自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、
2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に
綴ります。
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えみぃです。
5月下旬だというのに、寒い。
豆炭こたつにはまだ火が入ってる。
今年は冷夏だっていう人があるので早く田植えをしたいんだけど、田んぼの水が冷たくて苗代の稲達の成長ものんびり気味。
あせってもしょうがないんで、なんとかなるさ~ケセラセラ~と唄をうたってみる今日この頃。
みなさん、お田植えはいつですか?
えみぃん家は6月2日の予定でござる。
ってなわけで、ちょっと前のお話。
循環農法では「田んぼの栄養は稲藁のみ」ってことになってる。
だけど、信州は冬が寒いので、藁の栄養が春までに田んぼに染みだすのかしら~と疑問に思っていた。
(循環農法の生みの親の赤峰さんは、大分の人なのさ)
なので、去年の冬、藁と家のう○こや生ごみを積み上げて、堆肥化した。
粉砕した藁を積んで、水をかけて、踏みこんで、う○こや生ごみをまいて、米糠をまいて、田んぼの土をまく。
このセットを3回積み上げる。
写真は堆肥をフミフミするオット。
1メートル30センチほどの山ができた。
ブルーシートを二重にかぶせて、太陽光と水が入らないようにすると、好気菌(空気が好きな菌)の力で発酵して熱が出始める。
目標は80度なんだけど、たっくさん積まないとそこまでは上がらない。
えみぃん家の山だと、だいたい60度ぐらいまでかな。
20日過ぎると熱が下がり始めるんで、山をくずしてまぜまぜ(切り返しと呼ぶ)する。
好気菌の働きがまた活発になり、熱が出る。
また20日すると熱が下がるんで、切り返しをする。
それから1カ月、つまり積み込みから3か月で完成(完熟)するっていうのが理想。
実際はそううまくいかず、若干未熟な状態。
田んぼにまぜて追熟させるべく、山をくずして田んぼにまくことに。
作業はえみぃ1人。
軽トラック3杯分ほどの堆肥の山を、3反(900坪)にまかなきゃいけない。
とりあえず一輪車に箱をのせて、積めるだけ積んで運び、スコップでまく。
果てしない作業だ~。
一輪車に積むのも、一輪車を押して運ぶのも、スコップでまくのも大変。
百里の道も一歩から、という言葉をぐるぐると唱えながら、宇多田ヒカルちゃんのハートステーションを聴いてテンションを上げながら、もくもくと3時間。
田んぼの1/4しかまけなかった。
後日、弟が助っ人に来てくれた。
弟「えー、一輪車なんて信じらんない。軽トラックでまこうよ」
そっか!その手があったか!!
で、2人で軽トラックに堆肥を積み、えみぃが運転&弟は荷台からスコップで堆肥をまく。
弟は土木麹、じゃなくて小路、でもなくて工事の経験者で、長野道の某トンネルに何日も砂をまきまくったことがあるとかで、手際がすばらしく良い。
弟の仕切りでサクサクと作業がすすみ、約1時間ほどでほとんどまき終わっちゃった!
んもー、最初からお願いすればよかったじゃん。
最後、少し残った堆肥をまこうとしたとき、もぞもぞと動く小さな生き物を発見。
まだ目が開いてない、野ネズミの赤ちゃんが3匹。
堆肥の中に巣を作ってたんだね。
巣を壊されて、親ネズミはパニックになったのか、逃げてしまった。
残された3匹の子ネズミ。どうしよう。
ちょっと話がダッフンするけど、、、。
循環の田畑では、たくさんの生き物を目にする。
オケラ、カエル、ミミズ、アメンボ、ウンカ、クモ、テントウムシ、ヨトウムシ、カメムシ、コオイムシ、ヤゴ、ヒル、ネズミ、モグラ、ヘビ、カガミッチョ(トカゲの一種)、ヒバリ、キジなど(敬称略、順不同)。
そのほか、目に見えない微生物や菌もたっくさん居る。
太陽の光と水と空気があって、たくさんの生き物たちが命を全うすることで太陽エネルギーが循環し、お米や野菜ができるのだ。
益虫だの害虫だのって人の都合で名付けるけど、みんな必要でかけがえのない命。
人の都合で殺して良い命なんて、一つもない。
ねずみちゃんは穀物を食べちゃうからいやがられるけど、ねずみちゃんが生きていけるように少しおすそわけをすれば共存できるよね。余計にたくさん確保しようとするから、ジャマに思えてくる。
大量発生すると稲の生育に悪影響を与えるウンカも、クモがたくさんいる循環の田んぼでは少ししか居ない。
バランスが取れていれば、わずかな手間で、たくさんのものがいただけるのだ。
なるべく生き物を殺さないで田畑を耕したいから、農薬や化学肥料を使わない農法に取り組んでる。
無農薬でも科学肥料だけは使う、という人もいる。
だけど、化学肥料の毒性は農薬と同じなのだ。
農薬や化学肥料をまくと、一度に大量の生物が死んでしまう。
それらを元に戻すには、5年かかるっていう人もある。
できることなら、耕すことも辞めたいけれど、寒冷地であるこの辺りではちょっと難しいみたい。
だから、トラクターをかけるときも、「そこどいて~」と声をかけてる(笑)。
この時期畑のあちこちでヒバリが巣を作るから、草を刈るときは気をつけてる。
巣をみつけたら、まわりの草を刈らないでおくんだ~。
ヒナは4日ほどで巣立つからね。
かわいい姿を見るのも楽しいし、巣立ったヒナが畑の上でぴぃぴぃ美しい声を聴かせてくれるし、いいよ。
とまぁそんなことで、子ネズミ3匹の命をなんとか助けたいと思った。
とりあえず藁くずと一緒にバケツに入れておいて、残りの堆肥をまいて、トラクターで土と混ぜるところまで終わらせた。
巣を残しておければ、子ネズミ達を返すこともできたけど、トラクターかけちゃったから跡形もない。
戻したら、カラスや他の動物に食べられちゃうだろうね。
とりあえずミニスカの家に行って事情を話す。
ねむけまなこで出てきたJr.がねずみを見るなり「オレが飼う!」と言うもんで、預けることにした。
その後、ミニスカがネットで調べてみたところ、野ネズミはお母さんのおっぱいを喉まで入れてミルクを飲むので、人口飼育はほぼ無理とのこと。
絶望的だけど、最後までめんどうを見てくれるということになった。
そして一週間。
2匹は残念ながら亡くなってしまったけど、1匹は助かったみたい。
お目目もぱっちりと開いて、パンくずやミルクをもらっている様子。
元気に育って、田んぼに戻っておいで!と願う、今日この頃なのだ。
5月下旬だというのに、寒い。
豆炭こたつにはまだ火が入ってる。
今年は冷夏だっていう人があるので早く田植えをしたいんだけど、田んぼの水が冷たくて苗代の稲達の成長ものんびり気味。
あせってもしょうがないんで、なんとかなるさ~ケセラセラ~と唄をうたってみる今日この頃。
みなさん、お田植えはいつですか?
えみぃん家は6月2日の予定でござる。
ってなわけで、ちょっと前のお話。
循環農法では「田んぼの栄養は稲藁のみ」ってことになってる。
だけど、信州は冬が寒いので、藁の栄養が春までに田んぼに染みだすのかしら~と疑問に思っていた。
(循環農法の生みの親の赤峰さんは、大分の人なのさ)
なので、去年の冬、藁と家のう○こや生ごみを積み上げて、堆肥化した。
粉砕した藁を積んで、水をかけて、踏みこんで、う○こや生ごみをまいて、米糠をまいて、田んぼの土をまく。
このセットを3回積み上げる。
写真は堆肥をフミフミするオット。
1メートル30センチほどの山ができた。
ブルーシートを二重にかぶせて、太陽光と水が入らないようにすると、好気菌(空気が好きな菌)の力で発酵して熱が出始める。
目標は80度なんだけど、たっくさん積まないとそこまでは上がらない。
えみぃん家の山だと、だいたい60度ぐらいまでかな。
20日過ぎると熱が下がり始めるんで、山をくずしてまぜまぜ(切り返しと呼ぶ)する。
好気菌の働きがまた活発になり、熱が出る。
また20日すると熱が下がるんで、切り返しをする。
それから1カ月、つまり積み込みから3か月で完成(完熟)するっていうのが理想。
実際はそううまくいかず、若干未熟な状態。
田んぼにまぜて追熟させるべく、山をくずして田んぼにまくことに。
作業はえみぃ1人。
軽トラック3杯分ほどの堆肥の山を、3反(900坪)にまかなきゃいけない。
とりあえず一輪車に箱をのせて、積めるだけ積んで運び、スコップでまく。
果てしない作業だ~。
一輪車に積むのも、一輪車を押して運ぶのも、スコップでまくのも大変。
百里の道も一歩から、という言葉をぐるぐると唱えながら、宇多田ヒカルちゃんのハートステーションを聴いてテンションを上げながら、もくもくと3時間。
田んぼの1/4しかまけなかった。
後日、弟が助っ人に来てくれた。
弟「えー、一輪車なんて信じらんない。軽トラックでまこうよ」
そっか!その手があったか!!
で、2人で軽トラックに堆肥を積み、えみぃが運転&弟は荷台からスコップで堆肥をまく。
弟は土木麹、じゃなくて小路、でもなくて工事の経験者で、長野道の某トンネルに何日も砂をまきまくったことがあるとかで、手際がすばらしく良い。
弟の仕切りでサクサクと作業がすすみ、約1時間ほどでほとんどまき終わっちゃった!
んもー、最初からお願いすればよかったじゃん。
最後、少し残った堆肥をまこうとしたとき、もぞもぞと動く小さな生き物を発見。
まだ目が開いてない、野ネズミの赤ちゃんが3匹。
堆肥の中に巣を作ってたんだね。
巣を壊されて、親ネズミはパニックになったのか、逃げてしまった。
残された3匹の子ネズミ。どうしよう。
ちょっと話がダッフンするけど、、、。
循環の田畑では、たくさんの生き物を目にする。
オケラ、カエル、ミミズ、アメンボ、ウンカ、クモ、テントウムシ、ヨトウムシ、カメムシ、コオイムシ、ヤゴ、ヒル、ネズミ、モグラ、ヘビ、カガミッチョ(トカゲの一種)、ヒバリ、キジなど(敬称略、順不同)。
そのほか、目に見えない微生物や菌もたっくさん居る。
太陽の光と水と空気があって、たくさんの生き物たちが命を全うすることで太陽エネルギーが循環し、お米や野菜ができるのだ。
益虫だの害虫だのって人の都合で名付けるけど、みんな必要でかけがえのない命。
人の都合で殺して良い命なんて、一つもない。
ねずみちゃんは穀物を食べちゃうからいやがられるけど、ねずみちゃんが生きていけるように少しおすそわけをすれば共存できるよね。余計にたくさん確保しようとするから、ジャマに思えてくる。
大量発生すると稲の生育に悪影響を与えるウンカも、クモがたくさんいる循環の田んぼでは少ししか居ない。
バランスが取れていれば、わずかな手間で、たくさんのものがいただけるのだ。
なるべく生き物を殺さないで田畑を耕したいから、農薬や化学肥料を使わない農法に取り組んでる。
無農薬でも科学肥料だけは使う、という人もいる。
だけど、化学肥料の毒性は農薬と同じなのだ。
農薬や化学肥料をまくと、一度に大量の生物が死んでしまう。
それらを元に戻すには、5年かかるっていう人もある。
できることなら、耕すことも辞めたいけれど、寒冷地であるこの辺りではちょっと難しいみたい。
だから、トラクターをかけるときも、「そこどいて~」と声をかけてる(笑)。
この時期畑のあちこちでヒバリが巣を作るから、草を刈るときは気をつけてる。
巣をみつけたら、まわりの草を刈らないでおくんだ~。
ヒナは4日ほどで巣立つからね。
かわいい姿を見るのも楽しいし、巣立ったヒナが畑の上でぴぃぴぃ美しい声を聴かせてくれるし、いいよ。
とまぁそんなことで、子ネズミ3匹の命をなんとか助けたいと思った。
とりあえず藁くずと一緒にバケツに入れておいて、残りの堆肥をまいて、トラクターで土と混ぜるところまで終わらせた。
巣を残しておければ、子ネズミ達を返すこともできたけど、トラクターかけちゃったから跡形もない。
戻したら、カラスや他の動物に食べられちゃうだろうね。
とりあえずミニスカの家に行って事情を話す。
ねむけまなこで出てきたJr.がねずみを見るなり「オレが飼う!」と言うもんで、預けることにした。
その後、ミニスカがネットで調べてみたところ、野ネズミはお母さんのおっぱいを喉まで入れてミルクを飲むので、人口飼育はほぼ無理とのこと。
絶望的だけど、最後までめんどうを見てくれるということになった。
そして一週間。
2匹は残念ながら亡くなってしまったけど、1匹は助かったみたい。
お目目もぱっちりと開いて、パンくずやミルクをもらっている様子。
元気に育って、田んぼに戻っておいで!と願う、今日この頃なのだ。
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カテゴリー
プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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