くるくるパーマと断捨離

えみぃです。
家の前のソメイヨシノさんが満開を過ぎ、今は花吹雪～。
例年より2週間も早い感じで今年はあったかいわーと思っていたら、明日あさってまた寒いんだって。
おかしな陽気よね。

米麹第2弾は先週月曜日から仕込んで、水曜日、無事に2斗出た。
今回は前回の反省点を改善し、気合十分で挑んだので、素晴らしい出来。
栗のような芳醇な香りの麹ができあがった。
そして土曜日、無事に仕込みも終わった。



朝6時から2斗の豆を大釜でぐつぐつと煮て、お昼前からつぶした。
手動のつぶし機だけど、みんなでわいわいやるからあっちゅー間に終わるよ。

チビスカ（小学5年生）とJr.（小学2年生）も、4回目の仕込みだから慣れたもの。
Jr.は若干遊びが入っちゃってリョウコに怒られてたけど。

味噌仕込みが終了し、やっと野良仕事に本腰が入るようになったんだけど、PCのお仕事が忙しくなってきちゃって思うように進まない今日このごろ。
みなさん、苗代づくりは終わりましたか？

ってなわけで、今日は前置き短めでさくっと本題に入っちゃうけど、この前失敗した米麹と藁を積む作業をしたんだときのこと。
髪の長さが中途半端でまとめられず、横のお髪をピンどめでとめて帽子をかぶってたんだけど、帽子が風で飛ばされるたびに髪がばさーってなってすごくジャマで、作業に集中できなかった。

ヘナ染め歴5年ほどになるえみぃ。ヘナを教えてくれた美容師さんに「ヘナを始めたらパーマはかけられないよ」って言われ、ネットで見てもヘナとパーマは相性が悪いって書いてあることから、ずっとストレートロングだった。
なぜって、朝のスタイリングが楽ちんだから。

無精者のえみぃはお顔を石鹸で洗ってそのまんま。化粧水もつけない。お化粧するのは嫌いじゃないけど、落とすのがめんどくさくてもう何年もしてない。
だので、朝お髪をブローするなんてできなーい。ちゃちゃっと結わえたり、ぴんどめ止めればOKのロングしか選択肢がなかったのだ。

だのに、去年暮れに「華麗なる遺産」っていう韓国ドラマを見て、主人公の女の子の髪型がかわいいなーと思って、なんとなくボブにしちゃった！
これが大失敗で、いやね、美容院での仕上がりはめっちゃかわいくてうれしかったんだけど、自分では同じようにブローとかできなくて毎日寝癖ーな感じで過ごすことになっちゃった。
なんとかしたいなーと、なんとなく美容院のホームページをググっていたら、気になるお店を発見しちゃったのだったらなのなのだ！

上田市内の蓮の花っていう美容院。
ヘナ専門店ということだけど、パーマのメニューがある。
電話して聞いてみると「ヘナ毛でもパーマがかけられますよ」とのこと。

30代の頃はロングのツイストスパイラルで欧陽菲菲ばりのでっかい頭をしていたパーマ大好きっ子のえみぃ。
さっそく予約して美容院へGO!

大きな窓ガラスに囲まれてものすごく開放的なんだけど、こげ茶の床＆腰壁＆調度によりシックで落ち着く素敵なお店だった。
美容師さんも品があって美しい方で、なんちゅうか、この方にお任せしちゃおうっていう気持ちになった。

問診票に記入して、ヘナ歴とスタイリングの悩みを伝えた後、シャンプーして鏡の前へ。
「パーマはどんな感じにしますか？」と聞かれたので「くるくるカールにしたいです。できますか？」と聞くと「できますよ～。細かいロットできつめにかけましょうね」とのこと。

久しぶりに見る細いロット。縦巻でくるくると巻いていく。
本当にくるくるになるのかなー、期待と不安が入り混じる感じで、ちょっとドキドキ。
だってね、ヘナ毛にしてから何度かデジタルパーマに挑戦したけれど「パーマ液が浸透しません」って言われてえらい時間がかかったり（まぁそのときはカールは出たけど）、エアーウェーブっていうパーマに挑戦したときは寝癖みたいになっただけで終わってたし。
もともとパーマがかかりにくい髪質の上にヘナしちゃってるから、えみぃの髪はもう曲がらないもんだと思い込んでいた。

だけど、時間通りにロッドを外すと、くるくるり～とパーマがかかってた！！
わーーーい。こんなカール何年ぶりだろう。
これだけしっかりかかってると、あんなこともこんなこともできる～とうれしくなった。

ここの美容師さんがヘナ染めをするに至ったきっかけは、ご自身が「化学物質過敏症」を発症したことらしい。
詳しいことは効かなかったけれど、ケミカルからヘナへの転向はいろいろとご苦労があったに違いない。
試行錯誤でヘナを短時間でばっちり入れるコツをつかみ、5年前から「ヘナ専門店」という看板を掲げて、なななんとネットにも宣伝を出してらっしゃる。
ネット上に「ヘナ専門店」と広告を出したのは全国初だったそうだ。

今は「ヘナ」という言葉が一般的に知られるようになり、またヘナを取り扱う美容院も増えたけれど、当時は大変だったようだ。良い品質のヘナが入手しずらいということもあったみたい。

良い品質のヘナとは、葉っぱだけを使ったもの。茎などが入ったヘナは染まりにくいのだ。
それと、ヘナの本場インドではケミカルが入ったものも多いらしく（入ってるのは普通という感覚らしい）、100％ヘナを探すのも大変だったとか。
今では日本の業者もたくさん取り扱っているから、素人でも入手はしやすい。
えみぃはネットの販売店から仕入れていた。

新月or満月を選んで、お湯で溶かして3時間ほど置いて、夜お風呂の中で塗ってそのまま半身浴で3時間以上っていう感じで染めてた。
お風呂の中だと、塗るときの飛び散りも気にならないし、ヘナ液がたれてきても平気だし、なにより体が温まるから色も良く入る。

慣れちゃったから造作もないことだったけど、上手に塗れないのが悩みだった。もみあげのところとか後とか。
だので、今度からはヘナも蓮の花さんでお願いしちゃおうと思ってる。
やっぱりプロの方に塗ってもらうと仕上がりが全然違うもんね。

蓮の花さんでは、60分コース、120分コース、おかえりコースなんてのもある。おかえりコースはその名のとおり、ヘナを塗ったまま家に戻り、ころあいを見て自分で落とすというもの。
次回はこれにチャレンジしようと思ってる。

そうそう、化学物質過敏症を発症してケミカル染めをヘナ染めに変えた美容師さん、ご自身はパーマもケミカル染めも要らないって思ったそうだけど、お客様が求める美を追求したいという思いから、一通りの技術をそろえている。
えみぃが「ヘナ毛だから、ヘアースタイルのバリエーションが限られても仕方ないと思っていた」と言ったら「そんな、もったいない。女性なのだから、楽しまないと」って言われた。

パーマ液が頭皮から浸透することを考えると、体へのダメージは少なくない。パーマをかけたお髪は確実に痛むしね。
でも、美容師さんはかけ方と頻度だと言う。

基本的に、一度パーマをかけた髪には、かけ直しをしないのが一番。だからキツメのカールをかけて長持ちさせるのが良いとのこと。この美容院では、もちろん髪や頭皮のダメージを少なくするため、パーマのかけ方も工夫されている。

ってわけで、ヘナ＆石鹸シャンプーでつるつるのお髪にくるくるパーマがかかって、超うれしぃ春になって、調子に乗ってお勝手の断捨離をした。

もともと整理整頓が苦手なえみぃだけど、とにかく食器の数が半端なくて、マグカップ、コップ、お皿など、２つある食器棚におさまらず、あらいものスペースや作業台に乗ったままになっているものが多かった。
食器がちらかっているから、乾物や食料もちらかり、さらに漬物やらなにやら作るから、それこそ足の踏み場もないほどちらかっていた。だので、お料理しようって気にならなくて、命の玄米も途切れがちだった。

これじゃぁいかーん、いつか断捨離しなくちゃって思っていたけど、くるくるパーマがかかって気分が上々になったら「今でしょ！」って思えた。
見た目とかすっかり気にしなくなったえみぃでも、ヘアースタイルが決まるとこんなにやる気が違うもんかって感じ（笑）。

段ボール箱をどーんと置いて、食器棚の中の数年使っていないだろうっていうカップ、コップ、お皿をどんどんしまってみた。
みかん箱２つ分をしまったら、食器棚にずいぶんスペースができた！
デイリーに使うもの、お客様用のものなど整頓して入れてみると、なんということでしょう！それまでいろいろなところに置かれていた食器がすべて棚の中に入りました。

えみぃん家の流し台とコンロは業務用だから、下ががらーんと空いている。
今までは煩雑にいろんなものを押し込んでいたけれど、ホームセンターで収納用のプラスチックの箱やかごを買ってきて、そこに整理整頓して入れてみた。
すると、今まで机の上や床にちらばっていたものがすべてきれいに入ってしまった！！

あぁどうしてもっと早くこうしなかったんだろうーっていうぐらい、すっきり片付いた。
それを見たオットも大喜び！！

十分な作業スペースが生まれ、酵素玄米も落ち着いて炊けるようになった。
あらいものも貯めずにこまめにできるようになったし、洗い終わった食器が全部食器棚に入るから、あらいものスペースも常に空くようになった。やっほー。

ってわけで、機能的な台所を手に入れて、おかみもくるくるでうれしぃたのしぃ春なんだけど、めずらしくお勝手を片づけたせいか季節外れの雪が降ってしまい、いろんな人に迷惑をかけちゃったかもーと反省している今日この頃なのだ。