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最近 「きれになったね~」 「若くなったね~」 と言われることが多い、アラフォーえみぃ。
あら、そう?なんてとぼけてるけど、理由はわかっている。
ズバリ!ヘナカラーでしょう。
「ヘナ」っていうのはインド原産の植物の粉で、毛髪や肌への着色効果がある。
この粉をお湯で溶かして髪に塗って時間を置くと、白髪がオレンジ色に染まるのだ。
玄米食べて元気いっぱいのえみぃだけど、ここ数年白髪が目立つようになってきて、美容院で白髪染めをしていた。
白髪染めと石鹸シャンプーの相性が悪かったこともあり、すごく髪が傷んでしまった。
パサパサ、つやもなくなり、ドライヤーをかけるとびよーんと毛先が伸びる始末。
全体的に髪が薄くなったような気もして、1年ほど前から、白髪染めをやめた。
が、そうすると今度はやっぱり白髪が目立つ。
自然でいいじゃーんと思っていたけど、恥じらいなんてもうとっくになくしていたと思っていたけど、わずかに残った「女」がなんとかしてーと叫んだ。
そんなとき、ヘナだったら髪を傷めずに白髪を染められること、トリートメント効果があること、石鹸シャンプーとの相性も抜群であることを知った。
そして、知り合いの美容師さんに、ヘナカラーをしていただく機会に恵まれた。
ここんところを詳しく書くと日が暮れちゃうからさくっとはしょるけど、結果として白いところがオレンジ色に染まり、高校時代のようなさらつや髪になったのだった!
お髪がさらさらだと、若く見えるよね?
高い化粧品を使うことなく、怪しいサプリメントを飲むこともなく、若干の若返りに成功して大満足の今日このごろ、みなさんの毛根、弱ってませんか?
てなわけで、百姓塾もいよいよ大詰めっ!
◆8日
6時30分、カンカンカンの音が響く前に目が覚めた。
トイレに行って顔を洗い、ちょっと余裕で大広間へ。
調息法はさすがに足がいたかったけど、様子がわかっている分精神的に余裕だった。
梅醤番茶をいただいて、お掃除へ。
担当は洗面台。あっちゅー間に終わった。
午前中は問答塾。赤峰さんがなんでも質問に答えてくれるというもの。
えみぃの今回の2つ目の使命は、水苗代の作り方を教えてもらうというもの。
(1つ目の使命は草堆肥作りのポイントをつかむこと)
前日の座学でも、米作りについてはあまり話が出ていなかった。
知りたい!質問しよう!と思ったものの、出遅れてしまいできなかった。
畑のこと、循環農法のこと、健康のこと、質問にパッパッと答える赤峰さん。
さすがだ。
えみぃが質問するタイミングがないまま、時が過ぎていく。
まぁ、いろんなお話が聞けたからいっか、と思い始めたころ、質問が途切れた。
赤峰さん「そろそろ時間じゃけど、見たい写真とかないかの?」
チャーーーーンス。
えみぃ「水苗代の写真が見たいです!そして、作り方を教えてください」
言えた!うれしー。
とともに、塾生の皆さんの「え?あんた米作ってんの??」というまなざしがえみぃに向けられた。
えぇえぇ、作っていますとも!というドヤ顔で応えるえみぃ。うっぴっぴ。
4月中ごろもみを撒いて、田植えは6月中旬。60日間苗代に置いているので、5.5葉には到達するんだけど、太さと長さが絶対的に足りない。ちっさいままでも期日が来たら植えたほうがいいのか、苗代でもうちょっと大きくしてから田植えのほうがいいのか。というのがえみぃの質問。
赤峰さん「そうじゃな、米の話もせにゃぁいかんかったな」
と言って、ホワイトボードに苗代の絵を描いてくれた。
結論から言うと、籾は5月はじめに撒けばいい。
水を暖かくする工夫(水取り口から離れたところに苗代を作る、マルチでトンネルをつくるなど)をすれば、大きく育つのではないか。
40日で5.5葉に達するから大丈夫。あせらないで、水が温かくなってからまいてみよ。とのことだった。
そして塾生の皆さんには「苗半作って言うてな、苗代が大事なんよ」と訴えた。
えみぃが問題だと思っていたところをズバッと指摘された感じ。
今年はあせらず、ゴールデンウィークに苗代を作ろう!と思った。
よく考えたら、公式に質問をしたのは始めてだわ~。なんだかうれしかった。
そんなこんなで午前中は終わり、その後はなななんと!なずな庵に車で移動して、合気道体験!
赤峰さんもお弟子さんも、道着に着替えてて、カッチョイイ!
礼をして、まずは準備運動。
なにがなんだか、訳がわからないままにまねをする。リョウコも隅っこでやってた。
準備運動が終わると、2人1組になっての体験。
先生が見せてくれたお手本を真似するんだけど、訳がわからず。
ときどき先生や赤峰さんがまわってきて、直接指導してくれた。
なまった体と鈍い反射神経で、おかしな動きをするえみぃ。
リョウコは壁の花になってた。
体験が終わると、赤峰さんとお弟子さんによる演武。
赤峰さんの攻め?で宙に舞うお弟子さん。
お弟子さん達の動きが、キビキビしていて美しいなぁと思っていたんだけど、これが理由だったのねと納得。
えみぃも合気道始めようかしら、と思ったりして。
合気道体験の後は、お待ちかねのお昼ごはん。朝食べないでこれだけ動くと、ほんとにお腹すくね。
お弟子さんやスタッフの方と同じテーブルになった。
おいしい食事をいただきながら、レシピを教わったり、いろいろお話しした。
お弟子さんも、なずなのスタッフの皆さんも、とても気持ちの良い人たち。いい人オーラが全身から出てる。
もちろん赤峰さんからも。
このオーラが全国からたくさんの人をひきつけるんだろうなぁと思った。
お弟子さん達は「おいしい、おいしい」と口に出しながら、ごはんを食べていた。その姿にちょっと感動。
食べ物に感謝しているっていうのが、自然にあふれ出てるのだ。
そして、残ったおかずを回りの人に勧めてる。
お弟子さん「煮物の汁、うまいっすよ」
と、えみぃにどんぶりを出してくれた。聖護院蕪の醤油煮が入っていたどんぶりに、汁が残っている。
飲み終わった味噌汁の茶碗に少しいただいて、飲んでみたら、本当においしい!
えみぃ「おいしい!」
お弟子さん「そうでしょ!!」
そうそう、お料理したりごはん食べたりしててすごく感じたこと。
なずなの皆さんは食べ物をとても大切にしてるってこと。
なずなの食事は、ごはんとお味噌汁は1人ずつの器だけど、おかずは大皿にもって出てくる。
取り皿にうけていただく方法なので、ちょこっと残ることがある。
どんなにちょっとでも残しておいて、次の食事でまわして、最後まで、汁まで全部いただく。
お料理しているときもそうだ。なずなの料理は皮ごとなんだけど、ネギの根っこや大根の葉っぱは取って料理するでしょ。大根の葉っぱはもちろんお料理するけど、ネギの根っこなんて捨てちゃうことが多いでしょ?
それをね、捨てずにてんぷらにするんだってー。
野菜はたっくさんあるのに、無駄にしない。感動だったわ。
感動のお昼が終わって、午後は実習。
麦踏み。
広い畑も、大勢だとあっちゅー間ね。
芋掘り。
2月のはじめだっつーのに、土がこんなに柔らかくてびっくり。
塾生のテンションに馴染めず、1人つっぱり君状態だったリョウコが、ジョジョに慣れてきて、地が出始めた。
出荷用の芋をコンテナに入れていて、コンテナがいっぱいになったので掘るのを辞めてーと言われたのに、まだ掘っている赤峰さんにむかって、「もう辞めろって言われてんだから、辞めなっ!辞めろっつってんのにー」と言ったのだ。
赤峰さんは「怖い、リョウコママが怒った~!」と逃げていった。
このやりとりに、他の塾生はドン引き。芋を掘った穴に入りたくなったよ。
そして食養庵にもどって、縄づくり。
藁を水でぬらし、たたいてから縄をなう。
慣れた手つきでデモンストレーションをする赤峰さん。
塾生たちもチャレンジ!
意外なことに、リョウコはうまくいかず、一番最初にリタイア。
えみぃは昔、じーちゃんに教えてもらったり、学校でやったことがあったので、すんなりクリア。
赤峰さんは縄を作り終わって、わらじ作りに入る。
すんなりできた組は、赤峰さんに続いてわらじ作り。
リョウコはあきらめて、遠くで一服したり、塾生にからんだり。
本領を発揮し始めた。おそろしー。
スタッフの方が、おやつを持ってきてくれた。
里芋をふかしたのと、おからクッキー。
里芋は皮をむいて、塩をつけて食べるんだけど、これが絶品!
おいしくていくつも食べる。
リョウコはおからクッキーが気に入った様子。「買って帰る!」と大騒ぎ。
日が傾いてきたので実習は終了。
残った藁を大事そうにくくりなおす赤峰さんが印象的だった。
お風呂に入って、お楽しみの宴会!肉もあるし、酒もあるっ!!
まずはニンジンジュースで乾杯。なんだこりゃぁっ!って驚きの甘さ。
その後はビールで乾杯。
赤峰さん家の鳥肉を炭火で焼いたもの、しし鍋、ネギの根っこのてんぷら、白菜付け、ごぼうのにんにく揚げなどなど、おいしい料理が並ぶ。
なずなの塩の古閑さんと、味噌や豆腐を作っている道楽の古閑さんも参加して、にぎやかな宴会。
道楽のお豆腐ともろみ味噌もふるまわれた。このお豆腐がほんっとうにおいしかった。
お酒が進み、お弟子さん達や塾生の宴会芸も飛び出して、わいのわいのの大騒ぎ。
えみぃもこの日のために練習した、コップ笛を披露。
コップにお酒を入れ、指と唇をそえて音を出すというもの。フルーティストの永井由比さんから教えていただいたものだ。
無敵(焼酎)をコップに入れてステージへ。
えみぃ「吹きまーす!」
みなさん「ヒューヒュー」
えみぃ「お静かにっ!」
みなさん「シーン」
えみぃ「・・・・・・・・(音が出ない)。ちょっと飲んでみます!」
みなさん「ヒューヒュー」
えみぃ「お静かにっ!」
みなさん「シーン」
えみぃ「(低い音でわずかに)ブー。 きゃー!!出たぁ!」
てなわけで、出たり出なかったりを繰り返しているうちに、確実に酔っ払ったえみぃ。
そこから先の記憶はございません(恥)。
◆9日
楽しい一夜が終わると、いよいよ最終日。
今日帰るのね、と思うとなんだかとても寂しい。帰りたくないよーって感じ。
さらに、ちょっと(かなり)飲みすぎたえみぃは、調息法と梅醤番茶とお掃除をパスして(ごめんなさい)横になっていた。
掃除が終わると、感想文を書く時間。
原稿用紙1枚に、思い思いの文章を書く。リョウコは半分に観音様の絵を描いてた。すげー。
えみぃもなんとか起きだして、感想文を仕上げた。
10時からは最後の座学。
そしてお昼。
蕪と白菜のクリームシチューと目玉焼きという豪華メニュー。
二日酔いのえみぃにはちょっと重いかな、と思ったけど、食べ始めたらちゅるっと入っちゃった!
んまかった!
お昼が終わると、閉塾式。
赤峰さんのお話を聞きながら、食養庵に着いてからのことが走馬灯のように頭に浮かぶ。
楽しかったなぁ、おいしかったなぁ。
閉塾式のあとは、レンタカーに乗ってなずなのお店へ。
店内にはなずなのお野菜や、塩などの調味料、アトピっ子でも食べられるお菓子がたくさん並んでいる。
おみやげにと、ガサガサレジかごに入れるリョウコ。
こんなお店が近くにあったらいいのになーと、本当に思った。
買い物を済ませて、お弟子さんやスタッフさん達、塾生と別れをおしみつつ、車へ。
赤峰さんが車に来てくれて、Hug&握手。
あぁ、本当にお別れなのね。。。と寂しくなった。リョウコも名残おしそうだった。
車に乗り込み、なずなのお店を後にした。涙出そうだったよ。
しばらく走ってから、「あ、茂さん(赤峰さんの息子さん)にお別れ言うの忘れた!!」と気がつくえみぃ。
やっぱ最後まで、ダメダメね。
っつーわけで、初めての百姓塾が終わった。
赤峰農園は、想像を絶する素晴らしいところで、スタッフの方やお弟子さん達もすばらしくて、日本にもまだこんなところがあったのか!こんな素晴らしい若者がいるのかっ!!という驚きの連続だった。
人がどうあるべきかっていうことは、みんな分かっている。でも、実行できるかどうかが重要なのだ。
あそこの人達は、間違いなく実行できている。まだ行ったことのない人は、ぜひ行ってほしい、楽園だ。
えみぃもいつか、訪れた人が元気になる、楽園を作りたいなぁと思った。
そして、家に戻ってからは、翌週に控えた講演会の準備と、たまったメール&仕事に追われ、余韻を楽しむ余裕がないまま現在に至っている。
楽園作りは、まだ遠い。。。
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オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)