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自給自足生活を目指して奮闘中のえみぃ&オットと、 2人を取り巻く人々のグレートな生活の様子を愉快に 綴ります。
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えみぃです。

最近 Kinki Kids のデビュー20周年にまつわる報道をよく目にします。
えみぃとオットは同じ年に結婚し、結婚を記念して(?)ファンクラブに入会して、当時はコンサートに行きまくっていたので、とても灌漑深いものがあります。

14歳のときに父が亡くなり、4人兄弟の長女という境遇上、大人っぽく振る舞わなければと。
子供時代はちょっと背伸びをしていました。
その反動からか、30代後半はつらいことがたくさんあったからか、ジャニーさんの戦略にはまってしまいました(笑)。

大きなドームで、キンキラ&花火どっかーんなステージを見るのは、ものすごいストレス解消だったなー。
そう言えば当時はJr.黄金期で、Kinki のバックにはタッキー&翼、嵐の松潤や相場くん、関ジャニの錦戸くんや横山くん、村上くん、生田斗真くん、山下智久くんなどなど、今考えると超豪華なメンバーが参加していました。
お目当てのJr.のウチワ持ってる人もたくさんいたっけ。

なーんて懐かしく思い出してみたりしています。
もうあんな人ごみに飛び込む元氣はないけど、二人の活躍を密かに応援したいと思っている今日この頃。
みなさん、いかがお過ごしですか?


ってなわけで、結婚20周年をしみじみ考える余裕など今のえみぃ達にはまったくなく。
日々をとにかくめいっぱい過ごすのみ。

お田植えが終わり、久しぶりに畑に行ってみればものすごい草!!



こっちの畑も草!!



作物たちも飲み込まれそうな勢い。
下の写真は、ズッキーニとかぼちゃを飲み込まんとするハキダメノギク。



ぎゃー!と思わずのけぞったけれど、草が憎いとか敵とか、そういう感情は生まれて来ない。
畑に生えてくる草はミネラルを供給してくれる大事な仲間、神草さまだからだ。

ちなみに、菌は草を土に返してくれる神菌だし、虫は亜硝酸を含んだ作物を食べてくれる神虫。
赤峰さんの本を読んだり講演を聞いてくださった方には親しみのあるフレーズだけれど、初めて耳にする人には???だと思う。
えみぃもそうだった。

講演を聞いて「神草、神虫、神菌」という言葉は頭に入れたけれど、最初のうちは心からそうとは思えなかった。
もともと少ない肥料でやってたえみぃん家の畑に虫は少なかったし、いわゆる病原菌というものの存在もあまり感じていなかったけれど、とにかく草がものすごい勢いで生えてきて、草取り=戦いだったからだ。

今となっては草が生えるのも伸びるのも理由がわかっているし、ぼうぼうになった畑を平らに戻す技術も会得したんで安心しているけれど、当時は「畑は草に飲まれたら終わり」と周りの人に言われて草を恐れていた。

と、話がちょっとダッフンしたのでもとに戻すけれど、神草さまだからと言って作物の周りをぼうぼうにしておいてはいけない。
彼らが清々しく、気持ちよく過ごせるようにお世話をしてあげるのだったらなのなのだ!

というわけで、小さい草なら耕運機でかき回すけれど、今回は伸びちゃったので草刈り機で刈った。



レタスの間はアカザがびっしり。ここは割と良い状態の畑だ。
そう、生えてくる草を見れば、畑の栄養バランスがわかる。
九州電力の米沢博士が、30年かけて三千点もの土を分析した結果導き出した理想の土の分析基準値というものがある。
PH6.5から7、表土10cm/10a当たりに必要な栄養素は以下のとおり。

アンモニア態窒素 2~3kg
硝酸態窒素 10kg
リン酸 30~40kg
カリウム 30~40kg
カルシウム 300~350kg
マグネシウム 40kg

カルシウムがずば抜けて多く必要だってことに、びっくりでしょ。
えみぃもびっくりした。

骨を持たない植物は細胞壁で体を支えるんだけど、カルシウムはその細胞壁を形成するのに必要なのだ。
カルシウム不足の細胞は衝撃などでぐしゃっと潰れ、そこから病気が発生する。

そして、植物が吸えるのは水溶性カルシウムなので、一般的にカルシウム材として使われる苦土石灰は役にたたない。
草たちが供給してくれるカルシウムが一番良いのだ。
ちなみに、スギナやイネ科の草たちや竹などは、体内に大量のカルシウムを持っている。


と、また話がダッフンしたのでもとに戻すけど、アカザが生える土は理想の土よりちょっとだけ足りないというレベル。
たいていの野菜が良く育つよ。

ただし、サツマイモやジャガイモ、トマト、豆類などはやせた土が良くて、スギナ、ギシギシやメヒシバなどが生えている土が良いみたい。
作付けのときは、草を見て場所を決めている。

というわけで、レタスちゃんはすくすくと良く育ってる。
というか、育ちすぎて消費が間に合わない。誰か食べて!



良く見えないけど、草刈後のズッキーニとかぼちゃ。
カボチャは、自家採取のスクナカボチャとコリンキーとヘビズッキーニ。
去年はたくさん種を蒔いて収穫がえらいことになったので、今年は一本ずつ。
適度に作付けするってことも重要なポイントだね。



こちらは宮崎幸喜くんが仕立てたアロイトマトたち。
春に我が家の味噌やら醤油やらと野菜苗を交換してもらったのだ。
ブツブツ交換って最高。

草だかトマトだかわかんないけど、順調に育っている。
幸喜くんはいろいろとこだわって苗を仕立てているので、しっかりした作物ができる。
けど、トマトにはちょっと肥えた土かもしれないなー。
トマト用に用意した場所に植えきれなくて、ここに植えちゃったのだ。
もしかすると、尻が割れる病気が出るかもしれないなー。
でも自家用には全然問題ないのだ。



こちらは実生の赤紫蘇。
3年前に作った場所なんだけど、毎年たくさん出てくる。
去年の種をまいたけどさっぱり出て来ないので、実生を移植することにした。



シトシト雨降りの日にやれば、水やりしなくてもちゃんとつく。
お天気を選ぶことも重要。

 

雨降りに乗じて、九条ネギも移植。
粘土土だと雨の日に鍬なんてとても使えないけど、この畑はサラサラ火山灰土&砂地なのでへっちゃら。
近所のおばちゃんに「ネギは4月に種蒔いて7月移植すると、さび病が出なくていいよ」と言われたので、去年から挑戦してる。
去年は買った種だったからか、品種が下仁田だったからかわからないけど、ほとんど発芽せず。
今年は種取りした松本一本、のつもりが九条ネギだったけど、おもしろいぐらい芽が良く出て大きくなった。
こんねんまくネギ植えてどうするーってぐらいだけど、植えてみた。

サツマイモは定植が遅かったので草の海は免れたけど、小さい草が畝のまわりにびっしり。
今年はマルチを使わず、どんどん土を寄せて行く作戦なので、こまめに除草&土寄せをしている。



マルチ用の藁を外し、大きい草は手で抜いて小さい草は鍬で土の中に入れ込みながら土寄せ。
抜いた草は刈った草と一緒に畑の隅に積み上げて、腐葉土にするのだ。
ちょっとひと手間かかるけど、来年の春には床土として使えるぐらいになる。

畝間を耕運機で耕すと楽なんだけど、キュウリの実生が生えてきちゃってるのであきらめた。
このキュウリも雨の日に移植予定だ。

借りた畑に植えてあったリンゴの木。
見つけたときは草に埋もれて死にそうだったけど、周りをきれいにしてあげて敷き藁をしてあげたら年々元氣になって、去年は5つぐらい実をいただいた。
どうやらフジみたいで、小さいけど蜜も入って美味しかった。

今年はリョウコが剪定をしたので、ものすごく良い感じでたくさん実がついてる。



おいしいリンゴがいただけるかな。

実は他の畑には、さくらんぼやキウイ、梨なんかも植わってて、少しずつお手入れをしている。
発見当時はどれも枯れかかっていて、普通の人なら「じゃまだ」と切り倒してしまうところなんだけど、リョウコは「かわいそうだ」とせっせとお世話をする人。
半分以上枯れた大木でも、新しい枝を伸ばして復活してくるから、植物の生命力ってすごいなーと感心する。

さくらんぼも、甘酸っぱい実を10粒ほどいただいた。



畑でいただくとおいしーんだよね。

枯れかけた木の再生だけじゃなくて、種から育てるのも上手なリョウコさん。
ここ数年たくさんの収穫をくれる南高梅も、甘酸っぱい実がおいしい杏も、実も葉も使えるビワも、最近ちょっと元氣がないクルミの木も種から育てたもの。
そう言えば、我が家は苗木を買うってことがほとんどないね。

去年から養蚕をちびちびやってみてるけど、蚕さんにあげる桑の木も全部実生。
畑に生えた桑の芽を、刈らないでとっておく。
全部で10本ぐらいあって、今年は蚕さん4000匹を育てる予定。
っていうか、1500匹の予定だったけど、それぐらい種が届いちゃったんだ。

必要な分だけ育てて処分するという選択肢は、えみぃにはない。
いただいた命は全部大切に育てたい。

ってわけで、とりとめもなくつらつらと書いたけれど、言いたいことは命に優劣はないし、良い悪いもない。
全部大切にして、生かしあいながら育てて行くのが循環農法だよなーと、つくづく思う今日この頃なのだ。
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プロフィール
HN:
えみぃ
性別:
女性
職業:
農婦
趣味:
育猫、育苗
自己紹介:
えみぃ・・・・オーナー
オット・・・・えみぃのオット
音次郎・・・・オス(16歳)
るん・・・・・メス(16歳)
チャーリー・・オス(14歳)
杏・・・・・・メス(9か月)

★寅子・・・・・メス(13歳没)
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