自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、
2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に
綴ります。
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えみぃです。
ゆうべは11時ごろ床についたんだけど、「ゴーゴー」っていう音ですぐ目がさめた。
そのうち「ビュービュー」「ゴロゴロー」ってなって、あわてて窓の外を見るとすごい嵐。
庭のバケツはごろごろ転がってるし、横殴りの雨は降ってるし。
台風みたいだった。
音が外に出たままなのも気になったけど、「苗代は無事だろうか」って心配でよく眠れなくて、今朝4時半に飛び出して確認に行った。
苗代は無事でしたー。うれしー。よかったーー!!
で、安心して帰路につくと、千曲川に綿がのっかってた。
めずらしい景色も見れてるんるんな今日この頃。
みなさん、GWを満喫されましたか?
昨年まで作っていた苗代田んぼをお返しすることになり、今年から違う場所を借りている。
今までのところは細い路地に面した田んぼで人通りも少なく、ひっそり目立たないでやってた。
が、今年からの場所は大通りに面していて、すっごい目立つ場所。
そして、アンティークな野良着に身を包んだえみぃは、めっちゃ目立つ!
しかも、今年の苗代はこんなにビッグ!!
道行く人が車のスピードを落としているなー、見てるなーと。
見られるのは慣れてるけど、ちょっとプレッシャーを感じている。
場所が変わったので、隣接する田畑の人たちもなじみがなくて、はじめましての挨拶をしたいけどタイミングが難しい。
だって、ビーバー(刈払機)で草刈ってたり耕運機動かしてたりすることが多いから、作業止めてもらうのもなんだしね。
目があったらおじぎしようと思ってじーっと見てても、作業中はなかなかよそ見しないもんね。
田んぼ始めてひと月以上たった昨日、やっと上の畑のおばあさんと話ができた。
まずは「あんた誰だい?」と聞かれたので「リョウコの娘です」とお返事した。
「あぁぁぁー、タダオさんとこかい」と、わかってくださった様子。
タダオ=じいちゃんは、生前は専業農家だった。おばあさんも専業で農家をやっていたらしくてよく知ってるみたいだ。でも、えみぃはどこん家のおばあさんだか???
なんとこのおばあさん、御年90歳だそう。じいちゃんより年上だー。
今年はじゃがいもとかぼちゃとねぎを少々植えるだけだって、腰が曲がってるから大したことできねぇと謙遜されてたけど、毎日草取りしてるよ。お元気だわー。
おじいさんと田んぼもされてるみたい。
で、次に聞かれたのは「あれは何をまいただい?」。
「米ですよ」と答えたら「へぇー、手で植えるだかい?よくだにぃ」と感心されちゃった。
長野県にお住まいでない方のために説明すると「よくだにぃ」は「えらい、立派だ、がんばるね」って感じ。
おばあさんが嫁いだ頃は、自分の家はもちろん近所の田植えも引き受けて、手で3町歩以上植えたって。朝から晩まで本当に大変だったそうだ。
「大変だけど、手で植えるのが一番いいだよな」とおばあさん。
機械植えしか知らない人たちは「機械で植えれば楽でいいのに」っていうリアクション、苗代だって「そんな苦労しなくても箱苗で十分」って言われることが多い。
だけど、手植えを経験した人たちは口をそろえて「手植えは良い稲ができる」と言う。
やってみないと、この違いはわからないんだなー。
苗代は家の分だけじゃなくて友達の分も種まきしてあるって言ったら「よくだにぃー」。
これから3反の田んぼの畔を塗る話をしたら「よくだにぃー」。
「あんた、なんで着物なんて着てるだい」って言われたので「着物が好きだから毎日着てるんです」と言ったらまた「よくだにぃー」。
そんなに褒められても、うれしくねぇぞ、このやろが!って身もだえしちゃった。
このおばあさんだけじゃなくって、最近はどこへ行っても「よくだにぃ」って言われる。
えみぃは「めんどくさい」と思えるようなことが好きだもんね。
めんどくさいことって、楽しいんだもーん。
お米だって、種まき場所作って種まいて、苗のお世話して、お田植えして、草を取ってーと長い時間かけてお世話するから、収穫の時は感動と有り難さと安心感で涙出るよ。
麦だって豆だってそう。
それを原料に作る味噌だって醤油だって、蒸して麹種まぶして3日間ちょこちょこお世話して仕込みは大変だけど、できあがった時はほんっとに嬉しい。そしておいしい。
そういう喜びを味わったら、作っているときの一つ一つの作業が愛おしくなって、めんどくさいとは感じなくなっちゃった。
サラリーマン時代は、好きなものを買ったり休みの日に好きなことをするために、平日はあまり楽しくない仕事でもがんばる!という毎日だった。いっぱい働いてたくさんお金もらうと充実感はあったし、欲しいものも買ってそれなりに楽しんではいたけれど、どこか満たされない感じと不安がずっとあった。
それに、食べるものがないとか着るものがないとか、明日は死んじゃうかもしれないっていうような厳しい経験は少なかったし、働くところがあって欲しいものはお金を出せば買えるっていう環境で生活してきたせいか、30代前半までのえみぃは傲慢な人だった。
頑張ればなんでもできる、知りたいことは調べればわかるって思い込んで、ものすごく頭でっかちだったよね。
いっちょまえに生きてるつもりだったけど、いつもどこか不安で精神的に不安定だったり、周りの人を傷つけたり、迷惑もいっぱいかけていたように思う。思い出すと、恥ずかしくなるわー。
今も楽しくない仕事が生活の大半を占めているけど、合間にする楽しい仕事で気がまぎれるようになったし、喜びも大きくなって満足しているし、何より食べるものを作れる&信頼できる仲間に囲まれてるっていう安心感はものすごく大きい。おだやかに、感謝して毎日をおくれるようになった。
何が一番変わったかっていうと、頭で考えなくなったこと。
勉強とかパソコンでする仕事って、頭に知識を詰め込むことで、短時間でなんとかなってしまうことがいっぱいある。だからモーレツに頭を使って、いろんなことを考えてたよね。
だけど、今えみぃが夢中で取り組んでる農作業だとか味噌醤油作りだとかは、知識だけではうまくいかない。っていうかむしろ、知識はじゃまになる場合のほうが多いかも。
他の人がうまくできたーっていうことを真似しても、同じようにはいかない。
だから、頭で考えるより、どんどんやってみたほうが良いのだー。
ってことで、最近は情報収集よりも、そのモノをよく見るようになった。迷わなくなったよね。
そして最後は神頼み~。神社にお参りに行くとかじゃなくて、田畑にいると感じる八百万の神に手を合わせて感謝って感じ。
そうやっていると、いろいろな存在が助けてくれてる、なんでもうまくいくぞ!って気持ちになってくるから不思議。
最近はほんとに「ケッセラッセラ~」で全部済ませるようになったもん。
で、こんなふうに思考が変化したのは、めんどくさいことを淡々とやってきたお蔭だって思ってる。
「無駄を省く」とか「少ない労力で大きな成果」っていうのが良い、みたいな考えもあるけど、人が「無駄」と感じるものにも意味があって大切なんじゃないかって感じる。
例えば畔塗り。最近は機械でがーっと塗ってしまうお宅が多いけど、毎年四苦八苦しながら、時間をかけてもくもくと手で塗り続けたお蔭で、鍬が上手になった。畔塗りを省略していたら、いまだに畝立てもまともにできなかったと思う。
畔塗をしたっていう経験が大事であって、どのように塗ったかっていうことはどうでもいいの。
だから、上手にやる必要はないし、時間がかかったって、できあがった畔がしょぼくってもいいの。
やっただけのことはあるから。
それと、失敗は成功の母だってことがよーーーーーーくわかった。
赤峰さんもどんどん失敗しなさいって言ってる(笑)。
次は失敗しないぞってものすごく頑張れるし、二度と同じ間違いはしないから、その分成長できるのだ!
失敗した、と思っていたけどそこからうんまいこといって結果的にはよかったってことも多々ある。
そうすると「失敗」ってなんだろう?ってことになってくる。
なにもかも、どんな結果でもOK。どんどんやってみよーってなって、どんどん楽しくなるよ。
えみぃの辞書には、躊躇って文字はなくなりました!
ってわけで、すんごく回りくどいブログになったけど、めんどうなことは楽しくてやっただけうれしいことがあるから、「よくだにぃ」なんて褒められちゃうと恐縮です!ってことが言いたかった今日この頃なのだ!!
ゆうべは11時ごろ床についたんだけど、「ゴーゴー」っていう音ですぐ目がさめた。
そのうち「ビュービュー」「ゴロゴロー」ってなって、あわてて窓の外を見るとすごい嵐。
庭のバケツはごろごろ転がってるし、横殴りの雨は降ってるし。
台風みたいだった。
音が外に出たままなのも気になったけど、「苗代は無事だろうか」って心配でよく眠れなくて、今朝4時半に飛び出して確認に行った。
苗代は無事でしたー。うれしー。よかったーー!!
で、安心して帰路につくと、千曲川に綿がのっかってた。
めずらしい景色も見れてるんるんな今日この頃。
みなさん、GWを満喫されましたか?
昨年まで作っていた苗代田んぼをお返しすることになり、今年から違う場所を借りている。
今までのところは細い路地に面した田んぼで人通りも少なく、ひっそり目立たないでやってた。
が、今年からの場所は大通りに面していて、すっごい目立つ場所。
そして、アンティークな野良着に身を包んだえみぃは、めっちゃ目立つ!
しかも、今年の苗代はこんなにビッグ!!
道行く人が車のスピードを落としているなー、見てるなーと。
見られるのは慣れてるけど、ちょっとプレッシャーを感じている。
場所が変わったので、隣接する田畑の人たちもなじみがなくて、はじめましての挨拶をしたいけどタイミングが難しい。
だって、ビーバー(刈払機)で草刈ってたり耕運機動かしてたりすることが多いから、作業止めてもらうのもなんだしね。
目があったらおじぎしようと思ってじーっと見てても、作業中はなかなかよそ見しないもんね。
田んぼ始めてひと月以上たった昨日、やっと上の畑のおばあさんと話ができた。
まずは「あんた誰だい?」と聞かれたので「リョウコの娘です」とお返事した。
「あぁぁぁー、タダオさんとこかい」と、わかってくださった様子。
タダオ=じいちゃんは、生前は専業農家だった。おばあさんも専業で農家をやっていたらしくてよく知ってるみたいだ。でも、えみぃはどこん家のおばあさんだか???
なんとこのおばあさん、御年90歳だそう。じいちゃんより年上だー。
今年はじゃがいもとかぼちゃとねぎを少々植えるだけだって、腰が曲がってるから大したことできねぇと謙遜されてたけど、毎日草取りしてるよ。お元気だわー。
おじいさんと田んぼもされてるみたい。
で、次に聞かれたのは「あれは何をまいただい?」。
「米ですよ」と答えたら「へぇー、手で植えるだかい?よくだにぃ」と感心されちゃった。
長野県にお住まいでない方のために説明すると「よくだにぃ」は「えらい、立派だ、がんばるね」って感じ。
おばあさんが嫁いだ頃は、自分の家はもちろん近所の田植えも引き受けて、手で3町歩以上植えたって。朝から晩まで本当に大変だったそうだ。
「大変だけど、手で植えるのが一番いいだよな」とおばあさん。
機械植えしか知らない人たちは「機械で植えれば楽でいいのに」っていうリアクション、苗代だって「そんな苦労しなくても箱苗で十分」って言われることが多い。
だけど、手植えを経験した人たちは口をそろえて「手植えは良い稲ができる」と言う。
やってみないと、この違いはわからないんだなー。
苗代は家の分だけじゃなくて友達の分も種まきしてあるって言ったら「よくだにぃー」。
これから3反の田んぼの畔を塗る話をしたら「よくだにぃー」。
「あんた、なんで着物なんて着てるだい」って言われたので「着物が好きだから毎日着てるんです」と言ったらまた「よくだにぃー」。
そんなに褒められても、うれしくねぇぞ、このやろが!って身もだえしちゃった。
このおばあさんだけじゃなくって、最近はどこへ行っても「よくだにぃ」って言われる。
えみぃは「めんどくさい」と思えるようなことが好きだもんね。
めんどくさいことって、楽しいんだもーん。
お米だって、種まき場所作って種まいて、苗のお世話して、お田植えして、草を取ってーと長い時間かけてお世話するから、収穫の時は感動と有り難さと安心感で涙出るよ。
麦だって豆だってそう。
それを原料に作る味噌だって醤油だって、蒸して麹種まぶして3日間ちょこちょこお世話して仕込みは大変だけど、できあがった時はほんっとに嬉しい。そしておいしい。
そういう喜びを味わったら、作っているときの一つ一つの作業が愛おしくなって、めんどくさいとは感じなくなっちゃった。
サラリーマン時代は、好きなものを買ったり休みの日に好きなことをするために、平日はあまり楽しくない仕事でもがんばる!という毎日だった。いっぱい働いてたくさんお金もらうと充実感はあったし、欲しいものも買ってそれなりに楽しんではいたけれど、どこか満たされない感じと不安がずっとあった。
それに、食べるものがないとか着るものがないとか、明日は死んじゃうかもしれないっていうような厳しい経験は少なかったし、働くところがあって欲しいものはお金を出せば買えるっていう環境で生活してきたせいか、30代前半までのえみぃは傲慢な人だった。
頑張ればなんでもできる、知りたいことは調べればわかるって思い込んで、ものすごく頭でっかちだったよね。
いっちょまえに生きてるつもりだったけど、いつもどこか不安で精神的に不安定だったり、周りの人を傷つけたり、迷惑もいっぱいかけていたように思う。思い出すと、恥ずかしくなるわー。
今も楽しくない仕事が生活の大半を占めているけど、合間にする楽しい仕事で気がまぎれるようになったし、喜びも大きくなって満足しているし、何より食べるものを作れる&信頼できる仲間に囲まれてるっていう安心感はものすごく大きい。おだやかに、感謝して毎日をおくれるようになった。
何が一番変わったかっていうと、頭で考えなくなったこと。
勉強とかパソコンでする仕事って、頭に知識を詰め込むことで、短時間でなんとかなってしまうことがいっぱいある。だからモーレツに頭を使って、いろんなことを考えてたよね。
だけど、今えみぃが夢中で取り組んでる農作業だとか味噌醤油作りだとかは、知識だけではうまくいかない。っていうかむしろ、知識はじゃまになる場合のほうが多いかも。
他の人がうまくできたーっていうことを真似しても、同じようにはいかない。
だから、頭で考えるより、どんどんやってみたほうが良いのだー。
ってことで、最近は情報収集よりも、そのモノをよく見るようになった。迷わなくなったよね。
そして最後は神頼み~。神社にお参りに行くとかじゃなくて、田畑にいると感じる八百万の神に手を合わせて感謝って感じ。
そうやっていると、いろいろな存在が助けてくれてる、なんでもうまくいくぞ!って気持ちになってくるから不思議。
最近はほんとに「ケッセラッセラ~」で全部済ませるようになったもん。
で、こんなふうに思考が変化したのは、めんどくさいことを淡々とやってきたお蔭だって思ってる。
「無駄を省く」とか「少ない労力で大きな成果」っていうのが良い、みたいな考えもあるけど、人が「無駄」と感じるものにも意味があって大切なんじゃないかって感じる。
例えば畔塗り。最近は機械でがーっと塗ってしまうお宅が多いけど、毎年四苦八苦しながら、時間をかけてもくもくと手で塗り続けたお蔭で、鍬が上手になった。畔塗りを省略していたら、いまだに畝立てもまともにできなかったと思う。
畔塗をしたっていう経験が大事であって、どのように塗ったかっていうことはどうでもいいの。
だから、上手にやる必要はないし、時間がかかったって、できあがった畔がしょぼくってもいいの。
やっただけのことはあるから。
それと、失敗は成功の母だってことがよーーーーーーくわかった。
赤峰さんもどんどん失敗しなさいって言ってる(笑)。
次は失敗しないぞってものすごく頑張れるし、二度と同じ間違いはしないから、その分成長できるのだ!
失敗した、と思っていたけどそこからうんまいこといって結果的にはよかったってことも多々ある。
そうすると「失敗」ってなんだろう?ってことになってくる。
なにもかも、どんな結果でもOK。どんどんやってみよーってなって、どんどん楽しくなるよ。
えみぃの辞書には、躊躇って文字はなくなりました!
ってわけで、すんごく回りくどいブログになったけど、めんどうなことは楽しくてやっただけうれしいことがあるから、「よくだにぃ」なんて褒められちゃうと恐縮です!ってことが言いたかった今日この頃なのだ!!
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カテゴリー
プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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