と、ドキドキワクワクの道中だったけど、途中でAくんから
「今日赤峰さんは講演会の関係者と宴会で、シオリさん家には行かれないそうです」
と電話が来て、一気にトーンダウンしていた。
でも、翌日には会えるんだし、松本実行委員メンバーとの懇親会を楽しもう!と気持ちを切り替えた。
今日泊めていただく家の主「シオリさん」に関しては、「水パーマとか地球にやさしい施術をする美容師さん」「赤峰さんとは古いつきあい」ということしか知らない。そして、松本実行委員会で一度逢っただけだ。
だけど、今まであちこちでお名前は聞いていて、その筋(どの筋?)では超有名人。
長野の「○○○シオリさん」という名前は、海外までとどろいているという。地球や人にやさしい活動をたくさんしている人だから、ネットワークを通じて有名になったのかな?と想像していた。
この日は、えみぃ達3人のほかに、松本から実行委員のメンバーが3人と、木曽の講演会を聞きにいっているAくんがみんな「シオリさんの館」に泊めてもらうことになっていた。なので、旅館みたいな家を想像していたのだけど、普通のログハウスだった。
こんなにたくさんどうやって泊まるの?お布団は??などなど、いろいろ疑問に思いつつ、中に入る。
玄関を入ると、正面がキッチンだった。シオリさんは既にお料理にとりかかり、温かい良い香りが館内に充満していた。
玄関ホールとキッチンの仕切りの棚には、シャンプーや化粧品や、赤峰さんの本を含めてシオリさんが推奨する本がトコロ狭しと並べられていた。棚の影からシオリさんの様子がチラチラ見える感じ。
玄関ホールから右側に、大きなリビングが広がっていた。既に長い机が用意され、お料理や取り皿も並べられ、居酒屋のようになっていた。
シオリさん「いらっしゃいー、入ってー」
全員「おじゃましますー」
松本実行委員長(以下Mさんと呼ぶ)とAくんは既に到着していて、宴会の準備をしていた。
15畳ほどのリビングの先に、シオリさんのおじいちゃんのお部屋が増築されてあった。
えみぃとOさんは初めてだったけど、他の人は何度も来たことがあって、だけど増築されたお部屋を見るのは初めてってことで、お部屋を拝見することにした。
元ハンターだったというお父さん、御年84歳。とってもお元気。
だけど足が弱くなってしまったので、シオリさんと同居することにしたと言う。シオリさんは、足の悪いお父さんのために、トイレ付の日当たりの良い部屋を増築してあげたんだって。
大きな窓、そして天井にはこれまた大きな天窓がついていて、日当たりがすごく良くてあたたかい。
ログハウスって初めて入ったけど、温かいのね。びっくり。
それからぞくぞくと人がやってきて、総勢12人で宴会がスタート。
お料理は、ひじきの煮物、野菜とイカの炒め物、肉じゃが、水菜のサラダなどなど、どれも素敵な大皿に盛られ、居酒屋料理みたいだ。ビールと焼酎を飲みながらいただいた。
シオリさんがとっておき!ということで、クロカワダケというきのこの焼き物と、カモシカの醤油煮を出してくれた。クロカワダケは、ヒラタケみたいな形で黒いきのこだった。口当たりはシコシコした普通のきのこなんだけど、ほろ苦い。大根おろしとお醤油をかけていただくと、すっごく酒に合った。
カモシカくんは、、、ものすごく固くて獣臭い。えみぃはちょっとだめだった。でもめったにいただくことのない地のものをいただけてラッキーね。
今日初めて会ったメンバーって感じなのに、和気あいあいと話題はつきず、そしてだんだん深くなって最後は「自己紹介」という名の身の上話が始まった。Mさんは生まれてから今まで人生を語り(すごく長かった)、続くAくんも負けじと語り、そこで宴会はお開きとなった(爆)。
女子が宴会の片付けをしている間に、男子は2階で布団を敷いていた。吹き抜けのリビングの壁際の階段を上ると、2階のスペースがあった。
階段を上りきったところに、4畳ほどの踊り場のような場所があり、洗面台があった。そして、仕切りのない6畳と8畳の畳の部屋があった。既に7組のお布団が敷いてあったけど、もうちょっと敷けそう。
8畳間の壁際にはずらっと収納がついていて、お布団がいっぱい入っていた。合宿所みたいだ。
時刻は2時。5時起きだったえみぃがこんな時間まで起きていたのは奇跡に近い。当然ソッコーで爆酔。
そして翌朝。やっぱり6時に起きてしまった。ここんとこ毎朝5時起きでくせがついちゃったから、遅くまで寝ていられない。
他の人はみんな寝ていたので、1人でお散歩に行くことにした。普段は歩かないんだけど、ちょっとコンビニにも行きたかったし。
「玄関の鍵もってないし、どうしようかなー。ま、大人数いるし、朝だから空けていってもいいか」と、玄関の戸に手をやると、鍵がかかっていない。今時玄関に鍵をかけない家ってあるんだーと、ちょっと驚いた。
早朝のピンと張った空気が心地よかった。家の前の道を西に行くと中央アルプス、東に行くと南アルプス、どちらにしようかなーで、中央アルプス方面に向かった。
だけど失敗した。ぜんぜんコンビニがない。っていうか、大通りに出ない。ずんずん団地に入って行ってしまう。だけど戻るのもなんだかなぁなので、そのまま進んだ。
20分ほど歩いて、ようやく大通りに出た!右に行けば木曽方面、左に行けば伊那I.C.。左に行けばシオリさんの家に戻っていくんだけど、どうしようーと思っていたら、犬の散歩のおじさんに遭遇!コンビニのありかを尋ねたら、あと100メートルほど木曽方面に行くとあるよと言われたんで、右へ。
だけど、なかった。というか、100メートル進む前に大きな交差点があって、どっちに行けばいいかわからなくなってしまった。仕方なく引き返して、伊那方面に戻った。この時点で30分が経過していた。
大通りなんだけど、店が一軒もない。だけど、なにもないおかげで、朝日に照らされた中央アルプスと、南アルプスがきれいに見えた。えみぃの家から見える浅間山もかなりきれいだけど、ここもきれいだ。
ずんずん歩くことさらに20分、やっとコンビニがあったー!よかった。
ヘロヘロになりながら店内に入って、お水と歯ブラシ、携帯用の充電器、紙袋を買った。
お水を飲んで、しばし休憩。落ち着いたら、迷子になっていることに気がついた。そして、携帯を持っていなかった。シオリさんの店の名前もわからない。
今来た道を戻ればいいんだけど、また1時間近くも歩く元気はないし、8時の朝食に間に合うかどうか。。。
やばやばだ。
ちょっと小パニックになりつつ、通りに出て先を見ると、伊那I.C.がすぐそこだった。
ゆうべ、伊那I.C.を降りた後、細い小路を入ってほどなくシオリさんの家だったことを思い出し、行ってみることにした。
伊那I.C.のすぐそばの小路を入ったけど、見覚えがない。こんな道だっけかなー、間違えたかなーと不安になり始めた頃、ログハウスが見えた!よかったー。
時刻は7時過ぎだった。1時間も歩いちゃったよー。
ほどなくしてみんなが起きてきた。えみぃは1時間の大冒険のことをおくびにも出さず、すましていた。
みんなで朝食をいただいて、コーヒーを飲んでくつろいでいると、シオリさんが「いいお風呂だから、入っておいで」と言う。
えぇ、1時間も歩いてお風呂なんて入ったら、疲れちゃうよ~と思ったけど断れず、お風呂場に向かった。
お風呂は玄関ホールの左側にあった。脱衣所の扉を開けると、脱衣スペースがリビングから丸見えだ。
裸を見られちゃはずかしーと思い、鍵をかけて服を脱いだ。
裸になったころシオリさんが「ちょっと開けるよ」という。ちょちょっと待ってくださいよーと、タオルで前を隠して招き入れると、
シオリさん「お風呂の入り方、教えるね」
頭に???がいっぱい浮かんだまま浴室に入ってびっくり!だって、湯船が2つ並んでいたから。
8畳間ほどのスペースに、湯船が2つ向かい会うように並んでいて、真ん中に水道がついている。
水道から伸びたホースで、両方の湯船にお湯を貯めるしくみになっている。
シオリさん「家の水は創生水だから、石鹸つけなくても汚れが落ちるからね。湯船の中で頭と体を洗って、終ったら終ったらお湯を抜いてね。私はいつもたわしで体を洗ってるよ。それと、もう1つの湯船にお湯がたまったら、Oさんも呼んでくるからね」
なんですってー!お湯の溜まった湯船の中で、たわしで体を洗うの?
さらに?????となりながら、湯船に入った。
なんとなく、お湯がやわらかい感じ?そして、炭酸水に入っているみたいにシュワーっとした感触。
まずはお湯の中にもぐって、頭を洗った。洗えてるんだかどうだかわからない感じ。
温まっているとOさんがやってきた。
Oさんは娘さんのアトピーを治す(というか症状を和らげる)ために、20年前からいろいろ試していて、創生水も10年前から使っているそうだ。
だけど、たわしで体を洗ったことはないみたい(爆)
Oさん「たわしでこするなんて、血が出そうね」
2人で向かい合って話をしながら、恐る恐るたわしで体をこすってみた。水中でこすると、案外痛くない。
ぼろぼろとアカが出て、面白くなっていって、いろんなところをこすった。
体を洗い終わったところで、湯船の栓を抜いて、お湯を流して、裸で湯船を掃除した(爆)。
なんだか笑えるんだけど、人の家でお風呂を借りたあとっていろいろ気になるじゃん。だから、自分で掃除できるのっていいなって思った。
掃除が終るとまたお湯をためて、7人が次々とお風呂に入った。
みんながお風呂から出たあと、またコーヒーを飲みながら、ログハウスができるまでの話を聞いた。
このログハウスは、仲間が集まって組み上げたので、あちらこちらにメッセージが書き込まれているとのこと。Mさんも作業に参加したらしく「(フローリングを指差して)ここは私が間違えたから、目地がそろっちゃってるんですよー」なんて言ってた。なんだかそういうのって、いいね。
この家は、創生水+電磁水+○○(うる覚え)が混ざった水が全館に回っているんだけど、玄関ホール脇の蛇口を開くとその水が出てくるようになっていて、誰でも来て汲むことができるんだとか。
この水を飲むと体の中がキレイになって、体調がよくなるんだって。最初は汲みに来る人が都度おみやげを持って来たらしいけど、シオリさんが「そういうのはいやだから」と言ったら、汲んでいる人達の間でカンパ金置いていくようになったとか。カンパ金の箱は玄関においてあって、鍵をかけていない。玄関も、いつでも誰でも汲めるように鍵がかかっていない。そんな状態でも、カンパ金がどんどん集まって、水の機械のお金を支払えちゃったとかいう、すごい話も飛び出した。
この水のおかげで、美容院でお客さんに施術する際も、シャンプー剤がいらないんだって。シオリさんは台所もお風呂も洗濯も美容院でも、いっさい洗剤を使わずに暮らしている。しゃぼん玉石鹸やえみなで感動していたえみぃにとっては、さらなるカルチャーショックだった。
さらに、この家の下には6トンの墨が埋まっていて、0磁場を作っているんだって。そのお陰で、夏は窓をあけておいても虫が入ってこないとか、フローリングがやんわり温かいとか、居心地が良いとか、いろいろな効果があるらしい。
えみぃも初めて行った家だったけど、すっごくくつろげたのは、そういうこともあったのねーとびっくり。
そしてシオリさんという人が、「来る人は拒まず、去る人は追わず」の人。
誰にもやさしくて、あけっぴろげで、気さくで、万人に対してウェルカムな感じなのだ。そして無欲。酵素玄米とか、水の会社とか、シオリさんが広めたものはたくさんあるけど、バックマージンなどは一切もらわない。
シオリさんは「だって、お金もらったら、つまらなくなっちゃうでしょ」とあっけらかんと言う。なんだかすごい人だ。そういうシオリさんだから、人が惹かれて集まってくるんだなぁと。海外まで名前がとどろくのもわかる気がした。
ってわけで、赤峰さんとの再会がならなかったんだけど、シオリさんの館で濃密な1晩を過ごし、いろんな経験をして大人になったつもりのえみぃの人生にもまだまだ知らないことがいっぱいあると思い知らされ、ものすごい刺激を受けたわけで、稲刈りから直行した甲斐があったなぁと思う、今日この頃なのだ。
というわけで、長くなったのでまた続く。
創生水のホームページ
0磁場についてはこちら
集合場所から和田峠を越えて岡谷へ。岡谷から高速で伊那へ。伊那I.C.を降りて数分のところに「シオリさんの館」はあった。集合場所からここまで1時間ちょっと。あっちゅーまだね。
赤峰さんに逢える~と、ドキドキワクワクの道中だったけど、途中でAくんから
「今日赤峰さんは講演会の関係者と宴会で、シオリさん家には行かれないそうです」
と電話が来て、一気にトーンダウンしていた。
でも、翌日には会えるんだし、松本実行委員メンバーとの懇親会を楽しもう!と気持ちを切り替えた。
今日泊めていただく家の主「シオリさん」に関しては、「水パーマとか地球にやさしい施術をする美容師さん」「赤峰さんとは古いつきあい」ということしか知らない。そして、松本実行委員会で一度逢っただけだ。
だけど、今まであちこちでお名前は聞いていて、その筋(どの筋?)では超有名人。
長野の「○○○シオリさん」という名前は、海外までとどろいているという。地球や人にやさしい活動をたくさんしている人だから、ネットワークを通じて有名になったのかな?と想像していた。
この日は、えみぃ達3人のほかに、松本から実行委員のメンバーが3人と、木曽の講演会を聞きにいっているAくんがみんな「シオリさんの館」に泊めてもらうことになっていた。なので、旅館みたいな家を想像していたのだけど、普通のログハウスだった。
こんなにたくさんどうやって泊まるの?お布団は??などなど、いろいろ疑問に思いつつ、中に入る。
玄関を入ると、正面がキッチンだった。シオリさんは既にお料理にとりかかり、温かい良い香りが館内に充満していた。
玄関ホールとキッチンの仕切りの棚には、シャンプーや化粧品や、赤峰さんの本を含めてシオリさんが推奨する本がトコロ狭しと並べられていた。棚の影からシオリさんの様子がチラチラ見える感じ。
玄関ホールから右側に、大きなリビングが広がっていた。既に長い机が用意され、お料理や取り皿も並べられ、居酒屋のようになっていた。
シオリさん「いらっしゃいー、入ってー」
全員「おじゃましますー」
松本実行委員長(以下Mさんと呼ぶ)とAくんは既に到着していて、宴会の準備をしていた。
15畳ほどのリビングの先に、シオリさんのおじいちゃんのお部屋が増築されてあった。
えみぃとOさんは初めてだったけど、他の人は何度も来たことがあって、だけど増築されたお部屋を見るのは初めてってことで、お部屋を拝見することにした。
元ハンターだったというお父さん、御年84歳。とってもお元気。
だけど足が弱くなってしまったので、シオリさんと同居することにしたと言う。シオリさんは、足の悪いお父さんのために、トイレ付の日当たりの良い部屋を増築してあげたんだって。
大きな窓、そして天井にはこれまた大きな天窓がついていて、日当たりがすごく良くてあたたかい。
ログハウスって初めて入ったけど、温かいのね。びっくり。
それからぞくぞくと人がやってきて、総勢12人で宴会がスタート。
お料理は、ひじきの煮物、野菜とイカの炒め物、肉じゃが、水菜のサラダなどなど、どれも素敵な大皿に盛られ、居酒屋料理みたいだ。ビールと焼酎を飲みながらいただいた。
シオリさんがとっておき!ということで、クロカワダケというきのこの焼き物と、カモシカの醤油煮を出してくれた。クロカワダケは、ヒラタケみたいな形で黒いきのこだった。口当たりはシコシコした普通のきのこなんだけど、ほろ苦い。大根おろしとお醤油をかけていただくと、すっごく酒に合った。
カモシカくんは、、、ものすごく固くて獣臭い。えみぃはちょっとだめだった。でもめったにいただくことのない地のものをいただけてラッキーね。
今日初めて会ったメンバーって感じなのに、和気あいあいと話題はつきず、そしてだんだん深くなって最後は「自己紹介」という名の身の上話が始まった。Mさんは生まれてから今まで人生を語り(すごく長かった)、続くAくんも負けじと語り、そこで宴会はお開きとなった(爆)。
女子が宴会の片付けをしている間に、男子は2階で布団を敷いていた。吹き抜けのリビングの壁際の階段を上ると、2階のスペースがあった。
階段を上りきったところに、4畳ほどの踊り場のような場所があり、洗面台があった。そして、仕切りのない6畳と8畳の畳の部屋があった。既に7組のお布団が敷いてあったけど、もうちょっと敷けそう。
8畳間の壁際にはずらっと収納がついていて、お布団がいっぱい入っていた。合宿所みたいだ。
時刻は2時。5時起きだったえみぃがこんな時間まで起きていたのは奇跡に近い。当然ソッコーで爆酔。
そして翌朝。やっぱり6時に起きてしまった。ここんとこ毎朝5時起きでくせがついちゃったから、遅くまで寝ていられない。
他の人はみんな寝ていたので、1人でお散歩に行くことにした。普段は歩かないんだけど、ちょっとコンビニにも行きたかったし。
「玄関の鍵もってないし、どうしようかなー。ま、大人数いるし、朝だから空けていってもいいか」と、玄関の戸に手をやると、鍵がかかっていない。今時玄関に鍵をかけない家ってあるんだーと、ちょっと驚いた。
早朝のピンと張った空気が心地よかった。家の前の道を西に行くと中央アルプス、東に行くと南アルプス、どちらにしようかなーで、中央アルプス方面に向かった。
だけど失敗した。ぜんぜんコンビニがない。っていうか、大通りに出ない。ずんずん団地に入って行ってしまう。だけど戻るのもなんだかなぁなので、そのまま進んだ。
20分ほど歩いて、ようやく大通りに出た!右に行けば木曽方面、左に行けば伊那I.C.。左に行けばシオリさんの家に戻っていくんだけど、どうしようーと思っていたら、犬の散歩のおじさんに遭遇!コンビニのありかを尋ねたら、あと100メートルほど木曽方面に行くとあるよと言われたんで、右へ。
だけど、なかった。というか、100メートル進む前に大きな交差点があって、どっちに行けばいいかわからなくなってしまった。仕方なく引き返して、伊那方面に戻った。この時点で30分が経過していた。
大通りなんだけど、店が一軒もない。だけど、なにもないおかげで、朝日に照らされた中央アルプスと、南アルプスがきれいに見えた。えみぃの家から見える浅間山もかなりきれいだけど、ここもきれいだ。
ずんずん歩くことさらに20分、やっとコンビニがあったー!よかった。
ヘロヘロになりながら店内に入って、お水と歯ブラシ、携帯用の充電器、紙袋を買った。
お水を飲んで、しばし休憩。落ち着いたら、迷子になっていることに気がついた。そして、携帯を持っていなかった。シオリさんの店の名前もわからない。
今来た道を戻ればいいんだけど、また1時間近くも歩く元気はないし、8時の朝食に間に合うかどうか。。。
やばやばだ。
ちょっと小パニックになりつつ、通りに出て先を見ると、伊那I.C.がすぐそこだった。
ゆうべ、伊那I.C.を降りた後、細い小路を入ってほどなくシオリさんの家だったことを思い出し、行ってみることにした。
伊那I.C.のすぐそばの小路を入ったけど、見覚えがない。こんな道だっけかなー、間違えたかなーと不安になり始めた頃、ログハウスが見えた!よかったー。
時刻は7時過ぎだった。1時間も歩いちゃったよー。
ほどなくしてみんなが起きてきた。えみぃは1時間の大冒険のことをおくびにも出さず、すましていた。
みんなで朝食をいただいて、コーヒーを飲んでくつろいでいると、シオリさんが「いいお風呂だから、入っておいで」と言う。
えぇ、1時間も歩いてお風呂なんて入ったら、疲れちゃうよ~と思ったけど断れず、お風呂場に向かった。
お風呂は玄関ホールの左側にあった。脱衣所の扉を開けると、脱衣スペースがリビングから丸見えだ。
裸を見られちゃはずかしーと思い、鍵をかけて服を脱いだ。
裸になったころシオリさんが「ちょっと開けるよ」という。ちょちょっと待ってくださいよーと、タオルで前を隠して招き入れると、
シオリさん「お風呂の入り方、教えるね」
頭に???がいっぱい浮かんだまま浴室に入ってびっくり!だって、湯船が2つ並んでいたから。
8畳間ほどのスペースに、湯船が2つ向かい会うように並んでいて、真ん中に水道がついている。
水道から伸びたホースで、両方の湯船にお湯を貯めるしくみになっている。
シオリさん「家の水は創生水だから、石鹸つけなくても汚れが落ちるからね。湯船の中で頭と体を洗って、終ったら終ったらお湯を抜いてね。私はいつもたわしで体を洗ってるよ。それと、もう1つの湯船にお湯がたまったら、Oさんも呼んでくるからね」
なんですってー!お湯の溜まった湯船の中で、たわしで体を洗うの?
さらに?????となりながら、湯船に入った。
なんとなく、お湯がやわらかい感じ?そして、炭酸水に入っているみたいにシュワーっとした感触。
まずはお湯の中にもぐって、頭を洗った。洗えてるんだかどうだかわからない感じ。
温まっているとOさんがやってきた。
Oさんは娘さんのアトピーを治す(というか症状を和らげる)ために、20年前からいろいろ試していて、創生水も10年前から使っているそうだ。
だけど、たわしで体を洗ったことはないみたい(爆)
Oさん「たわしでこするなんて、血が出そうね」
2人で向かい合って話をしながら、恐る恐るたわしで体をこすってみた。水中でこすると、案外痛くない。
ぼろぼろとアカが出て、面白くなっていって、いろんなところをこすった。
体を洗い終わったところで、湯船の栓を抜いて、お湯を流して、裸で湯船を掃除した(爆)。
なんだか笑えるんだけど、人の家でお風呂を借りたあとっていろいろ気になるじゃん。だから、自分で掃除できるのっていいなって思った。
掃除が終るとまたお湯をためて、7人が次々とお風呂に入った。
みんながお風呂から出たあと、またコーヒーを飲みながら、ログハウスができるまでの話を聞いた。
このログハウスは、仲間が集まって組み上げたので、あちらこちらにメッセージが書き込まれているとのこと。Mさんも作業に参加したらしく「(フローリングを指差して)ここは私が間違えたから、目地がそろっちゃってるんですよー」なんて言ってた。なんだかそういうのって、いいね。
この家は、創生水+電磁水+○○(うる覚え)が混ざった水が全館に回っているんだけど、玄関ホール脇の蛇口を開くとその水が出てくるようになっていて、誰でも来て汲むことができるんだとか。
この水を飲むと体の中がキレイになって、体調がよくなるんだって。最初は汲みに来る人が都度おみやげを持って来たらしいけど、シオリさんが「そういうのはいやだから」と言ったら、汲んでいる人達の間でカンパ金置いていくようになったとか。カンパ金の箱は玄関においてあって、鍵をかけていない。玄関も、いつでも誰でも汲めるように鍵がかかっていない。そんな状態でも、カンパ金がどんどん集まって、水の機械のお金を支払えちゃったとかいう、すごい話も飛び出した。
この水のおかげで、美容院でお客さんに施術する際も、シャンプー剤がいらないんだって。シオリさんは台所もお風呂も洗濯も美容院でも、いっさい洗剤を使わずに暮らしている。しゃぼん玉石鹸やえみなで感動していたえみぃにとっては、さらなるカルチャーショックだった。
さらに、この家の下には6トンの墨が埋まっていて、0磁場を作っているんだって。そのお陰で、夏は窓をあけておいても虫が入ってこないとか、フローリングがやんわり温かいとか、居心地が良いとか、いろいろな効果があるらしい。
えみぃも初めて行った家だったけど、すっごくくつろげたのは、そういうこともあったのねーとびっくり。
そしてシオリさんという人が、「来る人は拒まず、去る人は追わず」の人。
誰にもやさしくて、あけっぴろげで、気さくで、万人に対してウェルカムな感じなのだ。そして無欲。酵素玄米とか、水の会社とか、シオリさんが広めたものはたくさんあるけど、バックマージンなどは一切もらわない。
シオリさんは「だって、お金もらったら、つまらなくなっちゃうでしょ」とあっけらかんと言う。なんだかすごい人だ。そういうシオリさんだから、人が惹かれて集まってくるんだなぁと。海外まで名前がとどろくのもわかる気がした。
ってわけで、赤峰さんとの再会がならなかったんだけど、シオリさんの館で濃密な1晩を過ごし、いろんな経験をして大人になったつもりのえみぃの人生にもまだまだ知らないことがいっぱいあると思い知らされ、ものすごい刺激を受けたわけで、稲刈りから直行した甲斐があったなぁと思う、今日この頃なのだ。
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カテゴリー
プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
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