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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

ついこの間まで朝晩は氷点下で寒い~と言っていたのに、あっちゅー間に気温が上がって桜が咲いちゃいました。



家の前の東信会館の敷地に咲くソメイヨシノ。
満開です。

梅も先日開いたばかりだし、水仙やムスカリ、チューリップ、ヒヤシンスなどなど、
春のお花が一度に開いてまさに百花繚乱!だけど、いっぺんに終わっちゃってさみしー
な今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしですか?

ってなわけで、苦節8年を経て昨年完成したと思われた苗代作り。
今年はまたリセットの年となった。

昨年までお借りしていた田んぼ。
広さはちょうど良いし標高も低くて水温管理もしやすいかと思ったんだけど、とにかく水が来ない。
初年度のおととしはシロカキするまでにものすごい苦労をし、それを教訓に昨年は早めに水を入れてシロカキするも斜面全体が水不足で育苗中に水が入らないことがしばしば。

そんな中でもまぁ苗は育ってたくさんの収穫をいただいたんだけど、育苗中のえみぃのピリピリ加減は相当なもので、オットや猫たちにもとばっちりが。
精神衛生上よろしくないので、元農業委員のゆっこさんに違う田を探してもらった。

そして「ここならいいよー」と言われたのが、こちら。



広い。広すぎる。
昨年までの田は5畝ほどだけど、この田は1反(300坪)あるもん。
んーーー、どうしようかなーーーと悩んだけれど、この斜面は圃場整備が終わっているのでどの田もでかい。
1反なら小さいほうなのだ。
水はばっちり入るので、ここでトライすることになった。

場所が変わるといろんなことが変わるから、また一からのスタート。
しかも、広さが倍になるっていうことは作業も倍になるってことで。。。

だけど、前にハードルがあるとどんなことをしても超えたくなるドM体質なえみぃ。
やったろーじゃん!と意気揚々と例年より早4月8日から作業。
まずは畔塗り。



近くの堰を開けて水路に水を通し、水取り口から少しずつ水を回し、乾いている土に水をまぜながら捏ねるとても力の要る作業。
粘土ならしっかり濡らしてしまってからのほうが楽だけど、ここはサラサラ火山灰度なので水が多すぎるとまったく塗れない。
ちょっとずつ濡らしながらやるしかないのだ。

この辺りは斜面がキツイので、畔の水漏れが土手の崩落を招くことがある。
過去に未遂の経験があるので、水を入れる前に必ず畔塗りをすることにしている。
もぐらさんがあちこち穴を開けてくれちゃってるので、稲の根っこと石をつっこんで捏ねた泥でふさぎながら。
お手伝いさんも来てくれて、半日で1/3ぐらい終わった。

7日にもう1/3、8日は赤峰さんの十日町講演会で作業ができず、9日にやっと仕上がった。
そして水を入れて、4月12日にシロカキ。

 

えみぃのトラクターはドライブハロー(シロカキ専用ロータリー)がついてないので、平らにするのが難しい。
とにかく泥がトロトロになるまで丁寧に掻いて、表面張力で平らにしようって作戦。
みっちり4時間ほど掻いた。
水が入るとトタンに「田んぼ」になるね。
 
15日まで水を絶やさず入れて、夕方に水を落とし、16日にベッド(もみまき台)の成形作業をした。



田植え紐を使って、90センチのベッドを90センチ間隔に6本作った。
この日はいちおう、信州なずなの会の百姓塾ってことで塾生さんも参加。
泥の固さがちょうどよく、サクサクと作業は進んだ。

この日、午後はかふぇ営業のためベッドを作るのみで終え、翌17日に続きの作業。



手畔を強化し、ベッドの周りの土もモリモリ盛り上げて水の周りをチェック。
思ったとおりに水を回すのって、本当に大変。
水は高いところから低いところにしか流れないから、水取口から出口が低くないといけない。
これが言うは易しで難しいのだー。

でも、毎年いろんなしくじりをおかしながらもあきらめないで続けたお蔭で、今では一発でOKが出るようになってきた。
何事も訓練だなーと、しみじみ思う。

苗代に水をたっぷり溜めて、あとは種まきを待つのみ~。順調~~。
ゆっこさんに「良い感じだね~。とうとう一人で作っちゃったねぇ、見事。」とお褒めの言葉をいただき、感無量。

と喜んだのもトコノマ。
18日の夕方最終チェックに行くと、問題を発見。
苗代の水が濁ってベッドが見えないのだったらなのなのだ!

ベッドが見えないと種がまけない。
種まきを延期するか、、、とあきらめかけた時「そうだ!水を入れ替えちゃえ」と妙案が浮かぶ。
しかし、今回の田んぼはめっちゃ広いので、入れ替えるったってそう簡単じゃない。



左側のピンクの矢印が手畔。
手畔を経由して奥のプール(薄いピンクのエリア)に溜まった水が右の矢印からベッドエリアに入る仕組みだ。
写真だとプールが狭く見えるけれど、5畝ほどある。

水を入れっぱなしで一晩待ってみるか。。
いや、でもこの田んぼの水をMAXにする時間をまだ計っていないから、朝来たらたぷたぷ~って恐れもある。もしかしたらせっかく盛った土が水没してやわらかくなってしまう恐れも。

というわけで、手畔を一時的に切ってショートカットしてみることに。



この作戦が吉と出て、約1時間ほどですっきり澄んだ水に入れ替わった。
良かった~。

というわけで昨日の朝6時から、種まき作業。
朝早くて大変だけど、日中は風が強くて作業しづらいから、いつもこの時間。

iPadの電池がなくて種もみを蒔いてる写真がないのだけれど、塾生のMちゃん、よしくんとつきちゃんも来てくれて、4人で種を蒔いた。

用意した種もみは、アキタコマチ4kg(3.5反分)、イセヒカリ1.5kg(1.3反分)、モチヒカリ1kg(5畝分)。
12日に軽い塩水選をして、汲んだ水の中に浸して、最終日は残り湯の中に入れておいた。
ここんところ日中の気温が高かったせいか、しっかり根が出てる。



ピンクの矢印が差しているところが根。
かわゆい。

水の出口からそっとベッドの脇に入り、1cm角に1粒の米を落とすイメージで、ぱらぱらと蒔いていく。
ベッドの上には1cmぐらい、水が載っている状態で種まきするので、Mちゃんはちょっとびっくりしていた。
箱苗の場合は水をかけるっていう感じだもんね。

たっぷりの水の中で育てるっていうのが、赤峰さん独特のやり方かもしれない。
水の温度は上がる時も下がる時もゆっくりなので、苗にはやさしいみたい。
急な低温による凍みや、日中の高温で蒸れる心配もなく、管理が楽なのだ。

話がそれたのでもとに戻すけれど、
落ちた種もみの間隔を目で確認しながら、水を必要以上に濁さないようにそっと蒔いていく。
早朝の景色の中、この作業をするととても厳かな気分になるよね。

途中ぽつぽつ雨が落ちてきて心配したけれど、本降りにならなくて良かった。
今までは「用意した種もみが多くて蒔ききれない」ってことが多かったけれど、今年はばっちり。
やった!
今年の苗代のサイズを計っておこう(←いつも適当なので)。

種まきが終わると、トンネルマルチを張る作業。
去年はここから突風が吹いて四苦八苦したけれど、今年は風もなく楽だった。



よしくん、つきちゃんはこの作業4年目のベテランさん。
言わなくても次の動きがわかっていて大助かり。
早朝から大変な重労働だけど、文句も言わずに手伝ってくれてありがとうねー。

そうそう、このトンネルの資材だけれど、220cmの支柱で水路ごとすっぽりトンネルを作り、200mの有孔マルチを被せている。
トンネルの両脇は土に入れず、空気が通る状態。
ゆえに、強風で飛ばされないようにマルチの端を杭に縛り付け、支柱とマルチをトンネルパッカーで留め、さらに上から支柱やマイカー線で押さえている。

 

手畔&プールで温められた水がすこしずつ苗代に入って、さらにビニールマルチで温められるという、最強の苗代が完成。
いやー、嬉しいなーー。
昨夜は(も)美味しくお酒をいただいた。

とまぁ、ここまで来ると稲作の半分が終わったような気分だけど、本田の準備はこれからだし、苗代の水の管理方法もまだ???な点が多いし、強風でマルチが飛ばされて直すことも多々あるだろうし。
まだまだ気が抜けない、今日この頃なのだー。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(8歳)
るん・・・・・メス(8歳)
チャーリー・・オス(6歳)
寅子・・・・・メス(6歳)
みぃちゃん・・メス(4歳)
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