自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、
2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に
綴ります。
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えみぃです。
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
昨年末はえみぃもにゃんずも若干体調を崩しましたが、全員元氣に年を越しました!
年越しはオットの実家へお泊り、年明けは所要で留守にすることも多く、昼も夜もにゃんずは家の中に閉じ込めており、かなりもんもんとしております。
今日からはいつもどおりの日常となるので、散歩につきあってあげたいような。
でも寒いから明日にしようねーと、家の中で遊んで気を紛らわせて散歩をパスしようとしている今日この頃。
皆様、いかがお過ごしですか?
年越し早々年末の話で申し訳ないって感じだけど、自分のためにも記事にしときたいんで。
30日の午後、年賀状の投函を終えてさーて大掃除でもしましょうかねって思ったんだけど、なんとなく着物を仕立ててみたくなり。
作務衣でも作ろうと、綿きものの洗い張りに手を伸ばした。
洗い張りっていうのは、着物をほどいて洗ったもの。
先日スマイルサンタでゲットしたサイズの小さい綿着物を解いて、洗濯機で洗って干してアイロンをかけたもの。
先染めで縞模様を織り出したあと、藍色で型染めされためずらしい生地。
厚手だけどかなり着込んであってやわらかく、野良着にしようと思っていたんだけど、やっぱり着物で着たいなーと。
着物ってどうやって仕立てるのー?という方のためにざっくばらんに説明すると、まずは衿、掛け衿、衽(おくみ)2枚、身ごろ2枚、袖2枚の8つの部品に、ヘラで印をつける。
下図の赤い点線がヘラ付け個所。
この印つけっつーのがとんでもなくめんどくさい。
着物は型紙がない分、細かいサイズを計算する必要がある。
前幅(まえはば:脇縫いから衽つけまでの幅)、後幅(うしろはば:背縫いから脇縫いまでの幅)、抱幅(だきはば:身八口止まりから衽つけの縫い目までの幅)、衽下がり(おくみさがり:肩山から衽先までの長さ)、裄(ゆき:背中心から袖口までの長さ)、袖幅(そではば)、袖丈(そでたけ)など。なんのこっちゃ?でしょ??
計算自体メンドクサイんけど、その上大変な思いをして印をつけないといけない。
ヘラ台っていう、屏風畳みになった木の板を広げてその上に布を載せ、ヘラで印をつける。
ヘラ台は表面がやわらかく、ヘラを押し付けると表面がへこんで印がつけやすくなってるけど、めいっぱい力を入れないとしっかり印がつかない。
和裁士さんは電気コテを使うのでさほど苦労はないらしいけれど、えみぃは普通のヘラ(中学校のときの裁縫箱に入ってた白くて先が平らになってるやつ)だから簡単じゃない。
そんな思いまでしてつけた印も、時間の経過とともに見えづらくなったり。
実は何年か前、和裁士さんに習いに行ったことがあるんだけど、この印つけがいやになって辞めた過去がある。
さらに、今回は厚手の綿で印もつきづらい&見えづらい。
なので、印つけをすっ飛ばして縫うことにした。
マイサイズの着物を参考に、点線部をアイロンで折り目をつけて縫う方法だ。邪道ー!
ってわけで、まずは着物の上に身ごろを載せ、縫い目にそって手で折り返し、その上からアイロンをあてる。左右の見ごろにアイロンをあて終わったら、施中心の折り目どうしをマチバリで止めて縫う。
こたつに腰を下ろすと、すぐ猫がやってくる。このときは寅子。
針を使うから危ないんだけど、おろしてもおろしても載ってくるので、あきらめてそのまま作業。やりづらい。
右手中指の第一関節と第二関節の間に金属の指ぬきをつけ、指ぬきに縫い針の根元をあてて、親指と人差し指で針先をはさんで運針。
運針はあまり上手じゃないので、遅いし目も揃っていないけれど、けっこう楽しい。
針を持つ右手は動かさず、布を持つ左手を上下させて、針に布を溜めていく。
ある程度になったら針を抜いて、縫い目を成らす。
無心になるねー。
背中心を縫い終わったら、アイロンで縫い代を左身頃に倒して三つ折りくけ。
上図は裏から見たところだけど、表にも同じように小さい縫い目が2つずつ並んで出る感じになる。
表に出る縫い目が大きいと目立つので、1mmぐらいになるように指に針先を押し当てて縫うんだけど、ときどき勢い余って指にささっちゃう(笑)。
上等な着物の場合は、この縫い目を布でくるむ始末をするんだけど、今回は簡単なやり方で終了。
その後は衽つけ。
再びアイロンで縫う場所の印をつけ、左右の衽を身頃に縫い付ける。
背中心は縫い代が同じだからマチバリ打つのも縫うのもらくだったんだけど、今度はちょいとめんどう。
なぜめんどうかっていうと。
わかるかな?
濃い水色が身ごろ、薄い水色が衽、縫い代の幅が全然違うのだ。
マチバリを打つだけで一苦労、そして縫いづらい。
最初の難関が来たって感じ。
運針もやりづらくて断念して、普通に縫ったのでスピードも半減。ひえー。
やっとこ縫い終えると、縫い代を合わせて衽側に倒して三つ折りくけ。
アイロンは別室にあるので、かけて戻ってくると猫が入れ替わっていたりする。
今度はチャーリー(笑)。
左右の衽をつけ終わったところで、もう夜7時。
夕飯の時間になったので、この日は終了。座りっぱなしでしりっぺたがいたい。
夕飯の後、半身浴をしながら今後の縫い方の情報集め。
袖の作り方(たもとがカーブしてるからね)や衿付けなど、この先は難関がいっぱいあるからね。
でもほんと、ご丁寧に手順を説明してくださる方がいらして有り難いわ。
便利な世の中になったもんだ。
3時間ほど風呂に入り、こたつで猫まみれで就寝(爆)
31日。
「今年は大掃除はあきらめー」と、朝から作業再開。
普段のえみぃなら身ごろと衽つけたところで挫折して放置ってパターンが多いんだけど、大掃除から逃れたい故か、なぜかこの日はやる気マンマンだったのだ。ははは。
まずは袖つけから。
袖は反幅めいっぱいにつけたいし、袖丈もどうでも良いのでアイロンがけなしで作業開始(爆)
しかも、正式な手順だと袖を形にしてから取り付けるんだけど、作務衣を縫う手順で。
肩山(身頃を二つ折りにしたてっぺん)と袖山(袖の真ん中)を揃えてマチバリを打ち、そこから左右15センチぐらいまでマチバリを打ち、1センチぐらいのところをなみ縫い。
縫い代を袖のほうに倒して、三つ折りくけ。
身頃に袖布を取り付けた後、袖布の表同志を合わせて5mmほどのところを縫い、ひっくり返して2cmぐらいのところを縫う。いわゆる袋縫いってやつ。
縫い代を前に倒して、たもとにカーブを作って袖を形つくる。
写真撮り忘れたし、説明の絵も難しいんでここは雰囲気だけだけど、ちょいとめんどうな作業。
なんとか片袖をつけたところでお昼になっちまった。
はー。
お昼を食べ終えてもう片袖。
二回目だからなんとなく慣れてきたのか、1時間で付おわった。やったー!
羽織ってみると、あとからつけた袖の縫い目が外に出ている。
ぎゃあぁぁぁぁぁぁー。逆につけてしまったーーー。
もうやめちゃおうかなーという気もしたんだけれど、大掃除を取りやめてのりかかった船だから最後までやらなきゃねと。
泣きながら縫い目を解いて、着け直し。
袖付のお勉強にはなったけどね。
気を取り直して最後の衿付け、なんだけどもその前に、右衽~裾~左衽をぐるっと三つ折りくけ。
これもまー、大変。
距離が長いのと、角をピンと出さないといけない。
左手で布を折り曲げ、右手でアイロンをかける。
高温でスチームをガンガンかけながらの作業なので、時々左手に蒸気がかかる。
そうそう、着物を仕立てたりリメイクには、アイロン選びが重要だよ。
選ぶポイントは、コードレスじゃないこと、強いスチームが出ること、先がとがっていること。
最近はコードレスが主流だから、使いやすいのを見つけるのが大変だけどね。
ちょっと話がそれたんで元にもどすけれど、ぐるっと三つ折りくけを終えるのに2時間ぐらいかかって、だんだん周りが暗くなってきた。
尻っぺたは痛いし肩は凝ってくるし、左手は蒸気や針があたってボロボロだし、右手も握力が低下してくるし。
もうやめちゃおうかなーとも思ったけれど、大掃除を辞めて乗りかかった船だから、最後までなんとかやり通さないと人としてだめになってしまう。
と、訳のわからないプレッシャーを自分自身にかけ、衿付けにとりかかった。
衿つけの印はアイロンだけじゃ消えそうだったんで、糸で仮縫い。
衿に掛け衿を取り付けて、衿まわり用に力布を準備。
身頃の仮縫いに沿って衿をマチバリで留め、身ごろの肩の切れ目のあたりに力布を差し込む。
やだやだになってきている割に、ちゃんとやっている自分に驚き。
身ごろと衽と衿と重なって、どこがどうなってるかわからないような状態だけど、ちくちく一目ずつ縫い進める。
途中で確認すると、アイロンでつけた印と縫い目がずれていたり。
でも、もう直す気持ちはまったくないので、とにかく縫い進める。
縫い終わったら、アイロンで縫い目にキセをかけ、身頃や衽が衿に収まるようにアイロンをかける。
上図の赤い点線部を切り取らずに内側に折りこんで仕立てる。
残しておくことで、大きいサイズに仕立て直したり、左右を入れ替えたりできる。
着物は表になっている左身頃が汚れやすいので、左右の衽を入れ替えることで汚れを目立たなくすることができるのだったらなのなのだ。
日本のもったいない精神、すばらしい。
衿の端も折り返し、あとは裏地をつけるだけ。
とここまで来て、裏地を用意していないことに気が付く。さすが泥縄のえみぃ。
金巾(かなきん:裏地に使う紺の綿)を使うつもりでいたんだけど、かふぇに行かないとない。
もう暗くなってきたし、7時にはオットの実家に行かないといけないから、時間がない。
困ったなー、今年はここで終わりかなーと思っていたら、半年程前に洗い張りして干しっぱなしの衿を発見。
ちょっと分厚いけど、これでいいや。
最後の力を振り絞ってちくちく、ちくちく。
しかし、半分つけたところで時間切れー。
でもまぁ、なんとか形にはなった。
身丈の割に幅がめっちゃある(笑)。
でも、なんかちょっとうれしい。
そして元旦の夕方最後まで縫い終え、2日にはなななんと!着てお出かけ。
衿下が長すぎて腰ひもに衿がかからん!という、致命的な欠陥があったもののなんとか着れ、着崩れもなく1日過ごせた。
家で着る予定だし、第一号だからまぁいいかと。
はじまりはどうなることかと思ったけれど、いちおう形になることはわかったんで、第二段、第三段と縫ってみよう。
たくさん縫えば、だんだん上手になるかもなんつー甘い夢を見ている、今日この頃なのだ!
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
昨年末はえみぃもにゃんずも若干体調を崩しましたが、全員元氣に年を越しました!
年越しはオットの実家へお泊り、年明けは所要で留守にすることも多く、昼も夜もにゃんずは家の中に閉じ込めており、かなりもんもんとしております。
今日からはいつもどおりの日常となるので、散歩につきあってあげたいような。
でも寒いから明日にしようねーと、家の中で遊んで気を紛らわせて散歩をパスしようとしている今日この頃。
皆様、いかがお過ごしですか?
年越し早々年末の話で申し訳ないって感じだけど、自分のためにも記事にしときたいんで。
30日の午後、年賀状の投函を終えてさーて大掃除でもしましょうかねって思ったんだけど、なんとなく着物を仕立ててみたくなり。
作務衣でも作ろうと、綿きものの洗い張りに手を伸ばした。
洗い張りっていうのは、着物をほどいて洗ったもの。
先日スマイルサンタでゲットしたサイズの小さい綿着物を解いて、洗濯機で洗って干してアイロンをかけたもの。
先染めで縞模様を織り出したあと、藍色で型染めされためずらしい生地。
厚手だけどかなり着込んであってやわらかく、野良着にしようと思っていたんだけど、やっぱり着物で着たいなーと。
着物ってどうやって仕立てるのー?という方のためにざっくばらんに説明すると、まずは衿、掛け衿、衽(おくみ)2枚、身ごろ2枚、袖2枚の8つの部品に、ヘラで印をつける。
下図の赤い点線がヘラ付け個所。
この印つけっつーのがとんでもなくめんどくさい。
着物は型紙がない分、細かいサイズを計算する必要がある。
前幅(まえはば:脇縫いから衽つけまでの幅)、後幅(うしろはば:背縫いから脇縫いまでの幅)、抱幅(だきはば:身八口止まりから衽つけの縫い目までの幅)、衽下がり(おくみさがり:肩山から衽先までの長さ)、裄(ゆき:背中心から袖口までの長さ)、袖幅(そではば)、袖丈(そでたけ)など。なんのこっちゃ?でしょ??
計算自体メンドクサイんけど、その上大変な思いをして印をつけないといけない。
ヘラ台っていう、屏風畳みになった木の板を広げてその上に布を載せ、ヘラで印をつける。
ヘラ台は表面がやわらかく、ヘラを押し付けると表面がへこんで印がつけやすくなってるけど、めいっぱい力を入れないとしっかり印がつかない。
和裁士さんは電気コテを使うのでさほど苦労はないらしいけれど、えみぃは普通のヘラ(中学校のときの裁縫箱に入ってた白くて先が平らになってるやつ)だから簡単じゃない。
そんな思いまでしてつけた印も、時間の経過とともに見えづらくなったり。
実は何年か前、和裁士さんに習いに行ったことがあるんだけど、この印つけがいやになって辞めた過去がある。
さらに、今回は厚手の綿で印もつきづらい&見えづらい。
なので、印つけをすっ飛ばして縫うことにした。
マイサイズの着物を参考に、点線部をアイロンで折り目をつけて縫う方法だ。邪道ー!
ってわけで、まずは着物の上に身ごろを載せ、縫い目にそって手で折り返し、その上からアイロンをあてる。左右の見ごろにアイロンをあて終わったら、施中心の折り目どうしをマチバリで止めて縫う。
こたつに腰を下ろすと、すぐ猫がやってくる。このときは寅子。
針を使うから危ないんだけど、おろしてもおろしても載ってくるので、あきらめてそのまま作業。やりづらい。
右手中指の第一関節と第二関節の間に金属の指ぬきをつけ、指ぬきに縫い針の根元をあてて、親指と人差し指で針先をはさんで運針。
運針はあまり上手じゃないので、遅いし目も揃っていないけれど、けっこう楽しい。
針を持つ右手は動かさず、布を持つ左手を上下させて、針に布を溜めていく。
ある程度になったら針を抜いて、縫い目を成らす。
無心になるねー。
背中心を縫い終わったら、アイロンで縫い代を左身頃に倒して三つ折りくけ。
上図は裏から見たところだけど、表にも同じように小さい縫い目が2つずつ並んで出る感じになる。
表に出る縫い目が大きいと目立つので、1mmぐらいになるように指に針先を押し当てて縫うんだけど、ときどき勢い余って指にささっちゃう(笑)。
上等な着物の場合は、この縫い目を布でくるむ始末をするんだけど、今回は簡単なやり方で終了。
その後は衽つけ。
再びアイロンで縫う場所の印をつけ、左右の衽を身頃に縫い付ける。
背中心は縫い代が同じだからマチバリ打つのも縫うのもらくだったんだけど、今度はちょいとめんどう。
なぜめんどうかっていうと。
わかるかな?
濃い水色が身ごろ、薄い水色が衽、縫い代の幅が全然違うのだ。
マチバリを打つだけで一苦労、そして縫いづらい。
最初の難関が来たって感じ。
運針もやりづらくて断念して、普通に縫ったのでスピードも半減。ひえー。
やっとこ縫い終えると、縫い代を合わせて衽側に倒して三つ折りくけ。
アイロンは別室にあるので、かけて戻ってくると猫が入れ替わっていたりする。
今度はチャーリー(笑)。
左右の衽をつけ終わったところで、もう夜7時。
夕飯の時間になったので、この日は終了。座りっぱなしでしりっぺたがいたい。
夕飯の後、半身浴をしながら今後の縫い方の情報集め。
袖の作り方(たもとがカーブしてるからね)や衿付けなど、この先は難関がいっぱいあるからね。
でもほんと、ご丁寧に手順を説明してくださる方がいらして有り難いわ。
便利な世の中になったもんだ。
3時間ほど風呂に入り、こたつで猫まみれで就寝(爆)
31日。
「今年は大掃除はあきらめー」と、朝から作業再開。
普段のえみぃなら身ごろと衽つけたところで挫折して放置ってパターンが多いんだけど、大掃除から逃れたい故か、なぜかこの日はやる気マンマンだったのだ。ははは。
まずは袖つけから。
袖は反幅めいっぱいにつけたいし、袖丈もどうでも良いのでアイロンがけなしで作業開始(爆)
しかも、正式な手順だと袖を形にしてから取り付けるんだけど、作務衣を縫う手順で。
肩山(身頃を二つ折りにしたてっぺん)と袖山(袖の真ん中)を揃えてマチバリを打ち、そこから左右15センチぐらいまでマチバリを打ち、1センチぐらいのところをなみ縫い。
縫い代を袖のほうに倒して、三つ折りくけ。
身頃に袖布を取り付けた後、袖布の表同志を合わせて5mmほどのところを縫い、ひっくり返して2cmぐらいのところを縫う。いわゆる袋縫いってやつ。
縫い代を前に倒して、たもとにカーブを作って袖を形つくる。
写真撮り忘れたし、説明の絵も難しいんでここは雰囲気だけだけど、ちょいとめんどうな作業。
なんとか片袖をつけたところでお昼になっちまった。
はー。
お昼を食べ終えてもう片袖。
二回目だからなんとなく慣れてきたのか、1時間で付おわった。やったー!
羽織ってみると、あとからつけた袖の縫い目が外に出ている。
ぎゃあぁぁぁぁぁぁー。逆につけてしまったーーー。
もうやめちゃおうかなーという気もしたんだけれど、大掃除を取りやめてのりかかった船だから最後までやらなきゃねと。
泣きながら縫い目を解いて、着け直し。
袖付のお勉強にはなったけどね。
気を取り直して最後の衿付け、なんだけどもその前に、右衽~裾~左衽をぐるっと三つ折りくけ。
これもまー、大変。
距離が長いのと、角をピンと出さないといけない。
左手で布を折り曲げ、右手でアイロンをかける。
高温でスチームをガンガンかけながらの作業なので、時々左手に蒸気がかかる。
そうそう、着物を仕立てたりリメイクには、アイロン選びが重要だよ。
選ぶポイントは、コードレスじゃないこと、強いスチームが出ること、先がとがっていること。
最近はコードレスが主流だから、使いやすいのを見つけるのが大変だけどね。
ちょっと話がそれたんで元にもどすけれど、ぐるっと三つ折りくけを終えるのに2時間ぐらいかかって、だんだん周りが暗くなってきた。
尻っぺたは痛いし肩は凝ってくるし、左手は蒸気や針があたってボロボロだし、右手も握力が低下してくるし。
もうやめちゃおうかなーとも思ったけれど、大掃除を辞めて乗りかかった船だから、最後までなんとかやり通さないと人としてだめになってしまう。
と、訳のわからないプレッシャーを自分自身にかけ、衿付けにとりかかった。
衿つけの印はアイロンだけじゃ消えそうだったんで、糸で仮縫い。
衿に掛け衿を取り付けて、衿まわり用に力布を準備。
身頃の仮縫いに沿って衿をマチバリで留め、身ごろの肩の切れ目のあたりに力布を差し込む。
やだやだになってきている割に、ちゃんとやっている自分に驚き。
身ごろと衽と衿と重なって、どこがどうなってるかわからないような状態だけど、ちくちく一目ずつ縫い進める。
途中で確認すると、アイロンでつけた印と縫い目がずれていたり。
でも、もう直す気持ちはまったくないので、とにかく縫い進める。
縫い終わったら、アイロンで縫い目にキセをかけ、身頃や衽が衿に収まるようにアイロンをかける。
上図の赤い点線部を切り取らずに内側に折りこんで仕立てる。
残しておくことで、大きいサイズに仕立て直したり、左右を入れ替えたりできる。
着物は表になっている左身頃が汚れやすいので、左右の衽を入れ替えることで汚れを目立たなくすることができるのだったらなのなのだ。
日本のもったいない精神、すばらしい。
衿の端も折り返し、あとは裏地をつけるだけ。
とここまで来て、裏地を用意していないことに気が付く。さすが泥縄のえみぃ。
金巾(かなきん:裏地に使う紺の綿)を使うつもりでいたんだけど、かふぇに行かないとない。
もう暗くなってきたし、7時にはオットの実家に行かないといけないから、時間がない。
困ったなー、今年はここで終わりかなーと思っていたら、半年程前に洗い張りして干しっぱなしの衿を発見。
ちょっと分厚いけど、これでいいや。
最後の力を振り絞ってちくちく、ちくちく。
しかし、半分つけたところで時間切れー。
でもまぁ、なんとか形にはなった。
身丈の割に幅がめっちゃある(笑)。
でも、なんかちょっとうれしい。
そして元旦の夕方最後まで縫い終え、2日にはなななんと!着てお出かけ。
衿下が長すぎて腰ひもに衿がかからん!という、致命的な欠陥があったもののなんとか着れ、着崩れもなく1日過ごせた。
家で着る予定だし、第一号だからまぁいいかと。
はじまりはどうなることかと思ったけれど、いちおう形になることはわかったんで、第二段、第三段と縫ってみよう。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
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