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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

2月の末、妙に暖かい日が続いたらカイコさんが出てきちゃって、人口飼料でお世話をしています。
人口飼料は初めてで、どうあげたらいいかわからず無駄にたくさん使っている気がしますが、カイコさんを餓死させないことが重要なので、毎朝あげてます。

で、孵化から26日目の今日、最終齢(5齢幼虫)の子が出てきました。



左が5齢さん、右はそろそろ眠に入る4齢さん。
今回の皆さんは、昨年ネットで知り合った先輩に分けていただいた、バラエティカイコさんなので、コブのある方や寅柄の方、グレーや姫蚕など、いろいろな色柄の子がいて楽しいです。
大きい繭をまいておくれ。

予定より3か月も早く養蚕がはじまり、うれしいやら困ったやらーの今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか?


すでに土が緩み梅が咲いて、野良全開モード!にならなければいけないのに、まだウダウダしているのはハードだけれど充実した日々の余韻にひたっているからだ。

3月16日(土)は、姫子沢で毎月恒例の古民家の集い。
今回はヨモギ蒸し体験があり、またいろんな方においでいただいてワイワイ楽しかった。
ランチは翌日の準備などの関係で手抜きをさせていただいたけど。


そして3月17日(日)は、佐久平交流センターで師匠赤峰さんの「陰陽講座」を行った。
朝からスタッフ25名分の昼食(稲荷ずし)を作り、9時に会場入り。
やることいっぱい、胸いっぱいで、会場完全撤退の17時まであっちゅー間。
一枚も写真撮れなんだー。

ホール定員450席に、お客様はスタッフ含め200人と少しさみしかったけれど、みなさん真剣にお話を聴いてくださったし、赤峰さんもお元気だったし。
とても良い講演会だったと思う。

そして18時からは近くの合気道場で打ち上げ。
赤峰さんのお野菜とえみぃの調味料を、はじまる飯店の二川さんにお料理していただくという、ぜいたくな宴会だった。
ものすごく突然お願いしたのに、二川さんは二つ返事でお引き受けくださって、当日も朝から一人でご用意くださった。
こちらの不手際で参加者が急に増えてしまい、打ち上げが始まっても追加でお料理をしていただくことに。本当にお疲れ様でした!
えみぃもなんだか落ち着かず、胸がいっぱいで、赤峰さんが宿へお帰りになりお開きになるまで食べ物がのどを通らなかった。


胸がいっぱいだったのには訳があった。
実は12年前、交流センター(当時は勤労者福祉センターという名前だった)の講演会がきっかけで、信州なずなの会が立ち上がり、えみぃは事務局として今回含めて8回の講演活動をしてきたんだけど、今回で卒業しようと決めていたからだ。



こちらは12年前の講演会前日、お料理教室が終わって撮影した写真。
みんな若いわー。
えみぃはどーこだ!!



ここよー。ここ、ここ。
若いし洋服着てるしー。そして、良子さん太ってるし(笑)。

講演会のお手伝いなんて初めてだったし、悩める30代だったこともあり、生活のすべてを投げ出して全力投球。寝ても覚めても赤峰さん、な半年を過ごした。
その間に赤峰さんへの恋慕が募り、講演会終わった打ち上げでハグしてもらって有頂天に。



あっちゅう間に記憶をなくして、わんわん泣いたりげらげら笑ったり。
だけど、この日が間違いなくえみぃのターニングポイントになり、着物を着て肥溜めをさらうえみぃが生まれたのだ。

赤峰さんのお話は野良仕事だけにとどまらない。循環農法は単なる無農薬栽培の指針じゃなくて、生き方そのものだということがわかり、野良仕事に励むのと並行して生活のパーツをすこしずつ循環する方向へ変えて、たどりついたのが「蚕さん」だった。

そして、小岩井紬工房さんとご縁ができて、昨日は展示会に行ってきた。



サントミューゼの市民ギャラリーで開催中の展示会。
入口付近には糸関連の展示が。



左から、絹糸(繭から引いて製糸した糸)、紬糸(繭を綿にしてから紡いだ糸、上田紬で緯糸として使われている)、双糸・諸糸(紬糸を2本撚り合わせた糸、毛羽立ちが少ないので経糸として使われる)、玉糸(双子の繭から製糸した糸、絹の光沢と紬の節を併せ持つ糸)、強撚糸(絹糸に強い撚りをかけた糸、花織などに用いられる)。
えみぃは冷蔵庫に保管中の繭から綿を作り、真綿で利用したり紬糸を紡ごうと思っていたんだけど、繭がちいさすぎて真綿が作れなんだ。

だって、展示されていた繭はこんなに大きいのだよ。



えみぃん家の小石丸さんの2倍、いやグラムで言ったら3倍ぐらいあるかも。
今年はF1蚕さんを育てよう。



かふぇの入口においてあるこの道具の使い方も判明。
糸を色に染めるときは、前出のように大きな枷にまいて整えた状態で染めるんだけど、染め終わった糸を小さい枷に巻き取るための道具なんだね。
糸を引くには大きな糸車が必要だー。どっかから出てこないかな。

とまぁそんなわけで、糸だけじゃなくてもちろん織物の展示もある。



こちらは平織りの紬。緑とピンクのグラデーションがとてもきれい。
着物初心者のころのえみぃには、こんなきれいな色の紬があるんだ!とびっくりするとともにものすごく憧れたっけ。

そうそう、会場内には織り見本も展示されていた。



帳面に貼られているのは、紬の端切れ。
例えば深い青色を出すとき、経糸は明るめの青糸、緯糸を黒にすることで深みが増すというように、見た色と使う色が違うのが織物の醍醐味。
織り見本を残すことで、過去の反物の再現がしやすくなるんだそう。
見本帳に貼られた端切れがどれも美しくて、かわいらしくて。
今年は一枚あつらえたいと思っているんだけど、迷っちゃうー。

素敵なお着物もたくさん展示されていた。



色は黒&白&グレーと地味目だけど、大胆な縞が素敵な一枚。うん、これ好き。



こちらはL'Arc~en~Ciel(虹)と名付けられたきれいな振袖。50色もの糸を使い、1年かけて制作されたそうですよ!奥さん!!
こんな振袖着たら、幸せになりそう。上田市は上田紬の振袖でいいと思う!!



こちらは「街のあかり」と名前のついた訪問着。夕闇の街にぽつんぽつんと灯りがともる様子を表現されたそう。とっても綺麗なお着物。

とまぁそんなわけで、展示をたっぷりと見てから、コースターの織り体験をさせていただいた。
およそ7㎝ほどの幅に七色の経糸が貼られていて、好きな緯糸(紬糸)を選んで織るんだけど、えみぃは経糸を引き立てようと白&紫の糸をチョイス。
狙いが当たって、とてもきれいなコースターができた。

わずか20分ほどの体験だったけれど、糸のことや織機のこと、着尺と帯の織り方の違いなど、たくさんの情報をいただいて、とても有意義な時間だった。
えみぃは今年、半幅帯を織るぞ!と宣言してみる。

赤峰さんがくださったきっかけを夢中でつかんできた12年。
今年は50歳になるえみぃは、「50にして天命を知る」の言葉どおり、自分が何を目的に生きていけばよいかが定まったわけで、これからはそこにむかって邁進する所存なわけで、長年背負ってきた看板を下ろすときが来たと感じている、今日この頃なのだ。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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