自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、
2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に
綴ります。
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えみぃです。
先日久しぶりにコーヒー豆を買いにキッチンファームさんへ。
佐久のジャスコの近くにあるお店です。
店内は和&洋食器やキッチン雑貨がたくさん並び、どれもえみぃの大好きなものばかりで目移りするだけじゃなくて、お店中にコーヒーの良い香りがしていて、しかも無料でコーヒーがいただけるんです。
こちらにあるのは高崎が本社の「大和屋」さんのお豆。
種類も豊富だし、フレッシュでおいしくて。
えみぃん家はコクがあって苦めが好きなので、マンデリンとグァテマラを愛飲してます。
お豆を注文したら、包装が終わるまでの間にコーヒーをいただきます。
写真は、コーヒーをいただく試飲スペースから店内を見たところ。
この日はアイスコーヒーをいただきました。
小さなお盆にコーヒーとチョコレートが載ってきます。
ちょこっとお花や葉っぱが活けてあるんですが、こちらの庭で栽培されているものなんです。
素敵ですよね。
大好きなお店で10年以上通っているので、定員さんとも顔なじみ。
「今日のお着物素敵ですね~」なんてお話も弾んで楽しいひととき。
ちなみにこの日の装いは、いただきものの粋なモノトーン縞着物に、おきにぃの猫ちゃん帯。
あちこちですごい褒められた~。
ちなみにちなみに、お着物たくさんいただけるっていうんで、この支度で軽トラックで出動。
信号待ちでめっちゃ見られた~。わっはっは。
野良が忙しい生活になってからこういうお出かけはほとんどしなくなったけれど、時々はオサレして行くのもいいな~と思った今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか?
ってなわけで、この日はカラマツストーブでお世話になっている大丸家具店さんへ、山武士の集い(?)に行ってきた。
山武士(やまぶし)っていうのは店長の依田さんがつけた名前で、カラモリ会に参加する男たちのことだ。
御存じない方のためにちょろっと説明すると、カラマツストーブで森を守る会、略してカラモリ会。
環境ボランティア団体で、山の中に放置された間伐材を薪にしたり、山の清掃などの活動をしている。カラマツストーブを導入した人が中心だけれど、そうでない人も入れる。
入会も退会も自由で会費無料と言う、会員にやさしい会。
えみぃももちろん会員だ。
月に3回行っている薪取り会に参加すれば、だれでも無料で丸太がもらえるという、ストーブ生活をする身にはとてもありがたい会。
で、そこに参加する男たちが山武士なわけで、今回は広島に移住された元カラモリ会会長の高田さんが1年半ぶりに佐久を訪ねて来られるということで、歓迎のランチ会が催されることになり、えみぃもお呼ばれしたのだった。
会場は大丸家具店東側にあるカフェスペース。
毎週月曜の午後、反町マスターがおいしいコーヒーを淹れてくれる場所だ。
ちかくには囲炉裏スペースもある。
そして足湯コーナーも。
ちょっとわかりにくいけど、奥にあるヒノキの箱が足湯。
手前のストーブでお湯をわかしている。
えみぃも入りたかったけど、足袋を脱いだりはいたりがめんどうで断念。
と、前置きが長くなったけれど、囲炉裏で焼いた魚やストーブで焼いたピッツァ、持ち寄りの豪華なお料理が並び、とても贅沢なランチ。
主役の高田さんはまだ到着していなかったけれど、据え膳食わぬはなんとやら~で宴会は始まった。
どの料理も主役が来ないうちに手をつけちゃって、おなかもだいぶふくれて来て「これは主役が来るまでとっておこうね」と言ったピザも手をつけちゃったりして(笑)。
そんなこんなで盛り上がる中、高田さん登場!(写真撮り忘れた!)
拍手でお迎えし、来賓の席に着席をうながす。
たまたまえみぃの近くだったので、ごあいさつ。
高田さんとは数回しかお逢いしたことなかったけれど、一度だけした下肥話がとても印象に残っていたらしく、えみぃのことは覚えていてくださった。
また、広島移住の際に、要らない着物がたくさんあるというご友人をご紹介くださり、山のようにお着物をいただいて、えみぃにとっても印象深い方だ。
高田さんの前においしそうな食事がおてんこ盛りに盛られるも、口にし始めたところで
「それじゃぁ高田さんから一言」と声をかけられ、女性陣からは「食べさせてあげればいいのに」という声もあがったけれど、高田さんも話したいことがたくさんあるみたいでスピーチが始まった。
高田さんは奥様とともに佐久市に移住され、畑で野菜を作ったり薪を割ってストーブを焚いたり。
田舎ライフを楽しまれていたのだけれど、数年前に奥様を失くされ、現在は広島県の山の中で宿泊施設を営む妹さんの手伝いをされている。
建物があまりにも寒いということでカラマツストーブを導入され、佐久にいたときと同じように畑をしたり薪を割ったりという毎日だそうだ。
高田さんの目には、広島の山は長野以上に荒れて見えるようで、間伐材やごみを片付けたりとできることはやっているものの、先が見えない状況だと言う。
「『お母さんたちの作る料理よりコンビニ弁当のほうがおいしい』という小学生が居ることと、山が荒れていることはつながっているように思えてならない。いろんなところから「このままだとまずいぞ」というサインが出ている」という言葉がとても印象的だった。
えみぃも同感。
そんな話を皮きりに、山武士たちの熱いトークが始まった。
薪取りを通して感じた問題点、山の中の現状を見た人たちの生の声は、鬼気迫るものだった。
えみぃは数回しか薪取りに行っていないけれど、あれ畑や田んぼをいつも見ているから良くわかる。問題の根本は同じ。
これからどうしたらいいか、という話をするとき、「不毛だなー」と感じることが多い。
なりたい自分になるために〇〇するとかいう個人的なことから、現代は××が問題だからこうしたほうがいいとか、行動が伴わないことが往々にしてあるからだ。
どんなにそれっぽい言葉で取り繕っても、実際の生活や行動が伴わないことは、えみぃの心には響かない。
だけど山武士の皆さんの言葉はビンビンに響く。
山で薪を取って焚いている人たちだからだ。
薪取りって口に出すと簡単だけど、やってみるとすごく大変で危険な作業。
腕っぷしと道具を使う経験が必要、まさに男たちの、山武士の仕事だ。
山武士の言葉は、重みがある。
今、長野県は「森林税」問題で揺れている。
平成20年から「森林作り県民税」が導入されたけれども、有効に運用されず膨大な残金があり、継続か中止かの議論が持ち上がっている。
残金があるのは現場の声が届いていないからで、どうやったら声が届くのか、なにをどう変えたらうまく行くのかについて論じられた。
確かに、森林税を有効に使い山の管理方法を改善するっていうことも有効だと思うけれど、問題の根本からはずれている気がする。
山が荒れる一番の原因は、木材の循環が失われていることだろう。
昔は近くの山から切り出した材木で家を作り、各家庭では焚きつけ用に杉の葉や小枝を拾ったり、人々の生活に里山が大きくかかわっていた。
山から木を切り出し、製材し、家を建てる技術があり、木を切る人、植える人、製材する人、そして建物を設計する人や建てる人が居て、技術が継承されていた。
だけど今は、コストを考えて海外から安い材料を仕入れたり、工場で作り出す資材を使うことが多く、山の木が家づくりに利用されていない。
ガスや電気が行き渡って火を焚く家が減ったので、焚きつけを拾いに行く人も少ない。
例えば森林税の財源をカラモリ会のような団体に落とし込み、ボランティア活動を活発にしたり、税金で山を整備したところで、山が再生するとは思えない。
一時的に再生したとしても、継続するかどうかは微妙だと思う。
本当の意味での再生は、人が山とつながった生活を取り戻すことでしかありえないんじゃないかな。
ドイツは木材の自給率が100%だそうだ。日本も見習わないと。
とまぁそんなわけで、いろいろと考えさせられるひとときを過ごしたあとはお楽しみ。
俊智さんの月曜コンサートだ。
俊智さんはこのブログにも何度も登場している、えみぃにとっては友人であり同志であり、憧れのアーティストでもある存在。
唄う山武士、議論を交わす代わりに唄でメッセージを発信している人だ。
お店の中に置かれたグランドピアノで俊智さんが演奏するのを、売り物の素敵な椅子に腰かけて聴けるという素晴らしいコンサート。しかも無料。
毎週月曜日の午後3時半から行われている。
もう2年半になるとか。
FMさくだいらで毎週水曜日午後7時から放送の、大丸家具店プレゼンツ「俊智の新地球シンフォニー」内のコーナー、「百雨アンド心に沁みる詞」朗読の収録も行われている。
ご近所さんや山武士の皆さん、カラモリ会の会員さんら、店長の依田さんやみねっちー、俊智さんの人柄が好きで集まって、心の交流を楽しむようなコンサート。
今回えみぃは屋久島の百年杉の椅子に腰かけた。
すわり心地最高で欲しいんだけど、カラマツストーブをもう一台導入できるお値段なので、、、。無理。
そんな椅子に座れるのも、この月曜コンサートの醍醐味だったりする。
まずは俊智さんオリジナルの「告白」「雷響」。
雷響(らいきょう)は、龍神祭りの雨と雷を唄った曲で、俊智さんの定番曲と言っても過言ではない。
コンサートで何度も聴いているけれど、今回のはとても良かった。
そして「百雨アンド心に沁みる詞」のコーナー、愛燦々亭みねっちーさんによる詞の朗読。
大丸家具のお客さんから寄せられた詩を、俊智さんのピアノ演奏をバックにみねっちーさんが情緒たっぷりに朗読。
そして、今回の目玉!である高田さん作詞の薪ストーブのうた「燃えろ 燃えろよ さわやかに」の披露。
この歌は、薪ストーブ生活で感じたことがまとめられているんだけど、朝飯前に薪割りで汗をかく楽しさから、争いにあけくれる現代人への悲哀、命をつなぐ山の優しさやあたたかさ、人生とは何なのかまで、まさに全部が入っているのだ。
テーマは広く壮大なんだけど、明るく歌いやすい曲調で親しみやすい。
とても良い曲。
CDが出たらみんな聴いてね。
作詞した高田さんから詞の説明があったんだけど、来場者のおばあちゃん(たぶん80才ぐらい?)から少女時代に薪と炭で生計を支えたお話が飛び出し、みんなで拍手。
こういうかけあいも、このコンサートの楽しみだったりする。
続いてはカラモリ会テーマソング「山武士の唄」。
木や山菜など山の恵みで生計を立てていた古き良き時代を偲び、乱立する唐松を間伐して山を再生しようと挑む男達の心意気を唄う、アップテンポの勇ましい曲。
ダンサーも登場し、手拍子で大盛り上がり!
最後はみんなでふるさとを合唱。
老若男女なじみのある曲だから、みんな大きな声が出て素晴らしかったなー。
というわけで、いつもより10分ほどオーバーしてコンサートは終了。
楽しかった~。
えみぃの人生のテーマは「循環」。
取り組んでいる「循環農法」はもちろん、着物のリメイクも養蚕も、全ては循環のため。
山武士の皆さんの目指すところも山の循環なわけで、年代を超えた同志がたくさんいるんだって心強く感じた、今日この頃なのだ。
俊智さんの大賀ホールコンサートが近づいてきました。
かふぇでチケットを取り扱っていますので、ぜひぜひご来場くださいね。
お得なペアチケットもあります。
えみぃは受付で、とびっきりのお着物着てお待ちしてますー。
春夏秋冬ピアノ弾き語り~信州に暮らしてうまれた愛のうた~
日時:11月4日(土) 17時30分開演 17時開場
場所:軽井沢大賀ホール
前売 ¥2,500 当日 ¥3,000 中学生以下無料
http://schun-chee.net/jp/
山武士の唄
山武士の唄 ミュージックビデオ
俊智さんのミュージックビデオ
雷響
大丸家具店のブログ
大丸自然エナジー研究室
薪取り会参加時のえみぃのインタビュー
カラモリ会ドキュメント3
先日久しぶりにコーヒー豆を買いにキッチンファームさんへ。
佐久のジャスコの近くにあるお店です。
店内は和&洋食器やキッチン雑貨がたくさん並び、どれもえみぃの大好きなものばかりで目移りするだけじゃなくて、お店中にコーヒーの良い香りがしていて、しかも無料でコーヒーがいただけるんです。
こちらにあるのは高崎が本社の「大和屋」さんのお豆。
種類も豊富だし、フレッシュでおいしくて。
えみぃん家はコクがあって苦めが好きなので、マンデリンとグァテマラを愛飲してます。
お豆を注文したら、包装が終わるまでの間にコーヒーをいただきます。
写真は、コーヒーをいただく試飲スペースから店内を見たところ。
この日はアイスコーヒーをいただきました。
小さなお盆にコーヒーとチョコレートが載ってきます。
ちょこっとお花や葉っぱが活けてあるんですが、こちらの庭で栽培されているものなんです。
素敵ですよね。
大好きなお店で10年以上通っているので、定員さんとも顔なじみ。
「今日のお着物素敵ですね~」なんてお話も弾んで楽しいひととき。
ちなみにこの日の装いは、いただきものの粋なモノトーン縞着物に、おきにぃの猫ちゃん帯。
あちこちですごい褒められた~。
ちなみにちなみに、お着物たくさんいただけるっていうんで、この支度で軽トラックで出動。
信号待ちでめっちゃ見られた~。わっはっは。
野良が忙しい生活になってからこういうお出かけはほとんどしなくなったけれど、時々はオサレして行くのもいいな~と思った今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか?
ってなわけで、この日はカラマツストーブでお世話になっている大丸家具店さんへ、山武士の集い(?)に行ってきた。
山武士(やまぶし)っていうのは店長の依田さんがつけた名前で、カラモリ会に参加する男たちのことだ。
御存じない方のためにちょろっと説明すると、カラマツストーブで森を守る会、略してカラモリ会。
環境ボランティア団体で、山の中に放置された間伐材を薪にしたり、山の清掃などの活動をしている。カラマツストーブを導入した人が中心だけれど、そうでない人も入れる。
入会も退会も自由で会費無料と言う、会員にやさしい会。
えみぃももちろん会員だ。
月に3回行っている薪取り会に参加すれば、だれでも無料で丸太がもらえるという、ストーブ生活をする身にはとてもありがたい会。
で、そこに参加する男たちが山武士なわけで、今回は広島に移住された元カラモリ会会長の高田さんが1年半ぶりに佐久を訪ねて来られるということで、歓迎のランチ会が催されることになり、えみぃもお呼ばれしたのだった。
会場は大丸家具店東側にあるカフェスペース。
毎週月曜の午後、反町マスターがおいしいコーヒーを淹れてくれる場所だ。
ちかくには囲炉裏スペースもある。
そして足湯コーナーも。
ちょっとわかりにくいけど、奥にあるヒノキの箱が足湯。
手前のストーブでお湯をわかしている。
えみぃも入りたかったけど、足袋を脱いだりはいたりがめんどうで断念。
と、前置きが長くなったけれど、囲炉裏で焼いた魚やストーブで焼いたピッツァ、持ち寄りの豪華なお料理が並び、とても贅沢なランチ。
主役の高田さんはまだ到着していなかったけれど、据え膳食わぬはなんとやら~で宴会は始まった。
どの料理も主役が来ないうちに手をつけちゃって、おなかもだいぶふくれて来て「これは主役が来るまでとっておこうね」と言ったピザも手をつけちゃったりして(笑)。
そんなこんなで盛り上がる中、高田さん登場!(写真撮り忘れた!)
拍手でお迎えし、来賓の席に着席をうながす。
たまたまえみぃの近くだったので、ごあいさつ。
高田さんとは数回しかお逢いしたことなかったけれど、一度だけした下肥話がとても印象に残っていたらしく、えみぃのことは覚えていてくださった。
また、広島移住の際に、要らない着物がたくさんあるというご友人をご紹介くださり、山のようにお着物をいただいて、えみぃにとっても印象深い方だ。
高田さんの前においしそうな食事がおてんこ盛りに盛られるも、口にし始めたところで
「それじゃぁ高田さんから一言」と声をかけられ、女性陣からは「食べさせてあげればいいのに」という声もあがったけれど、高田さんも話したいことがたくさんあるみたいでスピーチが始まった。
高田さんは奥様とともに佐久市に移住され、畑で野菜を作ったり薪を割ってストーブを焚いたり。
田舎ライフを楽しまれていたのだけれど、数年前に奥様を失くされ、現在は広島県の山の中で宿泊施設を営む妹さんの手伝いをされている。
建物があまりにも寒いということでカラマツストーブを導入され、佐久にいたときと同じように畑をしたり薪を割ったりという毎日だそうだ。
高田さんの目には、広島の山は長野以上に荒れて見えるようで、間伐材やごみを片付けたりとできることはやっているものの、先が見えない状況だと言う。
「『お母さんたちの作る料理よりコンビニ弁当のほうがおいしい』という小学生が居ることと、山が荒れていることはつながっているように思えてならない。いろんなところから「このままだとまずいぞ」というサインが出ている」という言葉がとても印象的だった。
えみぃも同感。
そんな話を皮きりに、山武士たちの熱いトークが始まった。
薪取りを通して感じた問題点、山の中の現状を見た人たちの生の声は、鬼気迫るものだった。
えみぃは数回しか薪取りに行っていないけれど、あれ畑や田んぼをいつも見ているから良くわかる。問題の根本は同じ。
これからどうしたらいいか、という話をするとき、「不毛だなー」と感じることが多い。
なりたい自分になるために〇〇するとかいう個人的なことから、現代は××が問題だからこうしたほうがいいとか、行動が伴わないことが往々にしてあるからだ。
どんなにそれっぽい言葉で取り繕っても、実際の生活や行動が伴わないことは、えみぃの心には響かない。
だけど山武士の皆さんの言葉はビンビンに響く。
山で薪を取って焚いている人たちだからだ。
薪取りって口に出すと簡単だけど、やってみるとすごく大変で危険な作業。
腕っぷしと道具を使う経験が必要、まさに男たちの、山武士の仕事だ。
山武士の言葉は、重みがある。
今、長野県は「森林税」問題で揺れている。
平成20年から「森林作り県民税」が導入されたけれども、有効に運用されず膨大な残金があり、継続か中止かの議論が持ち上がっている。
残金があるのは現場の声が届いていないからで、どうやったら声が届くのか、なにをどう変えたらうまく行くのかについて論じられた。
確かに、森林税を有効に使い山の管理方法を改善するっていうことも有効だと思うけれど、問題の根本からはずれている気がする。
山が荒れる一番の原因は、木材の循環が失われていることだろう。
昔は近くの山から切り出した材木で家を作り、各家庭では焚きつけ用に杉の葉や小枝を拾ったり、人々の生活に里山が大きくかかわっていた。
山から木を切り出し、製材し、家を建てる技術があり、木を切る人、植える人、製材する人、そして建物を設計する人や建てる人が居て、技術が継承されていた。
だけど今は、コストを考えて海外から安い材料を仕入れたり、工場で作り出す資材を使うことが多く、山の木が家づくりに利用されていない。
ガスや電気が行き渡って火を焚く家が減ったので、焚きつけを拾いに行く人も少ない。
例えば森林税の財源をカラモリ会のような団体に落とし込み、ボランティア活動を活発にしたり、税金で山を整備したところで、山が再生するとは思えない。
一時的に再生したとしても、継続するかどうかは微妙だと思う。
本当の意味での再生は、人が山とつながった生活を取り戻すことでしかありえないんじゃないかな。
ドイツは木材の自給率が100%だそうだ。日本も見習わないと。
とまぁそんなわけで、いろいろと考えさせられるひとときを過ごしたあとはお楽しみ。
俊智さんの月曜コンサートだ。
俊智さんはこのブログにも何度も登場している、えみぃにとっては友人であり同志であり、憧れのアーティストでもある存在。
唄う山武士、議論を交わす代わりに唄でメッセージを発信している人だ。
お店の中に置かれたグランドピアノで俊智さんが演奏するのを、売り物の素敵な椅子に腰かけて聴けるという素晴らしいコンサート。しかも無料。
毎週月曜日の午後3時半から行われている。
もう2年半になるとか。
FMさくだいらで毎週水曜日午後7時から放送の、大丸家具店プレゼンツ「俊智の新地球シンフォニー」内のコーナー、「百雨アンド心に沁みる詞」朗読の収録も行われている。
ご近所さんや山武士の皆さん、カラモリ会の会員さんら、店長の依田さんやみねっちー、俊智さんの人柄が好きで集まって、心の交流を楽しむようなコンサート。
今回えみぃは屋久島の百年杉の椅子に腰かけた。
すわり心地最高で欲しいんだけど、カラマツストーブをもう一台導入できるお値段なので、、、。無理。
そんな椅子に座れるのも、この月曜コンサートの醍醐味だったりする。
まずは俊智さんオリジナルの「告白」「雷響」。
雷響(らいきょう)は、龍神祭りの雨と雷を唄った曲で、俊智さんの定番曲と言っても過言ではない。
コンサートで何度も聴いているけれど、今回のはとても良かった。
そして「百雨アンド心に沁みる詞」のコーナー、愛燦々亭みねっちーさんによる詞の朗読。
大丸家具のお客さんから寄せられた詩を、俊智さんのピアノ演奏をバックにみねっちーさんが情緒たっぷりに朗読。
そして、今回の目玉!である高田さん作詞の薪ストーブのうた「燃えろ 燃えろよ さわやかに」の披露。
この歌は、薪ストーブ生活で感じたことがまとめられているんだけど、朝飯前に薪割りで汗をかく楽しさから、争いにあけくれる現代人への悲哀、命をつなぐ山の優しさやあたたかさ、人生とは何なのかまで、まさに全部が入っているのだ。
テーマは広く壮大なんだけど、明るく歌いやすい曲調で親しみやすい。
とても良い曲。
CDが出たらみんな聴いてね。
作詞した高田さんから詞の説明があったんだけど、来場者のおばあちゃん(たぶん80才ぐらい?)から少女時代に薪と炭で生計を支えたお話が飛び出し、みんなで拍手。
こういうかけあいも、このコンサートの楽しみだったりする。
続いてはカラモリ会テーマソング「山武士の唄」。
木や山菜など山の恵みで生計を立てていた古き良き時代を偲び、乱立する唐松を間伐して山を再生しようと挑む男達の心意気を唄う、アップテンポの勇ましい曲。
ダンサーも登場し、手拍子で大盛り上がり!
最後はみんなでふるさとを合唱。
老若男女なじみのある曲だから、みんな大きな声が出て素晴らしかったなー。
というわけで、いつもより10分ほどオーバーしてコンサートは終了。
楽しかった~。
えみぃの人生のテーマは「循環」。
取り組んでいる「循環農法」はもちろん、着物のリメイクも養蚕も、全ては循環のため。
山武士の皆さんの目指すところも山の循環なわけで、年代を超えた同志がたくさんいるんだって心強く感じた、今日この頃なのだ。
俊智さんの大賀ホールコンサートが近づいてきました。
かふぇでチケットを取り扱っていますので、ぜひぜひご来場くださいね。
お得なペアチケットもあります。
えみぃは受付で、とびっきりのお着物着てお待ちしてますー。
春夏秋冬ピアノ弾き語り~信州に暮らしてうまれた愛のうた~
日時:11月4日(土) 17時30分開演 17時開場
場所:軽井沢大賀ホール
前売 ¥2,500 当日 ¥3,000 中学生以下無料
http://schun-chee.net/jp/
山武士の唄
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
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音次郎・・・・オス(16歳)
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