救世主！畦塗り職人登場

アイリスが満開なんですっ！



写真は「インタウン」。フリフリして、素敵でしょ！
早咲きのアイリスが5月中旬から咲きはじめて、6月に入ってから遅咲き種が咲いて、だいたい1月ぐらい花を楽しめるんだけど、今年は温かい＆水が多いせいか、遅咲き種がもう咲き始めてる！
早い子も遅い子もいっぺんに咲いちゃって、畑はにぎやかで良いのだけど、いっぺんに終わっちゃいそうでさみしい。

不思議なもので、アイリスの開花を1年間じっと待っているんだけど、ツボミが次々あがって「あれが咲く、これも咲く」と言っている5月中旬がいちばんテンションが高い。
咲き始めると終りが見えてしまうような気がして、さみしい気分になる今日この頃、みなさんのお庭のアイリスは咲いてますか？

っていうわけで、ハナノ＊ドウヤの面々にとっては、今が1年で一番忙しい季節。
毎朝5時過ぎには畑に行って、開花したアイリスの写真を撮って、アイリスの名前の札をつけたり、枯れたアイリスの花をとったり。一番の目的はアイリス鑑賞。
1年育てて、ほんの1月しか見られないアイリス達の姿を、目に焼き付けるのだ！

なのにーーー、えみぃったら、デザイン仕事を欲張っちゃって、先週は久々に眠れない夜が続いて、早朝のアイリス鑑賞をかなりパスしちゃった。かなしー。
頼みの綱の週末も、田んぼの準備をしなくちゃいけないし、日曜日からは道の駅の「アイリス屋」もオープンしちゃってどうにもならない。



はぁ、どうしよう。畦塗りは日曜日がリミットなんですけど。。。
絶体絶命だわっ。

と思っていたら、なんと、ミニスカ一家が畦塗りを手伝ってくれるという。（リョウコがヤレと言ったらしいけど）
ありがたやー。

だけど、ミニスカん家はもれなくおじゃまむしおちびさん2人がついてくるから、
えみぃの予想は「スカオットの働き－子守にとられるえみぃの手＝とんとん」という公式。
でもまぁ、つらい作業だから、にぎやかにやるのも悪くないよね。

ミニスカ一家が田んぼにやってきた。スカオットとえみぃは早速畦塗り作業開始。



おちび2人も長靴を履いて田んぼへ。
水でぬかった田んぼの感触が楽しくて、ミニスカの目を盗んでぬかるみに入る→はまって出られなくなって助けを呼ぶ→怒られながら救出してもらう→ふたたびぬかるみへ、という無限ループにはまり、そのうち裸足になってしまった。
あーあ。予想どおりの展開だわ。

だけど、予想どおりじゃなかったことが！

スカオットは、カリスマ畦塗り職人だったのだ！華麗でスピーディな仕事ぶりは、えみぃとオットを足しても追いつかないかも。

えみぃ達は、土に水を含ませて練ったものを、壁を塗る要領で畦に塗りつける方法でやっていた。
この辺の田んぼは火山灰の土のため粘りがなく、水の量が多いとユルユルになってしまって、斜めの畦にとどまってくれない。（テレビで見たのは、粘土土の棚田だった）
何度も何度も塗りつけて、ようやく数センチの塗り壁を作った。



それに対してスカオットのやり方は、
まず、水を少し含ませた土を、畦の脇に盛り上げておいて、しばらくしてから横と上から押さえて形を整えるという方法だ。
えみぃ達とは「盛り上げる」というところが大きく違う。
盛り上げた分の厚みがそのまま生きるので、あっという間に10センチ以上の壁ができる。
そして仕上がりもキレイ。（写真は後日撮影したため乾いてひび割れたけど、すっごくきれいにできてた）



スカオットのまねをしてみたら、えみぃの畦塗りもバージョンアップ。
スピーディに、より強力になった。

えみぃ＆オット＆ミニスカ＆リョウコの連携で2日かかってやっと田んぼの半周だったんだけど、
職人の登場＆えみぃのバージョンアップによって残りを半日で終えた。
しかも、ご近所から羨望のまなざしが注がれること請け合いの、立派な畦になった。

ありがとう！カリスマ職人。そんな腕をもっていたなら、早く教えてくれればよかったのにぃ。
と、ここでえみぃはフェードアウトして、アイリス屋の手伝いにGO！
残りはミニスカからのレポート。

畦塗りを終えたミニスカ一家が、川をのぞくと、、、。



「かじか」と「かに」を発見！



命を奪わない程度に観察して、水苗代に入れたそうだ。
お田植えまで元気に育ってちょーだい。

ってわけで、予定どおり畦塗りを終えて、あとは田植えを待つばかりなんだけど、、、、。



ここに来て、苗が伸び悩んでいる。今は5センチぐらいかな。
リョウコは「先が茶色く枯れ始めている」って言ってる。肥やしをくれないと伸びない、枯れちゃうって心配してる。
でも、ここで化学肥料は入れたくない！
お太陽さまに祈りつつ、えみぃが念力を送るしかない。頑張れ！苗たちっーーーーーー。

えみぃ「みんな、おらに力をちょっとずつ分けてくれい」

ブログを見ている人達にも、祈って欲しいと切に願う、今日この頃なのだ。