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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

この夏は約6000頭のお蚕さんを飼育しています。
今は1000頭が営繭に入り、もうすぐ熟蚕さんが1000頭、爆食中が2000頭、もうすぐ爆食が2000頭と五月雨飼育ではありますが、月曜日からは日に3回の桑取とお蚕さんのお世話であっちゅー間に一日が終わる日々。

毎朝桑取り帰りに近所のセブンでコーヒーを買うのが日課になっているのですが、先日初老の男性店員さんに声をかけられました。

店員さん「トラックの荷台にある葉っぱは何ですか?」

えみぃ「桑の葉です。実はお蚕さんを飼っています。」

店員さん「なんと!我が家も昔は養蚕農家だったんですよ」

というわけで、朝っぱらのセブンで養蚕談義に花が咲き、現在無農薬の米栽培にチャレンジ中ということでそっちでも盛り上がりました。

ただ、朝のあわただしい店内での立ち話、ほかの定員さんやお客さんの視線が痛くて、ちょっと行きづらくなってしまいました(笑)。
桑場も家からだんだん遠くなってきたので、最近は違うセブンに行ってます。

雨の日続きでも毎朝桑取り、我ながらよく続くなーと思ったりしている今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしですか?



ってなわけで、2年前に春蚕(はるご:春一番最初に飼う蚕さんのこと)の卵を孵しすぎて、一人の桑取りが限界になり、オットも引きずり込んで一週間死ぬ思いをして、オットに「四桁はだめだぞ」ときつーく言われていたのだが。
今年また同じことをしてしまい、若干大変なことになっている。今日のブログは幼虫写真いっぱい。苦手な方はスルーを!!
若干というのは理由があって、2年前はまだ桑場も少なかったし、長年放置された桑の木の枝だったんで葉っぱも少なく集めるのが大変だったのだ。
毎年枝を刈り込んだことで今年は良いシュートがたくさん出ているし、お蚕さんたちの食べるペースもだいぶわかってきたので、爆食期用に取りやすい場所を温存。オットを巻き込まず一人でなんとかこなしている。

2年前は本当に苦しくて大変で、もう二度と同じ轍は踏むまいと思っていたのだけれど、春蚕の皆さんの柄がものすごくバラエティ豊かで、掛け合わせた子供たちを見てみたくなってしまったのだったらなのなのだ!

ちなみに、この春孵ったみなさんの一部をご紹介。



4蛾分(4頭の蛾が生んだ卵)を孵しただけなのに、このほかにも4種類、細かく分類すると10種類以上の柄が出てきた。
こりゃぁもう、それぞれの卵はもちろん、交配して育ててみたくなるっしょ。

実は昨年秋にもたくさん卵を採ったのだけれど、リョウコさんに部屋の片づけに来てもらったときに全部捨てられてしまい。。。もうごつごつさんや縞々さんには会えないとあきらめていたから、うれしくなっちゃって♬

そもそもこのお蚕さんたちはどこから来たのか?というと、twitterで知り合ったカイコホリックの鳩子さからおすそ分けにいただいたのだ。

鳩子さんは蚕飼いの先輩で、愛情たっぷりに育てたお蚕さんの繭を使ったクラフト製品を販売されている方。カイコホリックというブログに、飼育の様子が詳しく書いてあり、蚕さんをお迎えしたころはむさぼるように読んで参考にさせていただいたのだ。
twitterもフォローさせていただいたら、なななんと!MIX蚕さんを譲ってくださるという投稿が。

その時はちょうどジーンバンクから固定種を取り寄せて飼育していて、固定種の繭の小ささに愕然!としていたころで、もしかしてMIXさんたちと交配したら大きな子が生まれるのでは?という淡い期待があり、はいはーい!と手を挙げたのだった。

小さな箱の中に2眠&脱皮して3齢になった幼虫さんが24頭、人口飼料とともに入っていた。
箱が動かないように丁寧に固定され、お蚕さんへの愛情を感じたっけ。届いたときの写真をちゃんと撮影しとけばよかったんだけど、あわてて桑っ葉のせちゃって、こんな写真しかない。




この時点でもいろいろな柄ってことがわかったけど、5齢さんになったときにはびっくり仰天!



黒地にゴツゴツさんとか、グレーに黄色いゴツゴツとか。
始めてみる美しいお蚕さんに、気持ちが踊っちゃって。

当時家にいた、小石丸さん、金色松本さん、日本錦さんとの交配にも成功!と喜んだのもトコノマ。
あれから2年、いろいろ混じってどれがなんだかわからない状況になってしまった。あはは。

そしてそして、鳩子さんのブログをさかのぼって見ていたら、このお蚕さんがどこから来てどんな方々だったのかということがわかった。

「即ち、インビドロ開花」というブログを書いている、野山あをさんという方が、外国の方から譲りうけたお蚕さんだったのだ!ったらなのなのだ!!
野山さんは生き物がお好きな方らしく、いろんなものを飼育されているんだけど、お蚕さんもその中の一つ。野山さんが飼育されていた黒縞のお蚕さんが欲しいと海外からメールがあり、送ったところお返しに来たのが次のお蚕さんたちとのこと。



写真は野山さんからお借り。今回このブログを書くにあたり、野山さんと連絡を取って快諾をいただいた。えみぃのところお蚕さんたちが育っていることをうれしく思う、と言っていただいてなんだかうれしかった。
このお蚕さんたちの子孫が鳩子さんのところにわたり、そこからえみぃのところにやってきたわけだ。

とまぁそんなわけで話をもとに戻すけれど、この春孵ったバラエティの皆さんの卵をいろいろと採って、品種管理に再び挑戦しよう!と考えたのだったらなのなのだ!

まずは品種ごとに繭を分類。



蚕蛾が出て着ちゃうと繭は使えなくなるけど、やっぱり繭から出てくるところが見たいじゃんねー。
出てきた蚕蛾さんをカップリングして箱の中へ。
A4のいらない紙を4分割して、箱を折っている。親の品種名を記載できて便利なのさ。




ある程度時間が経ったら男の子だけ取り出し、女の子が息を引き取るまで(一週間から二週間)はそのまま置いておく。

我が家のお蚕さんの卵は一化性(一年に一度しか孵らない)と二化性(二度孵る)があり、一過性の卵はエンジ色を経由してグレーに変色するので折りたたんで封筒に入れて保管。
二化性の卵は、産卵から二週間ずっと黄色のままなんだけど、突然黒い点が出てくる。



これは点青期と言って、お蚕さんの頭ができているらしい。この後卵が真っ青になると、二日ほどでわらーっと毛蚕さんが出てくる。



春蚕は二化性が多いみたいで、あっちでもこっちでもわらーっと出てきて。
しかも、残したい品種やみてみたい掛け合わせだったりするわけで。

そして、よせばいいのに、インスタで見たぷりぷりF1種にも久しぶりに会いたくなり、卵を取り寄せたりして。それも、よせばいいのに500粒(爆)。

困ったなー、欲しい人いないかなーと思っていたら、野良仕事の師匠赤峰さんつながりの方が卵を取りにいらしてくださり、卵と幼虫約1000頭をもっていってもらったり。
そこからお友達と分け分けして、今はみなさん楽しく飼育されてる。

そしてそして、品種の掛け合わせの結果はというと、、、。



なんか、どれも同じような子が出ている。

中には「あ、この方々の親が知りたい!」っていう個性的なケースがあったんだけど。



まさかの札落ち(爆)。
超ウルトラスーパーずぼらなえみぃに品種の管理なんてできるわけもなく、まざりに混ざっているからどの蚕さんを掛け合わせてもいろいろ出るってことが分かったわけで、ある意味卵さえとっていけばいいんだってことがわかりちょっとほっとした、今日この頃なのだ!

蚕さん、昆虫さん好きの皆さんはぜひ、お二人のブログを見に行ってくだされ!!

カイコホリック←お蚕愛溢れる、鳩子さんのブログ

即ち、インビドロ開花←野山あをさんの、虫とヲタクに萌えもだえるブログ(笑)
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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