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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

1月だと言うのに、昨夜は一晩中しとしと雨が降っていました。
今も生温かくて気持ち悪い。。。
ここ数年おかしな陽気が続いていますが、今年もさらにおかしくなりそうな予感がします。

昨年11月に師匠に逢いに大分に行ったとき、この異常気象にどのようについていったら良いのか質問してみました。
師匠は「大気の乱れは人々の心の乱れを反映している。今さえ、自分さえよければ良いという考えを捨て、大きな力に支えられ自然からたくさんのものをいただいていることに感謝する心を持って生きることが大切」とおっしゃいました。

なるほどー。
今の世の中、人が生活する上での利便性が重要視されていて、自然の摂理に反するのでは?ということが多くて。
地球に生きているのは人だけじゃないので、他の生き物たちにとっても良い方向を模索しなくてはいけないなーと思います。

そうそう、えみぃは「人間」っていう言葉を使わないようにしています。
「人間」を辞書でひくと「じんかん:人と人の間」という説明があります。
車間という言葉と比べると、わかりやすいですよね。
車間は車の間のことで、そこに車はありません。
つまり、人間っていう言葉には人は存在せず、人と人の間の無責任な存在をさすのではないかと。
循環から外れ自然に危害を及ぼすのも、人を殺めたりだましたりするのも「人間」なのではないかと。
師匠はそんなことをおっしゃいます。
ふけーーーーーー。

季節外れの雨にふれ、ますます循環に沿った行き方をしなくては!と心を新たにした今日この頃。
皆さん、いかがお過ごしですか?


ってなわけで、重たい前置きで始まったので真面目な話かと思いきや、またもや邪道リメイクのお話。

プチプラ着物生活を楽しむえみぃ、履物もずっとプチプラウレタン草履を愛用していた。
ここ半年ヘビロテで履いてたのは、赤ずきんちゃん。



ネットの安売りで数千円でゲットしたもの。
かわいいし履きやすいしとっても気に入っていたのだけど、さすがに薄汚れてきた。
そして鼻緒も伸びてきた。

普通の草履の場合、鼻緒が伸びてもメンテナンスができるんだけど、ウレタンはできない。



左が普通の草履。鼻緒交換用の穴があいている。
右がウレタン。穴がないのだー。
この穴を伝って雨水が入るので、草履は雨降りには履けず、ウレタンは履けるという違いもあるのだが。

話がそれたんで元にもどすけれど、赤ずきんちゃん草履はかわいらしすぎて渋いコーディネイトにはむかないので、ついついカワイラシイ系コーデが多くなるっていうデメリットもあった。

というわけで、そろそろ良い履物が欲しいなーと。
昨年末、カラス表の下駄をゲット。



軽くて歩きやすくてとても気に入ったけど、結構良いお値段なのよー。
カレンブロッソ買えちゃうわ~ってわけで、気楽に履けない。

普段履き用にウレタンの渋いヤツを買おうかなーと思ったりもしたけれど、手持ちの草履をメンテナンスして履いてみたらどうだろうと思いつく。
買ってすぐ鼻緒が伸びちゃって履けなくなったものとか、いただきもので鼻緒が硬くて履けないものとか、けっこうたくさんあるのだ。
はきもの屋さんで鼻緒を挿げなおしてもらうっていう手もあるんだけど、特にいただきものの草履は履いてすぐ壊れてしまう恐れがあるので、なんだかもったいない。
だけど、自分でやってみる分にはいいよね。

ってわけで「草履 鼻緒 すげ方」でググってみると、例によって動画や情報がたくさん出てきてできそうな気になってくる。
「すげ道具セット」なるものを販売しているお店もあって、ちょっと欲しいなーと思ったけれど5,000円。

良い草履が買えちゃうお値段だし、道具一つ一つを見てみると専用のものじゃなくてもよさそうな気が、、、。
100円ショップやホームセンターで道具を揃えてみた。

 

ステープルは、草履裏の挿げ穴を閉じるときに必要だと思って、ホームセンターを血眼で探し歩いてやっとみつけたんだけど、のちに要らないってことが判明(笑)。
そして千枚通しを買い忘れちゃったけど、リッパーで代用できそうだからいいか。

ってわけで、まずは鼻緒が伸びちゃった子を修理してみた。



ネットでお安かったんだけど、2回履いたらこうなっちゃった。
お安いのってやっぱり難があるのね~。

草履の裏のホッチキスを抜いて、穴から紐を取り出して結びを解く。

 

8の字の金具も取って、紐を引っぱって伸びた分を草履の中へ入れ込む。
ちょうど良い長さまで引っ張ったら、ふたたび金具を入れて固く縛り、紐を穴の中に入れ込んでホッチキスを留め直す。



あらやだ、意外と簡単じゃない!
ってわけで、次は鼻緒がきつすぎる草履の調整。
さっきと同じように裏の穴の紐を解くんだけど、今度は表側に引っ張って鼻緒を伸ばす。

このとき使う「つぼ引き」って言う道具に似てる~と、赤いバールを買ってきたんだけど隙間につぼが入らずに断念。
つぼっていうのは下の写真の矢印の部分。

 


出し過ぎると緩んじゃうのでちょっとだけ。この「ちょっとだけ」の調整に「つぼ引き」が役にたつみたいなんだけど、えみぃは手で引っ張った。
ちなみに、左が出す前、右が出した後。違いがわかるかな~。わかんねぇだろうな~。
見た目は変わらないけど、履いてみると明らかに違う。良い感じだ。

気を良くして三足目。
今度は鼻緒を変えてみようかと思いつく。

前出の黒い草履と緑の草履、履き心地は黒いほうが断然良い。
理由は鼻緒の違いだ。

黒いのは太くて綿が入ってやわらかいのに対し、緑のは硬くて細いのでめり込んで痛い。
最近の草履は太くて柔らかいのが多いけど、レトロなのはたいてい細くて歩きにくいのだ。

ってわけで、細い鼻緒を太くしてみせちゃおうかしらん!と無謀にも鼻緒を全部取っちまった。

 

これが後で泣きをみることになるとは、このときは思いもよらなんだ。

つぼをひっこ抜き、鼻緒の端っこをつまんで縫い目を引っ張ると、簡単にびりびりーっと外れた。



糸がこれだけ弱ってるんだから、履いて出かけたら途中で壊れちゃうかもね。
上下のビニールを全部外して、綿と布を巻きなおしてみようーと思ったんだけど、綿がない。
しょうがないから、真綿使っちゃえ。



非常にもったいない気もしたけれど、真綿は豊富にあるので。
生地はお召着物を解いたもの。擦れに弱そうな気がしないでもないが、手持ちで色が合いそうな布はこれしかなかった。
真綿を生地でくるんで、ちくちくと縫いつけた。

つぼの部分は、片っ方見失って履けなくなった別珍足袋から拝借。



ひどい切り方でごめんよーって感じ(笑)。
1.5cm×5cmぐらいに切って、つぼの芯にまきつけてちくちく。

鼻緒の真ん中をつぼではさみ、糸で止めて鼻緒完成。



それっぽくできて、いいじゃんいいじゃーん。
と喜んだのもトコノマ。この後が地獄だった。

先端の白い紐を穴に通すのにやっぱり千枚通しは必須だってことに気が付く。
リッパーじゃ役にたたん。
しかも鼻緒が太くなってるし、穴に通すのがめっちゃくっちゃ大変だった。

ボールペンやドライバーなど、先が細いものをかきかつめてトライ。
最終的にレース編み用の編み棒でなんとか押し込んだ。ふー。
そして紐を縛って穴をふさぎ、ひっくり返して愕然とする。



この台にこの鼻緒、合わなくねぇかい?(悲)。
挿げる前に気づけよ、えみぃ。
やっつけ仕事はやっぱりだめだな。

なーんかもう片方やる氣がなくなっちまった。
この草履は後日鼻緒を作りなおして履くことにしよう。←永遠にこのままの可能性も大。
 
ってわけで、思いつきでやるとこうなっちゃうんだよなーと反省しつつも、黒と緑の草履は履けるようになったわけで、初めてのトライとしては良かったってことにしようと思う、今日この頃なのだ。



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えみぃ
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女性
職業:
農婦
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えみぃ・・・・オーナー
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