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この週末、オットが1人で東京に行ってしまった。義兄とテニス対決をするためだ。
金曜の夜でかけて月曜の夜戻るという日程、えみぃはこの家に越してきて初めて1人でお留守番。
なにしろ「超」ズボラな性格なもんで、オットの心配ごとは「火の始末」と「戸締り」。
いや、えみぃ自身が一番心配してたんだけどね。
金曜の夜はスーパーのお惣菜とビールで夕食を済ませ、コロンとコタツで寝た。
火の元、戸締りともに問題なし。(問題ないのか?)
土曜の夜はミニスカ一家&リョウコを呼んで、チビスカの入学祝を兼ねた宴会。マクロビオティックの料理を振る舞った。宴会中、ちょっと肌寒く感じたのでストーブを使ったけど、寝る前にちゃんと消した。戸締りも確認して就寝。(ほんと?)
日曜の朝、やっぱり肌寒かったんでストーブをつけ、ミニスカと話をしていたら、リビングのカーテンがものすごくゆれているのに気がついた。
あれ?おかしいなと思ってカーテンを開けたら、ナナナんと、思いっきり網戸!(やっぱり!)
泥棒さんお入りなさい状態になっていた。
土曜の朝掃除をしたときに窓を開けて、そのまま忘れていたのだ!!ったらなのなのだ。
はぁ、やっぱりミスッたかーと反省した今日この頃、みなさん戸締り確認毎日してますか?
てなわけで、えみぃのズボラぶりを披露するだけでは申し訳ないので、えみぃが最近感動した出来事を紹介しようと思う。
4月6日のことだけど、エコール御代田で行われた「六ヶ所ラプソディー自主上映会」にリョウコと参加した。
3月に既に試写を見ていたえみぃだけど、6日は監督の鎌仲ひとみさんの講演があるっていうんで、ぜひ行きたかったのだ。1人で行ってもよかったんだけど、リョウコが休みだったんで無理やり連れて行った。
えみぃは午前中畑で草むしり。夜勤明けのリョウコに電話をし「お昼に畑に迎えに来てね」と言っておいた。だけど、どんな映画なのか説明していなかった。
お昼に迎えに来たリョウコの車に乗って自宅に戻り、着替えて会場に向かった。
会場に向かう社中で
リョウコ「ところで、今日はなんの映画?」
えみぃ「青森の六ヶ所村にある、核再処理施設のドキュメンタリー映画だよ。怖い映画だった」
そう、試写を観た感想は「怖い」だった。今私たちの生活がヤバヤバなラインにのっかっているってことはウスウス気づいていたけど、それに太鼓判を押されちゃった感じなのだ。
リョウコ「俺に怖いものなんてねぇ。怖いなんつー気持ちがだめなんだ。人間死ぬときは死ぬだから。」
そうですね。でも、あたしにはまだそこまで思い切れません。怖いものは怖いんですー。
なんてことを言いながら会場に到着。実行委員長Kちゃんから、なかなかチケットが売れないーと聞いていたんだけど、賑わっていた。
えみぃは5枚チケットを預かっていたのだけど、結局2枚しか売れなかった。すみませぬー。
会場に入り、一番前のど真ん中に座った。この前の赤峰さんの講演会もそうだったんだけど、長野県の人って後ろから座っていくから、前が空いてるのよね。良い席に座れてよかったわ。
リョウコ「これは何時まで?」
えみぃ「映画の後監督の講演があるから、終わるのは6時かな」
リョウコ「映画終わったら帰りや。ばあちゃんにまんま食わせなきゃいけねぇから」
えみぃ「えぇぇー」
今、リョウコの母親(つまりばあちゃん)の具合が悪くて、毎夕様子を見にいっているのだ。
監督の話をものすごーーーーーく楽しみにしていたのだけど、映画だけで我慢するか。。。
いや、でもリョウコのことだから、映画を観たら話を聞きたくなるはずだという期待も。
実行委員長Kちゃんのあいさつがあり、映画が始まった。
美しい六ヶ所村の風景と、悲しげな三味線の音色が響いてくる。
試写のときと違って、大画面だから迫力が違う。
イキナリ涙が出そうなえみぃをよそに、映画は淡々と進んでいく。
途中、リョウコのほうをふっと見ると、乗り出して見てた。おしりが痛いのか、話にのめりこんでいるのかわからないけど、退屈そうではなくてよかった。
後ろのおじさんが寝息をたてていたけど、ほとんどのお客さんたちが集中して観ているのを感じた。悲しい場面では「はぁ~」とため息が漏れたり、画面の中のひょうきんなおじさんの行動にドッと笑いが起きたり。
2時間の映画があっちゅー間に終わり、休憩時間をはさんで監督の話があるというアナウンスが流れた。
えみぃ「どうする?聞いてく??」
リョウコ「うん」
そう来ると思ったのよねー。リョウコさんの性格からして、あの映画を観て監督さんの話を聞かないで帰れるわけないのだ。
そして監督の鎌仲さんが登場。Webでお写真を拝見してたけど、想像より小さくて細くてお若くて、ナチュラルでやさしい感じの人だった。
こんにちはーと自己紹介から、つるんつるんと話がすべり出てくる。話なのに「つるん」とか「すべり出る」とか、変な表現なんだけど、ほんとにそんな感じ。
話しかたは早すぎず遅すぎず、あーとかうーとか無駄な言葉が出ないし、声もキレイだからとても聞きやすい。そして話の展開は、シナリオがあるんじゃないの?っていうぐらい、見事。
お話の内容は、鎌仲さんが六ヶ所ラプソディーを撮影するに至った経緯や、ドキュメンタリー監督として世界各国をまわった体験談や、原発の問題など、えみぃは今まで聞いたことなかった話がてんこ盛りで非常に興味深かった。
そして、お話からにじみ出る鎌仲さんのヒトトナリが素晴らしくて、惚れてしまった。
人の痛みがわかるやさしい人で、謙虚で、だけど芯が強くて、人生の目標がはっきりしてて今まさにズンズン進んでるって感じで、イキイキしてて、嫌味のないデキル女って感じ。はー、あたしもかくありたいもんだわ。
鎌仲さんは、六ヶ所村を取材し現実を知ったとき、なんとかしなくてはいけないと感じたけど、何をどうしていいかわからなかったそうだ。そして、映画の中にも「こうしよう」「ああしよう」ということは出てこないし、メッセージも感じない。映画に事実を映し出し、その後のことは観た人に考えてもらおうと思ったそうだ。
六ヶ所ラプソディーは2006年に封切られて以来、ナナナんと約370回も自主上映されている。自主上映っていうのは、配給会社に依存せず上映する事で、つまり個人やグループがお金を出して上映をするってことなんだけど、1本の映画が370回も自主上映されることはかなりめずらしいのだそう。そして、これからもどんどん記録は伸びていく勢い。
そんな中、映画を観たショック?感動??で会社を辞めて各地で上映会をしながら旅する人が現れたり、各地で「STOP原発」の活動が盛んになったり、さまざまな変化が出てきているそうだ。映画を観た若い人が六ヶ所村に押し寄せるという現象が起き、劇中に出てくる「花とハーブの里」というチューリップ園に多いときは週に200人も行っちゃうらしい。
映画を撮影しているときは思いもよらなかったことだけれど、日本の市民活動って素晴らしい!まだ望みはあると思う、と言っていた。
映画を観た直後は正直ショックだけが残ったんだけど、鎌仲さんのお話を聞いていたら、まだなんとかなるんじゃないかと思えるようになった。
詳しいお話は書かないけど、鎌仲さんからえみぃがもらったメッセージは二つ。六ヶ所村や全国各地の原発が抱える問題、地球温暖化の問題を解決し、地球の平和を守るためにはとにかく省エネ!が大事ってことと、拝金主義から脱しないと未来はないってこと。
えみぃがここんところ出合ったすごい人たちはみんな同じことを訴えていて、理解してもらおうといろんな方法で種をまいてる。鎌仲さんのお話を聞いていて、ここにも種をまく人が居た!とうれしくなった。
てなわけで、お話の詳細を書きたいところだけど、内容が間違って伝わっちゃうといけないから、ここは我慢。
近くで自主上映会があったらぜひ映画を観て、講演も聴いて欲しいと思う。
そしてあたしは、問題解決のためにまず、戸締りと火の始末をちゃんとできる人になろうと思った今日この頃なのだ。
上映スケジュールや鎌仲さんのプロフィールなどがあるので、ぜひ見てね。
六ヶ所ラプソディー公式ページ
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オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)
★寅子・・・・・メス(13歳没)
★みぃちゃん・・メス(11歳没)