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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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 えみぃです。

稲たちが頭を垂れ、いよいよ稲刈りシーズンを迎えます。



こちらは刈り時をむかえつつあるアキタコマチ。
10月4日に家族で刈ります。



こちらはもうちょっとのイセヒカリ。
10月25日に刈る予定。
稲刈り体験したい方は、お知らせください。

循環農法の田んぼは、稲刈り直前まで水を絶やさないので、葉っぱは青々しているのが特徴です。
遠目に見てもすぐわかります。
近所の方は、「青田=米が取れない」と思っている方も多いみたいですが、しっかり実が入った穂は黄金に輝いています。
とても美しい田んぼです。
ぜひ見に来てくださいね~。

というわけで、今日は前置き少な目でさくっと本文へ。

「てしごとどうや」が始まって約一年になる。
まだ一年!!というぐらい密度の濃い日々で、お仕事のグレードもかなりアップした。

そもそもなぜ着物リメイクを始めたかって言うと、お着物生活で集めた着物があふれちゃって、「もう着ないなー」という着物を身の回りで使うものに作り替えればいいじゃんっていう。
まずはひえとり生活に欠かせない、ズボン下を作って履いてみた。

そしたらこれが、ものすごい具合が良くて。
昔の生地って気持ちいいなーと。
しかも、リメイクだと材料費がめっちゃ安いから、市販品より安く作れちゃう。
これって嬉しい人がいるかもねと。

たまたまパソコン仕事を手伝ってもらってるまきぴんが洋裁経験のある人だったから、お願いして作ってみた。
そしたらとても良いものができて。
おもしろくなってどんどん作っているうちに、なんとなくイベントに出店する話がもちあがり。

最初のマルシェは、昨年10月の海野町フードサミット。
商品作りだけではなくて、机やらテーブルクロスやら看板やら値札やらっていうショップグッズの準備もあり、バタバタドタドタ。
ほとんど徹夜して出かけて行ったっけ。
その日の様子はこちらでチェキ
 
初めて品物を手に取ってくださったお客様、神様に見えた。
「丁寧に縫ってあるわね」って褒めていただいたり、「こんなものが欲しい」というご意見をいただいて嬉しかったなー。
友達もたくさん駆けつけてくれて、忙しくて楽しい一日だった。
そしてなんとなく、着物リメイクに手ごたえを感じたのだった。

それから秋の間にいくつかマルシェに出店。
そのたびに製品もどんどんブラッシュアップされていき、看板商品のワイドパンツが完成。

 

反幅を4枚使ったたっぷりサイズ。
余った布を畳んで紐で縛るという履き方なので、かなり大きな方から細い方まで対応できる。
畳み方や紐の位置によってスタイルは様々に変化するし、素材によっても違うという、おもしろいものになった。

そして、「こんなに太いパンツを履いたら、上に何を着たら良いかわからない」というご要望にお応えするため、チュニックなどの上着も作るようになった。
上の写真は、チュニックもパンツもウール素材。
両方とも売れてしまって、もう手元にはないんだけど、すごくかわいかったなー。

ワイドパンツがヒットしたので、縫い子のまきぴんにはひたすらワイドパンツを制作してもらっていた。
っていうか、当時お客様に販売できる品物をつくれるのはまきぴん一人。
ずぶの素人であるえみぃの縫ったものなんざぁ、お金いただくのが申し訳ない出来だったもの。
最初は着物を解いて洗うところからお願いしたんだけど、とてもやりきれないってことで、解いて洗うところはリョウコに依頼。

最初は「めんどくせー」みたいな感じだったけど、思い込んだら諸突猛進イノシシ女のリョウコさん、着物を解く作業にはまってしまった。
いかに早く解くかって考えて、縫う順番の逆からやればいいんじゃないかってことになり、じゃぁどんな順番で縫ってんだ?みたいに考えながらやってるうちに、1枚1時間ほどで解けるようになったとか。
だいたい玉結びがどこにあるかわかってきたから、そこをチョンチョンと切って糸を引っ張ればいいだよ。とのこと。

ちょっと話がそれたけど、毎日ものすごいスピードで着物をどんどん解いて洗っているうちに、
「なんかオレも作りたくなった」とリョウコさんが作ったおかしなものが、意外と評判に。

 
 
こちらは「ワンタッチ着物」と命名した商品。
つま先で折り返しておはしょりを縫ってしまうという、大胆かつ無謀な作り方。
かけ衿を外して紐を作り、道中着のように左右しばって着る。

なんでも、「いっつも着物のえみぃの横で洋服を着て居るなんてつまらない、でも着物を着るのはめんどくさい。なにかうまい方法はないか?」と考えて考えてはっとひらめいたそうだ。

すばらしいものができた!とはじけるような笑顔でこの着物を着たリョウコを見たとき、正直「そんなに良くないよ」って思った。
この支度で長野のたんす屋さんに行くって言われたときも、正直「恥ずかしい」って思ったんだけど、たんす屋のスタッフの皆さんが大絶賛!!
町を歩けばみんな振り返るし、行く先々で「粋ね~」「よく考えたわね~」と褒められ、リョウコはご満悦だった。

それから好みの着物を見つけてはワンタッチ着物に加工するする。
知らないうちにいろんな着物が餌食になった。
が、意外とみなさんが喜んで買ってくださり、こちらもなかなかの売れ筋商品になった。
いやー、なんだかわからないものだね。

そして、リョウコにつられてえみぃもいよいよ縫い子に挑戦。
初めて縫った品物がこちら。

 

絣の野良着が欲しいというお友達のリクエストで、アンティークの野良着から取った型で縫ってみた。
絣の反物のお値段がけっこう良かったので、はさみを入れるときはキンチョーしたけど、縫い始めたらスイスイとできた。
上着は手縫い、ズボンは家庭用のミシンで制作。
上着はスムーズだったけど、家庭用のミシンだと布が四重ぐらいになるとかなり手ごわかった。

まぁそんな感じで、だんだんとてしごとが面白くなってきた頃、リョウコさんの実家(空き家)を店にしようかっていう話がもちあがり、なんとなくそんな風になった。

いや、開店までの片付けとか掃除はものすごく労力を使ったけど、新しく何かを買うってことをせず、家にあるものやいただきもので開店できたし、お家賃もないし、経済的な負担がなかったという点で「なんとなく」なのだ。

そして、店の名前は「かふぇどうや」。



開店前日にリョウコに「なんでカフェ?」って言われたし(笑)。
まぁ、なぜなのかってのはおいおいわかっていただければ良いとして。

えみぃの自宅にあったミシンやアイロンなども全部店に移動し、制作を店でするようになった。
土日祝日の午後だけという、やる気があるんだかないんだかわからない営業状況にもかかわらず、お友達やマルシェで知り合った方にご来店いただき、ぽつぽつと売上も上がった。

その売上をかき集めて、職業用ミシンを買うことができた。
いやー、たかが道具、されど道具。
職業用ミシンの実力はすごかった。
お蔭でえみぃもズボン下や作務衣をどんどん縫えるようになったもの。

最近完成したのがこれ。



着物の八掛(裾回し)で作るキャミソール。
紐も絹で作ってるから、着心地抜群。
そしていろんな色があるので、見た目もオサレ!!
今ちょっと人気が出つつある商品。



そしてこちらはふんどしパンティ。
絹の下着を作りたいなーと思っていたんだけど、ずっと着手できず。
だけど、最近ミニスカが手伝いに来てくれるようになり、あーだこーだ言ってるうちに完成した。
作るの簡単だし、なかなかの履き心地で、こちらも人気が出ちゃうんじゃないのーという感じ。

お店を開いたお蔭で良かったことがもう一つ。
縫い子をやりたい、という方がいらして、戦力が増えたこと。
着物の買い取りも始めたので、素材もどんどん集まってくる。

素材の着物は、まずえみぃが袖を通す。
気に入ったらワードローブへ、そうでなければリメイクへまわすっつー、なんとも贅沢な日々。
お蔭で毎日違う着物マラソンを継続中。

縫い子のまきぴんは、目の前にある素材で何を作ろう!?って考えて作るのが楽しくてしょうがないって言ってる。
リョウコは気に入った着物を解いて自分の着る物を作るのに余念がない。気に入らないものだけが売り物になる(爆)。
ミニスカはロックミシンがストレス解消になると言って、毎週日曜に通ってくる。
とにかく店で、あーだこーだ言いながら制作するのが楽しくて仕方ない。
そうして作った品物が、皆さんのお役にたてるとしたら、こんなうれしいことはない。

ってわけで、これからもどんどん進化して行きたいって思ってる、今日この頃なのだー!
なのだけど、かふぇどうやは10月11月はお休みしちゃうのだ。
ごめんちゃい。





 

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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)
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